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黒澤世莉です。

『ローザ』では小平伸一郎さんこと猿田モンキーさんを迎えてのトークでした。毎日写真が代わり映えしないのですが、まあ、そんな時期があってもいいでしょう。

『廃墟』『星の結び目』『テヘランでロリータを読む』に出演していただきました。俳優の仕事について、面白いおはなしをたくさん聞かせてくれました。ありがとうございます。

北海道や九州からも、お客さまが来てくださいます。うれしくてうれしくて震えます。嘘です震えません。でもほんとにうれしいです。

ありがたいご感想もざくざくいただいておりますよ。

【ネタバレ注意】時間堂 最終公演『ローザ』感想まとめ
https://togetter.com/li/1061759

6ステージやってみて、席が増やせそうなので増席しました。売り切れの会も再販されてますので、いまがチャンスとあれしてください。

さて。

これから書くことは、市原幹也さんのトークでも触れられたこと、に近いです。ツイキャスでも観られるよ。
http://twitcasting.tv/jikando

『ローザ』六ステージ観て、感想を伺って、思ったことです。
前提としてこの作品は、ドイツ革命を生きた女性革命家の一代記です。ですが、政治信条を問いたいのでも、評伝劇をやりたいわけでもありません。彼女の物語を通じて、観客それぞれに像を結ぶ「なにか」があればいいのだと思います。

その上で、この作品は「鎮魂と祝祭」の演劇なんだと思いました。そう捉える方が多いので、なるほどなー、て思ってるところです。

もちろん、いっちーが言うとおり、演劇とは儀式に始まり、それゆえそもそもが死に近いものです。

だた『ローザ』は、もっと直接的に、観客の死と誕生にまつわる「なにか」に触れられてるんじゃないかなー、て思ってます。

捉え方は人それぞれでいいんです。ドイツ政治史の話と解釈したければそれでいいし、20世紀初頭ヨーロッパの傲慢と破滅に向かうドイツの話を見ることも出来るでしょう。

あるいは、子を持つ母として、いま緊急の問題と、子供の将来の問題をどう考えたらいいのか、という話だととらえることも出来るかと思います。

観る人の数だけ解釈の余地がある、そんな作品になってるんじゃないかなーって思います。

死ぬことは生まれること。

明日の客席との出会いも楽しみです。




____________________おしらせ____________________

●演出作品 Plays
女性革命家の生涯を、花束で抱きしめる物語
時間堂 最終公演 『ローザ』 [12/21~30] at 十色庵 [赤羽]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52390095.html


【ご利用受付中】静謐な演劇空間「toiroan 十色庵」
http://toiroan.tumblr.com/


【キャンペーン】黒澤世莉を2万円で売ります【先着5名様】
http://handsomebu.blog.jp/archives/52361098.html