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黒澤世莉です。

『ゾーヤ・ペーリツのアパート』は30回の稽古があります。15回目の稽古なので、よやっと半分ですね。ここまで6週間かけているので、だいたい週2~3回のスケジュールで稽古していたことになります。この先は稽古の密度を週4回から週6回と密度を上げていきます。

3回目の通し稽古の日でした。9週間30回の稽古の中で、7回の通し稽古を設定してます。最後の3回は、劇場に入る一週間前にまとめてあるので、8週間で4回の通し稽古を設定してます。だいたい2週間に一回くらいですね。

この日の通し稽古は、照明さんにも来ていただいて、観ていただけました。3週間前にそれなりに作品のかたちになっていて、各セクションのスタッフさんに観てもらえてると、かなり安心だと思います。

各セクションというのは、制作、振付、作家、舞台監督、美術、小道具、照明、音響、音楽、衣裳、映像、ヘアメイク、撮影、広報、などなどですね。創作に関わる部署ほど、早めに観てもらって、演出チームおよび各セクション横断的に、密なコミュニケーションを取ってもらうと、とっても良いと思います。

今回で言えば、振付と音楽は密接にやりとりしていただいてます。美術と衣裳もですね。これをつくるからアレをお願いしたい、みたいなやりとりが、作品を豊かにしてくれて、とてもありがたいです。

通し稽古では、劇構造に関わる大きな演出替えをしました。どんな変更かは、公演初日までわかりません。このときの変更がそのまま残るかも、今の段階では分かりませんし。最終的に、いい形で作品に寄与できればなと思っています。大きな変更は、俳優たちにも負担が大きい中、よく応えてもらっています。

写真は、北海道から観に来てくださった、翻訳の秋月準也さん(左から三人目)。「自分の日本語が残っていてよかった」とおっしゃっていただけました。よかったです。

そして、頼れる演出助手チーム、左から、北村美岬、田中星男、越寛生。