IMG_20160626_155635
黒澤世莉です。写真は「大繁盛のブティック」の中を駆け抜ける阿波屋鮎美。

いままでの演出ノートまとめはこちらから。

【まとめ】黒澤世莉の演出ノート2016【随時更新中】
http://handsomebu.blog.jp/archives/52375688.html

というわけで演出ノート12回目です。『ゾーヤ・ペーリツのアパート』12回目の稽古は、2回目の通し稽古であり、2回目のワーク・イン・プログレスでもありました。公開稽古で通し稽古やるのはけっこう普通だと思いますが、この段階での通し稽古は、全体の構成は分かれど、細部は全然つまってないものです。逆に、そういう状態が見られるのも、貴重なのかなあ、て気もします。

ご来場の方のご感想はこちらで読めますよ。

【随時更新】『ゾーヤ・ペーリツのアパート』ワークインプログレスご参加者の声
http://blog.livedoor.jp/jtc2009/archives/2021058.html

通し稽古を観てもらって、かつ感想までいただけるなんて。ありがたいことですね。

演劇作品と観客との出会いは、通常公演初日まで待たなければいけません。公演初日の客席で「あ、ここに反応するんだ」とか「あ、ここはもっとあっさりでいいんだ」とか「これじゃ全然届かないんだ」てなことが、分かってくるんですね。

もちろん、公演初日の前に必死こいで「観客はこう反応するだろう」という「想像」はしますが、その「想像」が全部大正解、てわけにはいかないもので。やっぱり「現実」は結構違う、事が多い。

俳優たちも同じように、観客の反応で、いろいろなことを調整していくわけです。

というわけで、公演初日から、初日の観客の反応を観て、調整をかけていくわけです。ダイナミックに変更をする場合もあります。それは、ほんとにケース・バイ・ケース。

という、公演初日から2日目に起こるようなモノゴトを、先行して体験できるのは、ワーク・イン・プログレスに観客が来てくださるからこそ、ですねえ。ありがたいことです。そういう場で通し稽古を出来たことは、稽古何回分のも価値があると思います。

次回は、13回目の稽古で小林真梨恵さんが振付をしていたので、俳優と身体と時間について、書こうかなと思います。

____________________おしらせ____________________

【キャンペーン】黒澤世莉を2万円で売ります【先着5名様】
http://handsomebu.blog.jp/archives/52361098.html


【演出します】2016年の時間堂は7月の本公演とレパートリーシアターの【12ヶ月連続上演】

時間堂レパートリーシアター8月20日(土)『夏だ!一番時間堂まつり』
at 十色庵



【次回本公演】「ゾーヤ・ペーリツのアパート」
2016年7月29日(金)〜31日(日) 東京芸術劇場シアターウエスト
http://handsomebu.blog.jp/archives/52370530.html
【ご利用受付中】静謐な演劇空間「toiroan 十色庵」
http://toiroan.tumblr.com/


【ワークショップ情報】6月
http://handsomebu.blog.jp/archives/52369376.html

【演出家/俳優:参加者募集】ファシリテーターしますよ:ディレクターズワークショップ [大阪][8/15~18]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52374184.html