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黒澤世莉です。七夕ですね。東京はめずらしく晴れそうです。そのおかげで昼間はめちゃくちゃ暑かったですね。夏ですねえ。

稽古10回目は、ムーブメントの小林真梨恵さんに来ていただいて、主に振付周りをたくさんやりました
。今回の『ゾーヤ・ペーリツのアパート』は、歌と踊りが盛り込まれた演劇作品ですので、振付もしっかりあります。

小林真梨恵さんは、これからご自身の劇団の公演があるので、6月いっぱいでサヨナラして、再会はあちらの公演が終わった後、になります。ので

「鬼練ねー」とニコヤカに帰って行かれました。

そんな小林真梨恵さんの率いるwaqu:irazの公演情報はこちらですよ。

waqu:irazわたしたちのからだは星でできている[7/15fri−17sun]
http://waqu2014.wix.com/waqu-watahoshi

この日は一日真梨恵にまかせっぱなしだったので、演出家としては楽な感じでした。やっぱり、責任持って全部集中してみて指示出しまでするのと、責任持ってそのシーンの動きを決めてくれる人がやってるのを見守るのとでは、精神力の消耗がだいぶ違います。

さて。スタッフチームとの共同作業をしつつ、今日は「演出ノートの書き方(自宅編)」を書こうと思います。

例えば通し稽古とかなんですけど、演出家ってどう見てるんでしょうね。

・テーブルアンドイス
・立ってふらふら


わたし立ってふらふら派なんですけど、そんなひと少ないんじゃないかと思います。だいたい
テーブルとイスがあって、隣に演出助手が座っていて、演出家が言ったことを必死に付箋に書きだしてる、みたいな。ね。

俳優に対する助言提言のことを、慣例的にダメ出しと言います。褒める時でもこう言います。

で、私はダメ出しという日本語が好きではないので、使いません。たまにポロッと言っちゃうけどね。だってダメとか言われたくないし。オレなら。そんなこと気にしなくていいって分かってますけど、こういうのは気分の問題なので、私は使いません。なので「演出しまーす」とか言ってはじめてのひとを困らせています。

ま、そんなことはいいとして、基本的に稽古見ている時はほとんどメモりません。ランタイムくらいかな、メモるのは。で、お家帰ってから台本読みながらメモを書きます。

だって、稽古やってる間は観てた方がいいし、メモ書いてると見られないから。演助に書かせればいいじゃんてのも、喋ってるのうるさいじゃん。フタッフさんは滞在時間が限られるから、どうしても話さないといけないことあるけど、基本的に、稽古中には「見る」のが仕事、かなあて思ってやってます。

思い出せないような演出は忘れていいし、大事なことは覚えてるもんです。これで19年出来たんで、これからもこれでいこうかなー、って思ってます。

というわけで、稽古中は基本的にノート取りません。

さて、演出助手はいつになったら登場するのでしょうか。乞うご期待。

____________________おしらせ____________________

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【演出します】2016年の時間堂は7月の本公演とレパートリーシアターの【12ヶ月連続上演】

時間堂レパートリーシアター8月20日(土)『夏だ!一番時間堂まつり』
at 十色庵



【次回本公演】「ゾーヤ・ペーリツのアパート」
2016年7月29日(金)〜31日(日) 東京芸術劇場シアターウエスト
http://handsomebu.blog.jp/archives/52370530.html
【ご利用受付中】静謐な演劇空間「toiroan 十色庵」
http://toiroan.tumblr.com/


【ワークショップ情報】6月
http://handsomebu.blog.jp/archives/52369376.html

【演出家/俳優:参加者募集】ファシリテーターしますよ:ディレクターズワークショップ [大阪][8/15~18]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52374184.html