ナショナル・シアター・ライヴ大好きっ子、黒澤世莉です。
Pitymanやレパートリーシアターの方々やらと「あれどうだった?」て話が出たので、どうしようか迷ってるうちにお蔵入りになりそうでしたが、書きます。結論から言うと、私はあんまり好きじゃないです。面白くなかった。
そもそも、ナショナル・シアター・ライヴの作品全部が面白いわけない。ていうか、演劇ってそもそもそういうものでしょう。それでも私が毎回観に行って、かつ損したなって思わないでまた次も喜んで観に行くのは「品質」が担保されているからです。「味わい」は作品それぞれだけど、品質は必ず高い。だから「味わい」が好みに合わなくても、まあ、我慢できる。
たとえば、わたしカンバーバッチ様が出てるNTLの作品てあんま好きじゃない。「フランケンシュタイン」も「ハムレット」も。いやカンバーバッチ様はいい仕事してるよ、そりゃ。でもねー。なんだろ。演出がねー、スター様向けッて感じなんだよなあ。予算の使い方とかさ。それこそ「8月の家族たち」みたいなプロダクションにカンバーバッチが出てる、みたいなのを観たい。
まあ、これは好みです。スペクタクル重視な作品は「ふーん。で?」てなっちゃうの、わたくし。
でまあ「橋からの眺め」ですよ。わたしとっても期待していったんです。
・大好きなアーサー・ミラー
・大好きなヤング・ヴィック・シアター
・噂のイボ・バン・ホーベ演出
オープニングとか、舞台美術とか、裸足でアクティングとか、わたしの大好物っぽいの目白押しで期待高まる一方でした。
でねえ、あんまり好きじゃなかったのよねえ。最大の理由は、演出の読み筋が、わたしには納得しにくかったこと。
アルフィエーリってあんなにグイグイくる感じ?
一幕終わりの食事のシーン、あの間、不要じゃない?
ビアトリクスってもっとブサイクなおばさんじゃない?
マルコもっとごついおっさんじゃない?
最後のドバドバ出る演出、いる?
などなどが引っ掛かって、全然楽しめなかった。総じて余計なことをしすぎな印象。もっと削いだ方が、本の魅力も俳優の魅力も出るかと思います。ま、それ、たんに私の趣味ですが。
繰り返しになりますが、品質自体は高かったです。また、自分と解釈が違う物が見られたという意味で、収穫もありました。アーサー・ミラーへの取り組み方として、ひとつのヒントにはなったかと思います。
やっぱアルフィエーリの扱い難しいよな―、とかね。
いいところもあって、ロドルフォとキャサリンは大分イメージ通りだったと思います。それだけに、なんか、同じことを他の俳優でもやればいいのにな―、て思いましたよ。
これからもナショナル・シアター・ライヴを観るのは楽しみです。でも、全部を手放しで褒めるのは、なんだかよくわからないなー、て思います。まあ、私が偏屈なだけ、かもしれませんけどね。
【キャンペーン】黒澤世莉を2万円で売ります【先着5名様】
http://handsomebu.blog.jp/archives/52361098.html
【演出します】2016年の時間堂は7月の本公演とレパートリーシアターの【12ヶ月連続上演】
時間堂レパートリーシアター
6月17日(金)18日(土)『玄朴と長英』他
at 十色庵
http://handsomebu.blog.jp/archives/52372002.html
【次回本公演】「ゾーヤ・ペーリツのアパート」
2016年7月29日(金)〜31日(日) 東京芸術劇場シアターウエスト
http://jikando.com/nextstage/534-zoykasapartment2016.html
【ご利用受付中】静謐な演劇空間「toiroan 十色庵」
http://toiroan.tumblr.com/
【ワークショップ情報】6月
http://handsomebu.blog.jp/archives/52369376.html
Pitymanやレパートリーシアターの方々やらと「あれどうだった?」て話が出たので、どうしようか迷ってるうちにお蔵入りになりそうでしたが、書きます。結論から言うと、私はあんまり好きじゃないです。面白くなかった。
そもそも、ナショナル・シアター・ライヴの作品全部が面白いわけない。ていうか、演劇ってそもそもそういうものでしょう。それでも私が毎回観に行って、かつ損したなって思わないでまた次も喜んで観に行くのは「品質」が担保されているからです。「味わい」は作品それぞれだけど、品質は必ず高い。だから「味わい」が好みに合わなくても、まあ、我慢できる。
たとえば、わたしカンバーバッチ様が出てるNTLの作品てあんま好きじゃない。「フランケンシュタイン」も「ハムレット」も。いやカンバーバッチ様はいい仕事してるよ、そりゃ。でもねー。なんだろ。演出がねー、スター様向けッて感じなんだよなあ。予算の使い方とかさ。それこそ「8月の家族たち」みたいなプロダクションにカンバーバッチが出てる、みたいなのを観たい。
まあ、これは好みです。スペクタクル重視な作品は「ふーん。で?」てなっちゃうの、わたくし。
でまあ「橋からの眺め」ですよ。わたしとっても期待していったんです。
・大好きなアーサー・ミラー
・大好きなヤング・ヴィック・シアター
・噂のイボ・バン・ホーベ演出
オープニングとか、舞台美術とか、裸足でアクティングとか、わたしの大好物っぽいの目白押しで期待高まる一方でした。
でねえ、あんまり好きじゃなかったのよねえ。最大の理由は、演出の読み筋が、わたしには納得しにくかったこと。
アルフィエーリってあんなにグイグイくる感じ?
一幕終わりの食事のシーン、あの間、不要じゃない?
ビアトリクスってもっとブサイクなおばさんじゃない?
マルコもっとごついおっさんじゃない?
最後のドバドバ出る演出、いる?
などなどが引っ掛かって、全然楽しめなかった。総じて余計なことをしすぎな印象。もっと削いだ方が、本の魅力も俳優の魅力も出るかと思います。ま、それ、たんに私の趣味ですが。
繰り返しになりますが、品質自体は高かったです。また、自分と解釈が違う物が見られたという意味で、収穫もありました。アーサー・ミラーへの取り組み方として、ひとつのヒントにはなったかと思います。
やっぱアルフィエーリの扱い難しいよな―、とかね。
いいところもあって、ロドルフォとキャサリンは大分イメージ通りだったと思います。それだけに、なんか、同じことを他の俳優でもやればいいのにな―、て思いましたよ。
これからもナショナル・シアター・ライヴを観るのは楽しみです。でも、全部を手放しで褒めるのは、なんだかよくわからないなー、て思います。まあ、私が偏屈なだけ、かもしれませんけどね。
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【キャンペーン】黒澤世莉を2万円で売ります【先着5名様】
http://handsomebu.blog.jp/archives/52361098.html
【演出します】2016年の時間堂は7月の本公演とレパートリーシアターの【12ヶ月連続上演】
時間堂レパートリーシアター
6月17日(金)18日(土)『玄朴と長英』他
at 十色庵
http://handsomebu.blog.jp/archives/52372002.html
【次回本公演】「ゾーヤ・ペーリツのアパート」
2016年7月29日(金)〜31日(日) 東京芸術劇場シアターウエスト
http://jikando.com/nextstage/534-zoykasapartment2016.html
【ご利用受付中】静謐な演劇空間「toiroan 十色庵」
http://toiroan.tumblr.com/
【ワークショップ情報】6月
http://handsomebu.blog.jp/archives/52369376.html