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2016年は12ヶ月連続公演だよ、黒澤世莉です。

ゾーヤ・ペーリツのアパート[2016] [東京]
作:ブルガーコフ/翻訳:秋月準也/演出:黒澤世莉
http://jikando.com/nextstage/534-zoykasapartment2016.html

一年半ぶりに時間堂の本公演をやります。去年もなんだかんだ時間堂は十色庵で演出して上演してたし、客演出も東京ハートブレイカーズ「スーパーエンタープライズ」、豊橋の高校生と創る演劇「赤鬼」をやってたので、まったく休んでた感はないのですが、ファンのみなさまには、お待たせしましたですね。十色庵では盛り込めないことを、東京芸術劇場でテンコ盛りにしてやろうと思います。

オーディションします。ふるってご参加ください。再会も新しい出会いも待ってます、楽しみです。

わたし、日本の演劇がもっと盛り上がるためには、オーディションがもっと活発になったほうがいいと思うのよね。新しい個性との出会いを門徒を広げて受け入れる、って企画が少ないと思うのです。これずっと前から言ってますが。時間堂はここ何年か、劇団員のみの場合を除いて、本公演では全部オーディションを開催してます。そして、それが作品成果につながっていると思っています。サッカーチームだって、長くチームにいる成熟した選手と、外から来た新鮮な才能がかけあわさって良いチームが出来ていきます。まったく一緒です。オーディションは、わたしたちにとって創作の重要な部分なのです。事務手数料1,000円だけいただいてしまうことが恐縮ではあるのですが、コピー代などなどの必要経費と思ってご理解ください。

「ゾーヤ・ペーリツのアパート」って何よ、ブルガーコフって誰よ、て感じだと思いますが、おそらく日本初演なんじゃないかしらね。少なくともweb上の記録は残ってないです。小説好き、映画好きは知る人ぞ知る名作「巨匠とマルガリータ」の作家で、ソ連時代のロシアを代表するミハイル・ブルガーコフさんが1925年に書かれた戯曲です。


「ゾーヤ・ペーリツのアパート」読みたいよって方、いまAmazonで1万円以上というどえらいことになってますから、図書館をご利用ください。あと個人的に何冊か預かってるので、お譲り出来るかなとも思います。

カーリル:ゾーヤ・ペーリツのアパート
http://calil.jp/book/4864591253

革命で没落した貴族ゾーヤとしたたかに生きる仲間たちを描いた、管理社会を痛切に批判するブラック・コメディです。劇場の都合や検閲で切り刻まれた台本、それ故に一筋縄ではいかないいびつな魅力、失われてしまったであろう部分に対する想像力が掻き立てられます。面白いよ。

演出としては、まだ秘密ですが、脱いで歌って踊るんじゃないかな。

オーディション受ける方でお気をつけいただきたいのは、時間堂の作品(映像OK)をご覧頂いた方限定のお申し込みということです。ご覧頂いて「こういう作品ならば出たい」と思っていただいた方に来ていただければさいわいです。「あー、こういうのはちょっと。。。」てなると、不幸じゃないですか、お互い。ね。よろしくお願いします。

「観たことないよー、でも受けたいよー」という方は、以下の三つの方法で観られますのでご安心ください。
・時間堂レパートリーシアター1/23土〜25月 → http://jikando.com/
・公演の映像配信は「観劇三昧」サイトで → http://kan-geki.com/
・公演DVDの購入希望の場合は、時間堂ストア http://goo.gl/forms/Mz3SdHiBGs または劇団宛にメールで → info@jikando.com

前回はツアーメンバー3人しかお願いできませんでしたが、今回は男女で10人くらいお願いすることになると思います。応募〆切は2月6日(土)24:00おまちしてます。

以下、詳細を時間堂webからまるごと転載です。

時間堂2016年7月東京芸術劇場シアターウエスト公演ワークショップオーディション
http://jikando.com/nextstage/539-jtc27wsa.html
2016年7月の本公演『ゾーヤ・ペーリツのアパート』(台本:ミハイル・ブルガーコフ 演出:黒澤世莉 会場:東京芸術劇場シアターウエスト)の出演者を募集します。

ごあいさつ

時間堂が毎回オーディションを行うのは、開かれることで作品の質を高めると考えているからだ。新しい出会いや再会を期待している。
ブルガーコフ『ゾーヤ・ペーリツのアパート』は1920年代ソビエト連邦時代のモスクワを舞台にしたブラックコメディだ。演劇はわざわざ足を運ばないと見られない時代遅れのメディアだが「未知の世界を体験する」には適している。観客には馴染みのない世界でさんざん笑ってもらったあと、その世界もろともひっくり返る体験をしてもらう。
私は世界に絶望している。ただ演劇と未来にはまだいくばくかの希望を持っている。そのせめぎあいがいまの時間堂の演劇の熱量になっている。そういう中で、観客の世界をひっくり返す作品づくりをすると聞いて、ワクワクするような狂ったひとを求めている。狂っているのはあなたではなく、世界の方だ。
黒澤世莉

公演情報

[シリーズ発掘02]
【埋もれてしまった名作戯曲】×【時間堂の瑞々しい演技】=【力強くて面白い演劇】
日本では知られざる世界の名作戯曲を、時間堂が勝手に発掘しスポットを当てるシリーズ、リリアン・ヘルマン「森の別の場所」に続いての第2弾。今回は、ロシアでは1900年代に厳しい検閲にあいながら今なお愛される人気作家ブルガーコフの『ゾーヤ・ペーリツのアパート』を発掘。若手翻訳家・秋月準也氏の清新な訳で日本初演に挑みます。

『ゾーヤ・ペーリツのアパート』
日程:2016年7月29日(金)〜31日(日) (27日(水)小屋入り)
・会場:東京芸術劇場シアターウエスト
・台本:ミハイル・ブルガーコフ
・翻訳: 秋月準也 (日露演劇会議叢書ブルガーコフ戯曲集1より)
・演出:黒澤世莉(時間堂)
・出演:時間堂劇団員 他

出演条件
・出演料有り、チケットノルマ無し、販売数に応じてバック有り。

募集人数
・男性 7名
・女性 4名
※募集人数はあくまでも予定です。

参加費
・1,000円(2次審査のみ)

応募条件
1.プロとしての意識を持ち、主体的に公演に関わることができる
2.時間堂の公演又は公演DVD、映像配信を観たことがある *
3.2次・3次オーディションに参加できる
4.2016年6月からの稽古および公演に参加できる
5.団体、事務所等に所属の場合は許可を得る

*2.について
・時間堂レパートリーシアターも含まれます。
・公演の映像配信は「観劇三昧」サイトでご覧いただけます。http://kan-geki.com/
・公演DVDの購入希望の場合は、劇団宛にメールでご連絡ください。

応募〆切
2016年2月6日(土)24:00必着 ※メールのみ

オーディション日程
<1次審査:書類>

<2次審査:ワークショップ+課題> 1次審査通過者のみ
※以下の日程の中から1回参加
A・2月16日(火)19:00〜22:00
B・2月17日(水)14:00〜17:00
C・2月17日(水)19:00〜22:00
D・2月18日(木)14:00〜17:00
E・2月18日(木)19:00〜22:00

<3次(最終)審査:ワークショップ+台本> 2次審査通過者のみ
2月20日(土)12:00〜20:00(途中休憩有り)
予備日:2月21日(日)

応募方法
・バストアップと全身の写真計2枚を添付する(合計5MB以内)
・件名を「jtc27オーディション応募」とする
・以下を記入の上、[
info@jikando.com ]までお申し込みください
【1】お名前・ふりがな (芸名がある場合は本名と両方明記)
【2】2次審査希望日時(第2希望まで)
【3】年齢
【4】性別
【5】電話番号
【6】メールアドレス
【7】住所
【8】身長・体重
【9】観劇したことのある時間堂作品名(DVD、映像の場合はその旨を明記)
【10】上記作品の感想および今回の志望動機
【11】最近の舞台出演、所属、特技等、特記すべき事項があればお書きください

企画/運営 時間堂
[WEB] http://jikando.com/
[E-mail] info@jikando.com
[TEL/FAX] 03-6454-4308

◆お申し込み後、4日以上経過しても返信がない場合、通信事故が考えられますので、お手数ですがお電話にてお問合せください。
◆携帯メールからお申し込みのお客様は、「
info@jikando.com 」からのメールを受信できるよう、設定してください。

わたしたちは、たくさんの方と出会い、演劇の可能性を拡げることを切望しております。
ご応募、お待ちしております。