最後の稽古を終えて、水天宮ピットという素晴らしい稽古場を綺麗にお掃除して、お礼を言って離れる。
愛してるぜ、水天宮ピット。

昨日のワークインプログレスの振り返りをして、中盤からの抜き稽古。
10月に演出したキコ「Live forever」もそうだけど、テクニカルの不安をなくすことに心を砕いたので、それを超えたらのびのびと演劇づくりができたよ。

明日はこまばアゴラ劇場へ小屋入り。
念願のこまばアゴラ劇場です。初めて上演します。ずっとずっとやりたかったところ。
演劇をやっていない人には馴染みが薄いかもしれないけど、東京で演劇をやっているひとには特別な場所。ロックフェスで言えばグラストンベリーぐらい特別。

だから今の私はグラストンベリーに出演するミュージシャンと同じ気分。
少し嘘を付いているかもしれないが、強引に進めよう。

トヨタカップじゃねえや、クラブワールドカップのバルサが強く美しいと噂ですが、もちろん一戦も観られなかったよ残念。あーあー。まあ仕方がない。選手がピッチでがんばってるんだから、演劇人は劇場でがんばるよ。

あんまり思い入れを語るのは好きじゃないんだけど、だってお客さまには私の思い入れなんて関係ないじゃない、上演された作品が全てなんだから。でもそうも言ってられないのです。あとから「実はああだったんだよ」って言うのもなんか嫌だけど、始まる前に公開しないと決めたので、なんかぼやかしてるけど、時間堂好きな人は、今回観ておいてください。理由はそのうちわかると思います。

どんな舞台をやるときも、これが最後の舞台だと思っているよ。いつ死ぬか分からないから。いまできる事を全部やります。

ていうか、面白いよ「星の結び目」直球で面白い演劇だよ。

というわけで大好きな、こまばアゴラ劇場で、お待ちしておりますよっ。