フラッティ戯曲集」マリオ・フラッティ

面白い。珠玉の4作品。ぜひ他の作品も読んでみたい。
イタリア人だけどニューヨーク生活が長いようで、現代アメリカにうっすらカトリックの味わいが感じられる。

「橋」はストップ自殺モノ(そんなジャンルないけど)で、類型としてはよくある話なんだけど、ディティールが秀逸。こういう、一般的なモチーフにこそ作家の味が滲みでると思ってるので、しびれた。

マリオ・フラッティ自身は他にも書いているようだけど、日本語訳されているものは少なそう。イタリア語じゃなかったことが救いかしらね。