印象に残っている言葉を並べよう。

ARC>Tの鈴木拓さんと、アリオスの大石時雄さんが、震災後の一番重要なことのひとつは
「ひとと関わること」
だとおっしゃっていた。全然別の場所で、別の日に、同じ意味の発言が出た。

鈴木さんと大石さんは、ラディカルというか、極端というか、こういうひと好き。興味深いお話をたくさんうかがえた。

鈴木さんと、ARC>Tの川村智美さんとお話ししているときのこと。「まず変わらないといけない、そのためにも外の人たちと関わりを深めるべき」という趣旨の鈴木さんと、「まず内側の人たちで力を合わせて落ち着かないといけない、変わるのはそのあと」という川村さんのお話を聞いた。外から来た自分には想像できない、被害の大きい被災地の当事者にしか共有できない底深さがあった。仙台は一見すると活気にあふれていて、震災のことを忘れそうになってしまうけれど、ふとした瞬間にその爪痕が垣間見える。

ARC>Tの千田みかささんから、ワークショップの帰り道に伺ったこと。
「なんとなく、被災地だから落ち込んでなくちゃいけないような雰囲気を感じることがあります。被災地だからっていつも悲しんでるわけじゃないんです。私たち、けっこう笑って生きてますよ」
みかささんは活力に満ちあふれた、楽しいおばちゃん。ワークショップもとっても素敵で、新しい気づきがたくさんあったんですが、それはまた別の機会に。

女川病院の前に七夕飾りがあって、そこの短冊には日本語だけでなく、外国語の願いもたくさん飾られていた。
「にほんが☆ なおりますように☆」
という短冊があった。