「ハンサム部」こと旅する演出家:黒澤世莉blog

Director Seri Kuroawa's blog / 旅する演出家 黒澤世莉のblog

December 2016

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黒澤世莉です。今日も三名の方が見学にいらしってくださって、貴重なご意見を伺えました。ありがとうございました。いただきました松島屋の豆大福、美味しゅうございました。

時間堂『ローザ』まであと10日。あっという間ですねえ。明日からは公演会場の十色庵で、舞台美術や照明を仕込んでの稽古になりますから、今日が最後の外の稽古場でした。

自分たちのスタジオを持って、スタジオを貸し出していて、貸出に人気が出ると、今度は稽古場を外にしないといけなくなる。このへんは痛し痒しですねえ。

これからはレジデントカンパニーがいなくなるので、十色庵、遠慮なくガンガン使ってください。

さて。

通し稽古をしました。『ローザ』は時間堂がよく上演する一幕物ではないです。一つの場面をじっくり見せる人間ドラマ、というより、あちこち吹っ飛ぶ不条理劇です。ですので、一幕物をじっくり煮詰めてつくる作り方とは、また違う手法が必要です。

吹っ飛ぶシーン群の中に、そうはいってもドラマの要素が強いシーンがあります。言ってみればそれらのシーンが『ローザ』の背骨になります。

その背骨を煮詰めるような作業をしました。

やっぱり、人物がただ対話をしているだけじゃなくて、きちんと生活をしている、行動をしているシーンになると、一つ品質が上がります。

俳優はついつい、書いてある台詞を喋ることに一所懸命になってしまいます。けど、台詞を喋る以前に、その空間で生活をしています。その場の人物たちと関わっています。昨日と明日の間に今があり、その延長線上に人生があります。

そういう部分を掘り下げると、演劇って面白くなります。そういう部分の工夫は、どう喋るかとか、どう動くかとか、そんなつまんないことを考えるより、ずっと遊びがいがあります。

一発で正解にたどり着く、なんてことは絶対にない。だからいつも、トライアンドエラー。挑戦すればしただけ、自分がやってて面白い、エキサイティングな演劇として帰ってきます。

というわけで、演劇つくるときにキャラクターを掘り下げるとかシーンを成立させるとか、よく言われることをやるためにはどんなことしたらいいのか、ていう話でした。

そういう、物語の背骨の上で、さらに演劇的に飛躍するお遊びがあるんですけど、通し稽古を見てくださったなんの前知識もない方々が「あ、けっこういいんじゃないスカ」的なリアクションで安心しました。

まだまだ質をあげられると思うので、最後まであちこちいじっていこうと思います。

結果、全然違うものになっても面白いしねー。

びっくりするぐらいアクセス数が伸びてる劇団員ロングインタビュー。菅野貴夫が公開されました。なんで伸びるんだろうか。。。解散する劇団の劇団員て何考えてんだろ、てことに興味があるのかしら。

ロングインタビューvol.3 菅野貴夫
http://blog.livedoor.jp/jtc2009/archives/2037597.html

私と貴夫の関係は、分かりやすくいうとモウリーニョとリカルド・カルバーリョみたいなものです。「何を言っているのか分からねーy」というあなた、ロングインタビューを読めば分かる、かもしれません。




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●演出作品 Plays
女性革命家の生涯を、花束で抱きしめる物語
時間堂 最終公演 『ローザ』 [12/21~30] at 十色庵 [赤羽]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52390095.html続きを読む

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黒澤世莉です。

前々回の通し稽古を踏まえて、前回からもろもろの修正のフェーズです。21回めの稽古ということで、さぞかし稽古も盛り上がってそうですが、ここに来てシーンの稽古一切なしです。

やーわれながらびっくりしますわ、この展開。でも、コレが一番効率いいし面白くなると思うんだよねー。

問題の多かったオープニングのシーンが、うまくいきそうな光明が出てきました。このへん、ほんとんど俳優たちのアイディアです。

演出なんて、余計なこと喋りたがる生き物なんです。喋って無い方がいいんです。

俳優がバンバンアイディア出して進めていく。その意見を踏まえて俳優同士が試してみる。また意見交換をする。最後に結論めいたものがでる。そこで「どうかな?」て問われて、ニッコリ微笑んで「とてもいいと思うよ」て答える。

そんな演出家像が理想です。

そういうふうに出来たオープニング(いやそれは誇張だが)です。

余計なこと、言いたくなっちゃったり、自分のアイディアじゃないアイディアでいくと、仕事してないように思っちゃいがちだけど。

俳優が出す素敵なアイディアに、乗っかっていけばいいんだと思うな。演出家は。路線が外れたときだけ、軌道修正すればいい。

それは俳優の責任も重くなるけど、その分面白いんじゃないかなー。

見学に来たレディXが「いい稽古をしてるなと思いましたよ」と言ってくださって安心しました。稽古は楽しいです。




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●演出作品 Plays
女性革命家の生涯を、花束で抱きしめる物語
時間堂 最終公演 『ローザ』 [12/21~30] at 十色庵 [赤羽]
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手袋を新調した黒澤世莉です。

東京で日常生きている分には手袋なんかイラネですが、さすがに自転車乗ってるとそういうわけにもいきません。ていうか、自転車だけじゃなくて、バイクでも車でもハンドルあるものは手袋無いと手のひらが気持ち悪くなっちゃう。

冬は手のひら気持ち悪いプラス「寒い」ので、冬用の手袋を用意します。

自転車用を選ぶポイントは

・風を通さない
・破れない

この二点に尽きるかと思います。ですから、ふつーに売ってるニットの手袋とかだと、風通しが良くて寒い上に、すぐ人差し指とか親指とかに穴が空いちゃいます。

ギア操作やブレーキ操作はなんだかんだ繊細なので、そういう可動域がしっかりしてたり、滑らない素材になってることも大事。ですが、まあとにかく上記二点だと思います。

個人的に重視するのは以下。

・薄く軽い:ぽっけにつっこめる
・ポッケの鍵を取り、鍵の開け閉めが出来る:ポッケにひっかからず、小さいものをつまめる
・防寒はホドホドでいい:風さえ防げれば、東京は氷点下とかにはほぼならない。

というわけで、しっかりした冬用、雪でも行けるぜ、みたいなものより、春秋用くらいでちょうどいいのです。

というわけで、Amazon、楽天、ワイズロード、好日山荘、モンベル、エルブリース、色々見た結果、池袋のエルブリースでこちらを買いましたよ。

SHIMANOアーリーウインターグローブに落ち着きました。


AmazonでMサイズ2,989円で売ってますなう。新宿のワイズロードでは売り切れだったし定価だった。

3,500円が2,990円、という地味に値引きになってるのも良かった。し、無印やユニクロで手袋買っても2,000円くらいはしちゃうので、自転車専用グローブが3,000円で買えれば御の字ですよ。

そして靴とか手袋は、やっぱネットでは怖いですね。実店舗ではめてみるのが一番だと覆います。Sで行けるかなーと思ったけど、Mでぴったりでしたよ。

使った感想は、操作性は良好。自転車を降りたあとのポケットや鍵の取り回しもスムーズ。着脱も用意でポッケにぎゅっと入れ込めるのがいい。厚手になるとポッケに入らなかったりしちゃうからね。

肝心の防寒も、風を通さないし、12月初旬は全然余裕ですね。

このまま2月の一番寒い時期を乗り切ればいいなあ。もし、これでは寒すぎる、となったら、薄手のインナーグローブを買おうかなってところです。

こういうのとかね。モンベルのとか。

本当はネオプレン素材のマビックのがほしいんだけど、ちょっと、お高いんでねえ。あと、真冬以外はやっぱりゴワゴワする。東京の冬が本気だすのって1月半ばから2月の1ヶ月位だから、アーリーウィンターグローブで乗り切れるんじゃないかなあ、て思います。


寒がりのひとには、こっちのがオススメかなあ。前使ってて使用感も良かった。ただなくしちゃっただけでね。。。

ま、前シーズンは100均の手袋で乗り切ったわたしには怖いものなどなにもないのです。

あー、シマノいいわシマノ。やっぱ分かってる。アーリーウィンターグローブおすすめです。




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女性革命家の生涯を、花束で抱きしめる物語
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黒澤世莉です。30回の稽古も、あっといまに20回ですねえ。月日は百代の過客にして、ですね。

さて、時間堂は十色庵というスタジオを持っているのですが、この稽古のあとは外部の団体に貸出をしておりました。ですから、時間堂は外の稽古場にうつります。で、来週帰ってきたらもう仕込みなので、いままでふんわりしていた舞台美術を決めたりしました。

ちゃくちゃくと出来上がっていきますね。夢みたいなことが言えなくなってきます。でも、出来上がっていくと、それはそれで思いもよらない可能性が生まれたりするもんです。

だから、決めていくのは、全然楽しいことです。

そのあとに、前回の通し稽古を観た、大森プロデューサーから感想がありました。いいところと、分からないところがあったよ、ていう話でした。

それを聞いた出演者から「そんな構えて言わなくても、いつでも気軽に言って。うち、そういう劇団じゃん」ていってて、そうそう、そうよね、て思いました。

時間堂は風通しを良くしたい、と思っています。それが常に上手くいってるかは別として。

いい意見を共有することも大事。自分たちの良さに無自覚なことって、あんまり素敵じゃないと思う。

そして、もっと大事なことは、ネガティブな意見を共有すること。いい作品にするために集まってるんだから。「いまいちだな」て思うところがあったら、まな板の上に上げて、みんなで料理したほうがいい。

公演直前に言われても「い、いまさら。。。」てなっちゃうかもしれないからね。

そういう、褒めることも、ダメだと思うことを言うことも、前向きにその場のために言える、行動できる、言ったり聞いたりする態度を全員が持ってる、ていうのを「風通しがいい」て言ってます。

というわけで「ああ、そこは分かりにくいよね。。。」て思ってる部分が案の定分からないってことになりました。さて、簡単にするか、止めるか、もっと面倒なことをするか。質を上げるか、方法を変えるか。

いまより良くなるように、考えたり積み重ねたり捨てたり、すていきます。

ところで、松本一歩さんという、制作助手をやってくれている方がいます。彼が劇団員ロングインタビューというのを書いてくれました。

中の人からしても「このひとこんなこと考えてたのねえ」て思います。時間堂っていう劇団が、どんなところで、どんなひとがいるのかなー、どんな作り方してるのかなー、ていうのに興味があったら、面白いと思います。良かったらお読みください。

ロングインタビューvol.1 國松卓
http://blog.livedoor.jp/jtc2009/archives/2036923.html

ロングインタビューvol.2 尾崎冴子
http://blog.livedoor.jp/jtc2009/archives/2037312.html

毎日稽古は楽しいです。




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●演出作品 Plays
花束で抱きしめるような体験を、あなたのために
時間堂 最終公演 『ローザ』 [12/21~30] at 十色庵 [赤羽]
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黒澤世莉です。

照明黒太さんの観に来る通し稽古でしたね。今回外部スタッフは黒太さんだけ。制作助手の一歩くんとか手伝ってくれるけど、美術衣裳音響などは劇団員の自前でやります。

通しが良くなりましたね。ちゃんとした演劇になってきました。

「フィクションを演じている部分」をつくりあげることが、まず前提で、重要。

今回はそれにプラスして「フィクションではない演じている部分」で作品を壊す、というか、重層的にしていく、ていう部分があります。

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いろいろと試しながら作ってるのですが、だいぶ見えてきたかなあ、て思います。見えてきたってのは、ダメな部分がはっきりしてきたってことですね。最初は「全部うまくいってないんじゃない?」てくらい、よく分からない感じでしたから。

で、やっぱり基礎の部分をしっかり作り込まないとなあ、て思ったので、ふつうの演劇部分を熱心に作り込みますよ。まあ、そこだけでは足りないんだけど、まず底の部分をしっかりさせないと、ねえ。

あとただただ基礎練習がしたいってのが、できてないのが、くやしいわ。




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花束で抱きしめるような体験を、あなたのために
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黒澤世莉です。昨今の木枯らしでイチョウの見頃も終わりますね。Googleフォトの自動補正の写真でこざいます。撮ったのは私ですが。

他人とは永遠に分かりあえないなあ、としみじみ思いました。

自分が誰かに分かってもらえなくて辛い、というよりも、自分が他人の気持ちをまったく理解できないなあ、て思います。

たとえば「逃げ恥」にハマるひとびとの気持ちとか、一切分かりません。観たらいいドラマなんだろうなー、とは思いますが、そもそも観ようという気持ちになりません。

あと、人を殺す気持ちとかも分かりません。一生懸命想像することは出来ます。でも、そこから「ああ、分かる、殺す!て衝動わくよねえ」とはとても言えません。どんな関係になれば、そこまで大胆な行為に到れるのだろう。よっぽどのエネルギーですよね。怒りにせよ、憎しみにせよ、悲しみにせよ、愛にせよ。

他人のことはさっぱり分からない。なぜ、そんな思考回路になるのか。なぜ、こんな簡単な話が伝わらないのか。なぜ、寝食を削ってがんばれるのか。なぜ、なぜ、なぜ? 分からん。

他人はあまりに違いすぎて、途方にくれてしまいます。

自分がこんなに他人のことが分からんのだから、私の細かい痛みなんかは他人にとっちゃ知ったこっちゃないよな、て思います。

おそらく「馬が合う」みたいなことは、大概幻想なんだと思います。その瞬間はごまかせても、何年も時間を重ねれば必ず違いが目立ってきます。

何年も時間を重ねても、違いが許容できて「馬が合う」そんな他人に出会ったら、大事にしないといけませんねえ。

めったにいませんが、ゼロじゃない。

ぼくたちは永遠に分かりあうことが出来ない。だから、他人のことを分かろうと努力を欠かしちゃいけない。し、そうしていると、たまーに分かり合う瞬間を共有できるような、出会いがあるかもしれない。

その瞬間は、生きている間に経験できる価値としては最高の部類のものだと思います。さっぱり分からない他人のことを分かろうと努力する価値、あると思いますよ。

まああと、分かり合えるとか思ってるより、分からんと思ってたほうが、楽です、人生。

レッツあきらめ、あんど努力。




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花束で抱きしめるような体験を、あなたのために
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一日稽古は充実するよね、の黒澤世莉です。

今日は時間堂に出演してくれたり手伝ってくれたりの原田優理子さん、演出助手してくれたりトークゲストしてくれたりの田中圭介さん、中島陽香さんが稽古場に遊びに来てくれました。ほかにも時間堂ソシオの方が差し入れ持って来てくださったり、賑やかでしたね日曜日。

たくさんのひとが来てくれる稽古場というものは、うれしいものです。たくさんのひとの出入りがある稽古場をつくりたいといつも思っています。

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さて、稽古も半ばの終わりを迎えつつあります。そんな中で、國松バージョンの通し稽古をしました。

演劇をやっていると、突発的な事故がよくあります。命にかかわる大事故から、観客には気づかれないたぐいの小さな事故までさまざまあります。ただ、大なり小なり思いがけない自体に直面するってことは、珍しくはありません。

なにしろ演劇は、なまもの、ですからね。

生である限り、予想もつかない出来事ってのは、起きます。良くも悪くも。

で、公演中、いわゆる本番にそういう突発的な事故が起きたら、本当に大変じゃないですか。いままでも、公演中に突然謎の音楽が流れ出すとか、なってはいけないところで真っ暗になるとか、その他色々なことがありました。

俳優たちには、その前に慣れておいてほしい。どうしたら突発的な事故に慣れられるのか。そして対策が立てられるのか。

それはもう、稽古中に突発的なことが起きるしかないわけです。

で、今日の通し稽古ではそういう突発的な事故が起きました。結論から言えばよかったです。突発的な自体に起きることとか、対処の方法とかが分かったからね。

ただ、もうひとつ、突発的なことが起こった時の演出家としての対処の方法、これは分からないですねえ。

単純に言って「止める」と「続ける」のせめぎ合いなんです、演出家の仕事って。で、どこで止め、どこで流すのか、その判断基準はしっかりしてたほうがいい。

そうはいっても人間ですから判断基準はぶれますよね。今回も、止めるべきか、流すべきか、悩みました。結果的には流しましたが、それが良かったのかどうかは、止めた方の結果が分からない現在となっては、知るすべはありません。

この選択でよかったであろう、と信じるしかないですね。

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時間は遡りますが、この稽古の最初では衣装合わせをしました。

いままでの時間堂の印象とは、ちょっと違う衣裳にしようかなーと思っています。ので、お楽しみにです。

トラブルもあるけど、稽古は日々楽しいなあ。あと半年くらい稽古してたいです。出演者は嫌がるでしょうがね。



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花束で抱きしめるような体験を、あなたのために
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池袋サクラカフェのモーニングと黒澤世莉です。

毎日会社と劇団です。会社の仕事も楽しいし、劇団の稽古も楽しいし、それぞれ大きな動きもあってやりがいもあります。

けど、ブログに書くネタが無い。

会社の事業は守秘義務あるしねえ。劇団の稽古は稽古場ブログ毎回書いてますけど、アクセスそんなに伸びません。

ちなみに、うちのブログで一番に読まれている記事はこちら。

豊橋カフェめぐり、お気に入り順[2015]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52351644.html

グルメブログに転向してやろうか。

これはモーニングとか、豊橋とかで検索した人がきてくださるから、みたいです。でも、下北沢ランチはいまいち人気ないですねー。

【保存版】シモキタワーカー黒澤世莉ゲキオシ、下北沢500円ランチ特集[2016]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52387907.html

たぶん、下北沢、ランチ、とかではSEO対策ちゃんとしているサイトが上位に来るからなんでしょうね。Welqとか。

短期的に勢いが良かったのはこちらです。

俳優になりたい高校生へのアドバイス[2015.12]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52355320.html

もうみなさん進路は決まった頃でしょうかね。
どんな進路に行っても、いいかどうかはあなた次第です。わたしも最初の師匠のところ首になって冷蔵庫と1週間喋りましたよnineteen。
挫折も味わいです。日々を充実させてください。

そりゃ、たくさんのひとに読んでもらえりゃいいな、て思うけども、それだけのためにブログ書いてるわけでもないしね。じゃあなんで書いてるのかっていったら、そりゃ毎日書くって決めたから書いてるだけ。

動機もなんにもない。

たとえば、いま会社でやってることで言えば、観劇三昧手のひらフェスティバル2017の宣伝があるし、観劇三昧下北沢店と500円キャッシュバックの宣伝があるし、福井社長がCCCで最優秀賞を獲ったってこともある。

時間堂で言えば、そりゃ『ローザ』の公演の宣伝がある。ていうかそれしかない。ていうか、それが一番大事。それしか無いってのは嘘だけど、今はそれだけ。

プライベートでは、3万円でリフォーム可能なマンションを借りられそうだよとか、Zenfone 3 Ultraを楽天スーパーセールで32,800円で買って12/9に届くのが楽しみだよとか、冬物自転車グローブ色々試してみたから、マヴィックほしいけどコスパに優れるシマノのアーリーウィンターグローブ買おうかなとか、まあ、そんなことを書こうと思えば書ける。

でもねえ、宣伝を宣伝ぽくなく書くのも大変だし、宣伝として書くのも、読んでも飽きるじゃない。ガジェットネタとかリノベネタ書くほど、下調べする時間も今はないしねえ。

だから今日は何書こうかなって思って、そういう、ブログに関して思っていることをふわふわ書いてみた。

内容は、ない。

みなさま、明日から良い一週間を。




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黒澤世莉です。

ここにきて、めっきり普通の演劇づくりみたいになってきました。

普通の演劇づくりって何かって言うと、稽古の時間になったら集まって、台本に書いてあることを、前回の続きから順番に、練習していくこと。ですかね。俳優も演出家も、台本に書いてあることを忠実に現前化する。

それが悪いってことはないです。ただ、可能性を捨てていく作業だからね。夢を広げているところは楽しいなーばっかりで無責任にヘラヘラ出来ます。

夢を形にしていくこの時期のほうが、「あったかもしれない可能性」を手放すさみしさがあります。

スタッフワークが決まるってことも、夢を形にすることです。「ここで俳優がパって消える」「ここで植物がにょきにょき生えてくる」とか言ってきゃっきゃしてられない時期です。

できないことは、できない。

出来ることを絞って、いかに素敵な演劇にするか。

ま、出来るんだけど。それは。そして、アホなこと、荒唐無稽なアイディアがいっぱい出たあとのほうが、具体的に出来ることも、色彩豊かになっていくものなんだ。なぜか。

大風呂敷を広げることも大事。大風呂敷を諦めることも大事。どっちも大事です。

稽古は楽しいですよ。ゆっくり着実に、前回の通しで意味不明になっていたところも、ちゃんとした演劇になってきました。

ちょっと残念だけどねえ。意味不明なところ、好きだからさ。



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最近のグーグル先生は、数年前の思い出をまとめ写真にしてくれます、黒澤世莉です。

上の写真は2年前。時間堂『衝突と分裂、あるいは融合』全国ツアーのあとの東京公演千秋楽と、打ち上げの日。十色庵に全国からたくさんの出演者、関係者が集まってパーリーでした。楽しかったです。

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で、こちら打ち上げからそのまま札幌に行ったよっていう。札幌劇場祭TGR2014の授賞式に行って、作品賞をいただいてきました。

今だからいいますが、授賞式いって、なにもいただけず帰ってきたらだいぶ情けなかったので、賞がいただけて良かったです。札幌のみんな、ありがとう。

どうも12月1日はそういう季節なようで、今年も前後に色んな事がありました。特におめでたいニュースが立て続けに舞い込んできて、よかったです。

それはそのひとたちの日々の地道な努力が実った結果であり、私はたまたまその側にいただけです。でも、たまたま側にいるってのは、やっぱり自分の選択の結果なわけです。

だから、彼らがおめでたいのは彼らの努力の賜物で、わたしはえらくないです。だけど、そのちかくで一緒にお祝いできるのは私の選択なので、わたしえらいなって思います。

努力は自分を裏切るって水木しげる先生も言ってます。ある意味で本当だと思います。努力が結果で帰ってくるってことは、実はなかなかない。

でも、それはだから努力が無駄なんじゃなくて、努力しているって状態が大事、何だと思う。

それでもそれでも、やさぐれちゃうからさ、ずっと努力が実らなかったらさ。だから、がんばったひとたちがいい結果を手に入れるって、世界悪く無いじゃん、て思います。

最近うまくいってないあなた、人生くそったれな時間も長いけど、思いがけずにハッピーな出来事も起きるよ。だから、もうちょっと、耐え忍んで待っててください。人生必ず潮目が変わるから。永遠に続く不幸せというものは、ないです。

そのうち祝ってやるぞ! おめでとう!




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