「ハンサム部」こと旅する演出家:黒澤世莉blog

Director Seri Kuroawa's blog / 旅する演出家 黒澤世莉のblog

June 2016

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黒澤世莉です。写真は縄厳泉さんにいただいた、諏訪神社のお札、十色庵にいただきました。

縄さんは十色庵にて、今日明日でサニーサイドという団体でパフォーマンスをされてます。インプロですね。興味があったら足をお運びください。

さて、今の私の日課は
・朝ヨガ
・日刊ブログ
・筋トレ


です。今年のはじめに読書を入れてたんですが、完全に脱落しましたね。あー、本読む時間つくるのは秋からだ。

朝ヨガと筋トレは、なんだかんだ続いてます。ブログも、みなさんお読みいただいてるとおり、なんとか続けられてます。

この3つの中で、ブログだけが特殊で、みなさまがやってるかどうかチェックできるわけです。筋トレとかも見た目で分かるかもしれませんが、1日2日サボってもばれない。でも、ブログは100パーセントばれます。

「量が質を担保する」を信じて書いてますが、どうなんですかね。まあ、キツイときほどがんばりどき、てことで、ぼちぼちヒドいエントリ書きつつ、やってます。

楽じゃないです。いっぺんやってみてください。あ、でも、一ヶ月越えれば、一年は行けると思います。

読書の皆様のご感想、いつもはげみになってます。2周年イベント、頓挫してますが、そのうちやりますので、お越しください。

あと、黒澤世莉二万円で売ります、おかげさまで三件売約しましたので、残り二件です。ありがとうございます。二件ワークショップ、一件執筆でした。

相談は無料なので、お気軽にコンタクトしてください。

来週は時間堂レパートリーシアター6月17日(金)18日(土)『玄朴と長英』『珍珠奶茶』at 十色庵です。こちらも稽古佳境、男臭い話は久しぶりで楽しいです。
http://handsomebu.blog.jp/archives/52372002.html

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『ゾーヤ・ペーリツのアパート』6回目でいきなり佳境、黒澤世莉です。

スタッフワークなどの都合で、公演50日前に、いろいろ決めておかないといけないんでね。でも、いま決めておけば、あとあと好き放題遊べるんでね。がんばりましょう、みなさん。

表題の言葉は、演出助手でからだ作り担当の、田中星男さんの言葉です。筋トレやストレッチにくわしいんですが、出演者の「痩せたいです、どうしたらいいですか?」て問に対する答えです。

どういうことかっていうと「脂肪を減らしたいのか、筋肉を付けたいのか、で違う」てことです。

「筋トレも、筋肉をつけると筋力をつけるは違います」

とも言ってて、なるほどなー、って思いました。

単純に「自分の身体を綺麗に見せたい」としても、その過程というか、求めるものによってアプローチも変わるわけですよね。目標がぼんやりしてると「痩せたい」みたいなぼやっとして事になるんだろうなー、て思いました。

「上腕二頭筋を付けて、脂肪は有酸素運動で落とそう」とかね。たぶん、どこをどうしたいのか、具体的にしたらいいんだろうね、て思いました。

ちなみにお酒を飲む人は「水分が足りなくなるのが問題なので、めっちゃ水を飲むといい」らしいですよ。アルコールの分解で、日常に使うぶんの水分も使っちゃってるから。これダイエットより健康の問題の話だな。

ま、根本的なカロリーの高さは変わらないから、減らしたほうがいいみたいだけどねっ。

田中星男くんに興味のある人は紹介しますよ―。現場でからだ作りしたいひとはオススメです。

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黒澤世莉です。今日のブログのコンセプトは「上野の森の美術館や博物館に行ったとき、ランチとお茶はどこでしたらいいのさ」という問いへのアンサーであり、カレー好きと喫茶店好きに贈るプレゼントです。

国立科学博物館とか、9時からやってるから、朝から行って館内のカフェでごはん、ていうのもいいと思うんですけど、せっかくだから上野の美味しいもの食べたらいいじゃない。ねえ。

というわけで、東京の南インドカレーでは一番好きかも、というお店を紹介しましょう。八重洲のエリックサウスも好きだけどね。ひさびさに行ったら店舗が移転しててビックリした。中が広くめっちゃ綺麗になってて二度びっくりした。

ヴェジハーブサーガ
http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13102977/

当ブログでご紹介するのも二度目か三度目なんですが。あー久々に行ったらやっぱり美味しかった。改装してから行ってなかったみたいで、去年の6月ってことだから1年は行ってなかったんですねえ。

御徒町駅から3分。上野公園まで15分。11:15オープンなので、早めにしっかり食べて、美術館とか行ったらいいよ。

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Aランチ850円で、サラダとカレー2つがついてきます。ランチカレーは6種類の日替わりから選べるけど、この日替わりがすごい。黒豆のスパイシーカレーとかほうれん草とカッテージチーズのカレーミント風味とか、いや、半端ないですよ。しかもなぜかサンバルサービスしてくれた。いやこれはひさびさに行ったからたまたまだと思います。

何もあるけど、断然バスマティライスがオススメ。カレーをめちゃくちゃに混ぜて食べてください。ぜいたくしたいときは、1850円でミールスっていう、たくさんカレーがついてくる定食もあるよ。

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6/17金~26日は1,000円で食べ放題ってマジか。あんまり広めると混みすぎてヤバイかもって思うけど、いい店なんで広めます。

オーナーは占い師でした。

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で、博物館で一日過ごしましょう。いいところねー。

上野公園から、いわゆる谷根千、谷中、根津、千駄木までって、15分くらいで行けるんですよ。で、言問通りのカヤバ珈琲まで足を伸ばして、お茶休憩したらいいですね。

カヤバ珈琲
http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131104/13019585/
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ケーキセット850円。お手頃。

ここに至っては、前のおばーちゃん時代しか知らなかったから、めっちゃオシャレ化してて驚きを隠せなかった。でも、もともと外装は最高だったけど、中身のカフェまでパワーアップしてたら、無敵じゃんねえ。

タバコ吸える喫茶店なので、そこだけねー、昔ながらでねー、アレよねー。タバコ吸わないわたしはこまっちもう、です。

ここから日暮里駅まで、朝倉彫塑館なんかを経由していけますので。のんびりお散歩して帰ってください。

おまけ
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上野桜木あたり
http://uenosakuragiatari.jp/
おさんぽで見つけた。行ってみたい。カヤバ珈琲から5分くらい。

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ラパン
http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13016744/dtlphotolst/1/
御徒町の喫茶店といえばラパン。
朝6:00からやってる銭湯燕湯
http://www.tsubameyu.com/
の斜向かいにあるので、入浴→モーニングの黄金パターンが組めます。タマゴトーストモーニング650円

ひさびさに行くと、田端高台に住んでた頃を思い出す。せり荘の住人たちは元気だろうか。

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黒澤世莉です。田中星男さんの呼吸レッスン、素敵な時間です。

『ゾーヤ・ペーリツのアパート』『玄朴と長英』『珍珠乃茶』三本並行で演劇つくってます。しあわせだなー。アハハ。

こちらの一昨日の記事が人気なんですけど、それの続きというか、そう思うに至ったところを。書きます。

意外と知られていない、俳優にとって大切な身体の使い方
http://handsomebu.blog.jp/archives/52374094.html

お客さんで観に行った劇場での話です。とっても素敵な俳優さんでも「身体を意識的に使う」ことが出来ていなかったり、あまり上手くいっていなかったりします。そういうのを見て、思ったんですよね。

もったいないじゃないですか。せっかく素敵な俳優がいて、その素敵さはそれなりの苦労や努力や経験で得られている。でも、時間かければ解決できる基本的なところで、その魅力が減じられてるのって。

話しはズレますが、『ゾーヤ・ペーリツのアパート』も『玄朴と長英』も、現場にいい俳優しかいないんですよ。どのシーン稽古しても必ず面白い。これはなかなか演出家冥利に付きますよ。

でも、もっと良くなるのになあって思う部分は必ずある。で、けっこうそういうことって「身体を意識的に使う」の部分になったりするんですよね。

だから、わたしはたまに、現場の俳優さんからアホだと思われてるんじゃないかと思うんです。「肩の力抜いて」とか「動きすぎ、止まって」とか「呼吸深く」とか「喉開けて」とか「足の裏感じて」とか「背筋ピシっと」とか。そういうことばっか言うから。

台詞のとこも「もっとシンプルに」とか「てんまる意識して」とか「相手の台詞で呼吸して」とか「呼吸使いきって」とか「ないことをもらないで」とか。そういうことばっかり言います。

いやでも、ほんと、そういう「身体を意識的に使う」「シンプルに台詞を伝える」部分の基礎力が上がると、多くの問題は劇的に改善するんですよ、いろんなことが。これはウソじゃないと思うんですよねえ。

劇団員とか何年も何年もおんなじ事ばっかり言われてますからね。それは、出来てないんじゃないくて、ハードルを上げているわけです。それが俳優間で共有されている状況は、強度がありますよ。

「魅力的だなあ」ていう俳優さんて、すげー乱暴に言っちゃえば「余裕と遊び心がある人」「作品に献身できる人」だと思うんですね。まあ他にも色んな要素ありますけど、とりあえずこれ。

そういう方々でも、わたしこまごました部分気になっちゃうんで、逆に言ったら、他の部分は全然OKなので、そこさえ埋めてもらえれば、もうほんと、スゲーイイ、と思うんですよねえ。なんだろ。月並みですけど「そこで生きている」感じがするんですよね。ちゃんと。

俳優が、たんじゅんに役柄として「そこで生きている」とき、はじめて観客の中に、「戯曲の物語が立ち上がってくる」んだと思います。

たくさんの俳優を指導してきましたけど、そこのレベルまでなかなか行けないんですよねえ。自意識に負けたり、自尊心に負けたり、しちゃうから。そもそもそれ以前に、声でやる雰囲気芝居とか、高校生ポイッとか、不良っぽいっとか、それっぽい系演技からぜーんぜん抜けられない人も多いから。

「そこで生きている」ができると、競争にも勝てるし、現場もあるし、現場は楽しいし、だんだん自分のできることで解決しちゃうようになってしまうんですよね。基本的なことは、おろそかにしてるわけではなくても、時間がないから後回しにしちゃう。

でも、自分の得意技だけで戦ってると、絶対どっかで無理が来る。それは怪我や故障かもしれないし、テクニカルなことかもしれないし、モチベーションみたいなことかもしれない。でも、それって実は、身体の技術を身につけておくだけで、結構回避できることだったりもすると思うんだよね。

なので、自意識の壁とか、自尊心の壁とか、そんなとこ軽々飛び越えてるわたしの好きな俳優のみなさまには、時間かかるかもしれないけど、獲得したらスゲー便利な自分の身体のことを、深くいつくしんで探求してもらえればな―、て、思っています。



もっともっと、世界を熱狂させるような演劇は、そういう俳優たちとじゃないとつくれないもんで。



だし、観客として、そういう俳優たちが演じている演劇だけが観たいので。



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黒澤世莉です。写真は時間堂『ゾーヤ・ペーリツのアパート』公演会場の、東京芸術劇場シアターウエストを下見するヒザイミズキと尾崎冴子。いい劇場ですね。7月公演、お楽しみに。

さて、表題の件です。公演が終わったら大阪に行きます。王子小劇場で開催している「ディレクターズワークショップ」を、大阪気鋭の劇場ウィングフィールドが企画してくださいました。詳しくは公式Twitterをご参照くださいよ。












いままでやってきたことが、こうやって広がっていくことは、嬉しいことですね。とても。たくさんのシーンが思い出されます。

と、言うわけですので、ぜひぜひお越しください。別に大阪の人じゃなくてもいいんですよ。お盆ですからね。遠くから来てくれたって全然ウェルカムです。

夏を熱くしましょう。

ちなみに冒頭の写真の動画版もあります。時間堂次回公演の会場ではしゃぐヒザイと尾崎と、真面目に働く私を観たい方はご覧ください。


やー、なんか、なんでしょうかね。日々のあれこれが、やってもやってもおわんねえ、ていう、テラフォーマーズに囲まれた小町小吉みたいな気持ちです。笑って乗り越えるよ―。

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黒澤世莉です。写真は『ゾーヤ・ペーリツのアパート』振付の小林真梨恵さんが活躍中。からだ作りは、真梨恵と田中星男のおかげで万全の体制です。あとはみんなの努力が実るのを待つだけ。

さて。

意外と知られていない身体のことを書きます。

意外と知られていないというか、私としては基本過ぎていまさらガミガミ言うほどのことではない気もしているようなことなんですが、それは私の声の届く範囲だけのことで、その外には一向に広まってないみたいです。

大きいエネルギーを使いたい時は、肩の力を抜く

単純にこれです。

肩の力を抜く、とか、深く呼吸をする、とか、背骨を立てる、とか、丹田を充実させる、とかとか、色々ありますが、全部同じことを言ってるんだと思います。

力んで絞りだすような身体の使い方では、ダイナミックな感情表現てできないんです。

ボールを遠くに投げる時のイメージが近いかもしれません。下半身はしっかり支えてるけど、肩まわりはやわらかくしないと、遠くにボールを投げられませんよね。

よく公演中に喉をからす俳優さんとかいますけど、まあ、稽古中にもいますけど。いろんな理由がありますが、わたしが見ている範囲で言えば、たいてい肩から首周りを自分で締めすぎていることが原因です。

喉の強い弱い以前の問題です。力んでるから喉をからす。喉を枯らすような熱演、みたいなことを聞くとアホかと突っ込みたくなります。アマチュアならいいですけど、プロとしてはダメじゃん、喉枯れてたら。

肩の力を抜く、て、コトバで書くと簡単ですけど、きちんと達成するというか、使い物になる技術にするのはけっこう時間かかるんですよね。まず下半身からつくるので。足の裏で地面が踏めてる感覚を持つとか。太もも裏とか大殿筋、広背筋をつけるとか。そこの柔軟性を持ってるとか。

足元バタバタする俳優はたいていヘタクソですけど、下半身の制御ができてないんですね。あとは柔軟性がないか筋力がないか、意識ができてないか。あるいはその全部。

その上で骨盤を意識できるかとか。背骨を伸ばせるかとか。お腹周り、背中周りの柔軟性を持ててるか。呼吸が大きく出入り出来てるか。丹田を充実させるって、日本の古来からの武道とか、ほんと理にかなってるんですよねえ。ここが俳優のパワーの源になります。

お腹周りが固いと、固い声しか出ないですね。大きな声出せても遠くに声届けられないとか、そういうひとはこういうとこが原因かもね。

そっから、肩甲骨周りの可動域を広く出来てるか。猫背だとうまく力が出せないんですよね。わたしは猫背意識しすぎて、胸を反らせすぎて肩甲骨を狭くしちゃうんですけど、それもだめ。

そこまで出来て、ようやっとですよ。肩と喉の力を緩める、みたいなとこにいくわけですよねえ。

若さと気合で乗り越えられるのは20代までです。俳優のみなさん長く仕事がしたかったら、いいトレーナーをみつけてください。損はしませんので。

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黒澤世莉です。

自転車で通っています。いままでは「電車の人たちのように、人を待たなくていいし、一人は気楽でいいなあ」と思っていたのですが、最近國松卓が自転車で通ってくるようになりました。家も近いので一緒に帰るのですが、いいもんですね。中学生みたいで。

というわけで帰りにカレーを食べました。

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『ゾーヤ・ペーリツのアパート』演出助手の北村美岬は、いちいち持ち物がカワイイです。ノートもカワイイですが、この日はクリップ入れがカワイイかったです。

ギターを持った様は、つじあやののギター版のようでした。

「自転車で一緒に帰る」ていうのは、高校生くらいまでは当たり前ですが、おとなになるとなかなかありません。大人になるとなかなか出来ないことって、きっとたくさんあるんだけど、若いころってその価値に気づかないんですよね。

そういうことを書いた戯曲が、ソートン・ワイルダー「わが町」なんだったりするんでしょうね。

先取りして気づけるようになるんですかね。「ああ、この瞬間は大事なものだから、のちのちまで覚えておいたほうがいいぞ」とか。

なかなか難しいことなんだろうとも思うし、これに気づける人は「人生の達人」なんだろうな、て思います。

なりたいもんだぜMaster of Life.

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黒澤世莉です。

いやー、昨日のキリンカップ、日本代表対ブルガリア代表の試合はすごかったですね。7-2とは恐れいりました。でも、2失点は完全にいらない失点だったんで、やっぱり大勝しているときに試合をコントロールできるようになるのは、なかなか大変な道のりだな、て思いました。

流れの中での得点が多かったのが良かったですね。長友選手のアーリークロスからの岡崎選手の得点。クロスも動き出しも素敵でしたね。岡崎選手がコーナーに追いつめられてから、ワンタッチパス3本で香川選手の切り返しからのシュートアンドゴールとか。吉田選手の二得点とか。なかなかオツでした。

ボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦も楽しみですね。わたし何の因果か今年のキリンカップはいまのところ見られそうなので、良かったです。

サッカーは代表戦しか見ません(クラブまで追うと仕事にならない)ので、やっぱり元気をもらいますね。私もがんばらなきゃな―てなります。

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というわけで、いまは2本並行で稽古してます。明日から3本平行になりますけど。『ゾーヤ・ペーリツのアパート』は明日6/5日10:00チケット発売です。
http://jikando.com/nextstage/274-ticket.html

好きなあの子とペアチケットで観に来てください。

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一方、『玄朴と長英』も絶賛ご予約受付中です。
http://handsomebu.blog.jp/archives/52372002.html


今日は動画を撮りましたよ。


サッカーに負けないスペクタクルを、俳優の身体と物語で観せたいんだよ。

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ナショナル・シアター・ライヴ大好きっ子、黒澤世莉です。

Pitymanやレパートリーシアターの方々やらと「あれどうだった?」て話が出たので、どうしようか迷ってるうちにお蔵入りになりそうでしたが、書きます。結論から言うと、私はあんまり好きじゃないです。面白くなかった。

そもそも、ナショナル・シアター・ライヴの作品全部が面白いわけない。ていうか、演劇ってそもそもそういうものでしょう。それでも私が毎回観に行って、かつ損したなって思わないでまた次も喜んで観に行くのは「品質」が担保されているからです。「味わい」は作品それぞれだけど、品質は必ず高い。だから「味わい」が好みに合わなくても、まあ、我慢できる。

たとえば、わたしカンバーバッチ様が出てるNTLの作品てあんま好きじゃない。「フランケンシュタイン」も「ハムレット」も。いやカンバーバッチ様はいい仕事してるよ、そりゃ。でもねー。なんだろ。演出がねー、スター様向けッて感じなんだよなあ。予算の使い方とかさ。それこそ「8月の家族たち」みたいなプロダクションにカンバーバッチが出てる、みたいなのを観たい。

まあ、これは好みです。スペクタクル重視な作品は「ふーん。で?」てなっちゃうの、わたくし。

でまあ「橋からの眺め」ですよ。わたしとっても期待していったんです。
・大好きなアーサー・ミラー
・大好きなヤング・ヴィック・シアター
・噂のイボ・バン・ホーベ演出


オープニングとか、舞台美術とか、裸足でアクティングとか、わたしの大好物っぽいの目白押しで期待高まる一方でした。

でねえ、あんまり好きじゃなかったのよねえ。最大の理由は、演出の読み筋が、わたしには納得しにくかったこと。

アルフィエーリってあんなにグイグイくる感じ?
一幕終わりの食事のシーン、あの間、不要じゃない?
ビアトリクスってもっとブサイクなおばさんじゃない?
マルコもっとごついおっさんじゃない?
最後のドバドバ出る演出、いる?

などなどが引っ掛かって、全然楽しめなかった。総じて余計なことをしすぎな印象。もっと削いだ方が、本の魅力も俳優の魅力も出るかと思います。ま、それ、たんに私の趣味ですが。

繰り返しになりますが、品質自体は高かったです。また、自分と解釈が違う物が見られたという意味で、収穫もありました。アーサー・ミラーへの取り組み方として、ひとつのヒントにはなったかと思います。

やっぱアルフィエーリの扱い難しいよな―、とかね。

いいところもあって、ロドルフォとキャサリンは大分イメージ通りだったと思います。それだけに、なんか、同じことを他の俳優でもやればいいのにな―、て思いましたよ。

これからもナショナル・シアター・ライヴを観るのは楽しみです。でも、全部を手放しで褒めるのは、なんだかよくわからないなー、て思います。まあ、私が偏屈なだけ、かもしれませんけどね。

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今日は一日、賢い方々の話ばかり伺っていた黒澤世莉です。みんな、賢いなあ。写真は谷中で見つけたオシャレスポット「あたり」。

上野桜木あたり
http://uenosakuragiatari.jp/

さて。賢い方とのお話で、自己肯定感を得るためには演劇が有効とか、秋元康さんのAKBの驚くべき手口とか、いろいろ書きたいことはあるんですが、今日は前説について書きます。

一般論から書きますが、多くの演劇人は、前説を「公演が始まる前に制作的な説明を行う場」として捉えているかと思います。転じて「演出的、作品的なことに言及したり、説明したり刷るのは野暮なこと」と、意識的か無意識的かに関わらず思っている方が多いのではないかと思います。

で、ここに関して、いろいろ思いを巡らせているんですよね。

実証意見としては「某公演で、分かりにくいというクレーム的感想をいろいろもらったので、前説で作品解説をしたところ、ピタリとクレームが無くなった」というものがありました。起こりうることだと思います。

「分かりにくい演劇作品」というものがあります。ただ「分かりにくい」というのは、観る側に起因する部分、つまり、分かりにくいと思うかどうかは観客によって違う、という部分があって、そこが話をややこしくしてるんですよね。

だから、観客Aにとって「分かりにくい。説明がほしい」と思っても、Bにとっては「説明はいらない。むしろ鬱陶しい」て思われたりする。そういうとき、多数派に寄り添うのか、少数派に寄り添うのか、数ではなく演出家の意思を通すのか、判断はプロダクションによって違うのでしょう。

少し趣旨はズレますが、プレトークを実施するプロダクションもありますよね。「公演前に作品にまつわるあれこれをお話する」ていうやつです。こういうことを活かして、前説は制作に、プレトークは演出に、てことも出来るかと思います。ただ、これは全員が観るものではないですからねえ。

次回の時間堂『ゾーヤ・ペーリツのアパート』は、日本の多くの方には馴染みのない世界の話です。世界の中での単語や常識を、どれくらい説明するのか。事前に説明するのか。やるとしたら、どれくらい分かりやすくするのか、あるいはスマートにするのか。

個人的には、事前の前説での説明は一切不要です。ただ、これは私が演出家だからだと思います。やりようによっては、見どころやポイントを共有することは、観客の集中力を高め、作品を高める要素にもなりうると思うんですよね。

ご意見あったらお聞かせください。

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