「ハンサム部」こと旅する演出家:黒澤世莉blog

Director Seri Kuroawa's blog / 旅する演出家 黒澤世莉のblog

June 2009

明日つうか今日14時はパパママデーっていうのやってます。

わたし、みんながあんまり演劇を観ないのは、家族が演劇を観ないからだと思うのね。

だから、お子さんの居る母さん父さんが、劇場にこられるようにしたいのよ。

託児サービスはちょっとお高いので、いっしょに演劇観られる環境にしてみました。

親子で観たらどんな話なんだろう、って作りながら思ってたので、明日のみんなの感想がたのしみです。

時間堂「花のゆりかご、星の雨」
http://blog.livedoor.jp/jtc2009/

いま公演中です。
公演後のトークに、今日は松井周さん、昨日は徳永京子さんが来てくださいました。

私人の好き嫌い激しいんですね。実は。
八方美人してますけど。

このお二方は、どちらも好きな演出家であったり、演劇ライターであったりする。その仕事を好きだって言える演出家や演劇ライターなんて、えり好みの激しい私にはめったにいない。そんなお二人に来ていただけるなんてもう、すげえ嬉しいのでした。

来てくれるだけでもすげえ嬉しいのに、内容がまたこりゃね、辛抱たまらん感じ。お客さま楽しませる意識ももちろん合ったけど、一番盛り上がってたの私です。ごめんなさい。

もうね、ほんと、松井さんも徳永さんも、切れ味鋭いし面白みがあるし優しいし、人間が出来ている上に能力があるなんてどういう事だ。いやいいじゃんね、そのほうが。

あー、楽しかった。

つうわけで明日はトークとか無いけど、すいてるんで、お時間出来た人はふらっと観に来て下さい。おもしろいよ。

観に来てね。ごよやくはこちら

公演情報はこっち

本日、時間堂「花のゆりかご、星の雨」開幕しました。
素敵な作品だと思います。

いまのわたしは祈りが足りない。
祈りとは、やるべきことをやったあとの空白だと思う。
やるべきことをやりきっていないし、空白もつくれていない。

空間と他者に祈りを持てない人間は、演劇やっちゃいけない。

明日は祈りをもとう。

6月になったよ。
雨が多いよ。

次の公演でやっと売り切れの会が出たよ。ちょっと安心したよ。

平日はけっこうすいている感じだよ。とほほだよ。これからご予約が伸びることを祈ってやまないとかかいてるヒマがあったらメールを送れよ、自分とか思うとなんやかんや事務的なことをしていたら、あ、とか、まあ、そんなもんですよね、公演前日なんて。

ここのところは制作を人任せにしっぱなしで、ひさびさに自分でいろいろやると、大変さが身にしみるね。ありがたいっていうか、むしろ申し訳ないよね、こんなことやっていただいてて、て気になる。作業がイヤなのではなくて、ただただ、やろうと思ったらやれることが果てしないことが、すごいなってこと。

劇団員のみんなにも色々と助けられて、なんとか公演を迎えられそうです。本業の演出は楽しい、つうか充実してます。やりたかったこと、でもできなかったこと。やりたかったこと、でも気づいていなかったこと。そういうことを、できるようになったり、気づかせてくれたりする、劇団員とその一味に感謝。

とげとげする気持ちが頭をもたげてきたときは、目をつぶって演劇のない世界を想像する。そんな人生ノー価値だ。人間だもの、いろいろあるさ、猫だって犬だって色々あるし、赤子にだって赤子の苦労や悩みはあるだろう。頂上に登ることもいいけど、道すがらに咲いている野の花やら、またたいちゃってる星やら、急なにわか雨やら、そういう山を登る過程が楽しいわけだよね。険しいきついってのはそりゃ当然で、だったらさいしょっから山になんか登るなって話。深呼吸深呼吸。ほら、雨も上がったし。

長かったねー、今週の雨は。

仮眠する。仮眠で終わらせる。ほ、ほんとだってばっ。

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