ほぼ週刊ハンサム部

Director Seri Kuroawa's blog / 演出家 黒澤世莉のブログ

カテゴリ: 演劇

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稽古最終日の演出ノートと公演グッズと黒澤世莉です。

時間堂グッズ、新作です。解散するのに。ラストTシャツ通称「ラスT」は、過去の本公演とレパートリー公演の全演目がプリントされてます。「ローザ」台本は、書き換えた部分が反映されています。元祖台本と並べると、差がよくわかりますね。わーい。

ご観劇の記念にどうぞ。十色庵で買えます。

さて。最後の稽古でした。昨夜深夜に照明を仕込み替えてくれた黒太さん、ありがとう。

昨日の続きで、がしがし稽古を進めていきました。基礎練したい欲を抑えてシーン稽古。こういうさじ加減は難しい。結果論にしかならないからね。

ゲネプロという、本番と同じようにやるリハーサルがありました。上演時間は90分になりそうです。また、開演の5分前から、プレパフォーマンスをやることが決定しました。珍しく私もやります。興味がある人はお早めにお越しください。本編がより楽しめるかも。

観に来てくれたお客さまに「今年見た150本の中でも一番の作品のひとつ」とおっしゃっていただきました。ありがとうございます。

きっともっと面白くなる。

通しを観て2つのことを思いました。

ひとつは、「ローザ」は私にとっての演劇のおもちゃ箱だ、ってことです。おはなしはドイツを駆け抜けた革命家のおはなしです。そこはしっかり伝えてます。その伝え方がおもちゃ箱です。いろんなスタイルの表現をぶち込んで、好き放題遊び倒してます。

もうひとつは、愛が大事だな、ってことです。観客に対する愛と、ローザに対する愛。
観客は私のおもちゃの遊び方をしってるか分からないので、丁寧に遊び方、楽しみ方を伝えないとなー、て思います。それは愛情が必要だよね。てこと。

と。ローザのお話を上演するのって、ローザにとってはやだと思うんですよね。いま、あなたの過去のLINEとかメールとかを掘り出して、それに基づいた仕事上での成功や恋愛の失敗談を詳らかに上演されたら、とっても嫌だと思うんですよね。

だから、それをする動機が、私達には必要。それはローザに対する愛、かな、て思います。

明日は初日。当日券は出ますよ。一緒に遊びましょう。十色庵で待ってます。

いついくかな、ご検討中の方、以下が観やすいです。他のステージはご予約お早めにー。 12/22(木) 15:00 國:横山氏・20:00 菅:市原氏 23(金) 18:00 國:山下氏 24(土) 14:00 菅:小平氏 25(日) 18:00 國:広田氏




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●演出作品 Plays
女性革命家の生涯を、花束で抱きしめる物語
時間堂 最終公演 『ローザ』 [12/21~30] at 十色庵 [赤羽]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52390095.html続きを読む

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黒澤世莉です。保坂萌撮影の『ローザ』写真をさっそく蔵出しします。照明は黒太剛亮さんです。オシャレね。

衣裳、美術、メイク、会場は時間堂でお送りしております。

さて。
照明仕込みも終わって、通し稽古のスチール撮影も終わって、何をしたかといえば、みっちり稽古をしました。

朝は通しの演出から。それから、空間に慣れるような、いつもと同じ練習をしました。スモールダンスと高速台詞回し。ほんとはリピテーションもやりたいけど、泣く泣くカット。

照明が入ると、空間は劇的に変わります。いままで慣れ親しんだ十色庵といえど、それは変わらない。

新しい環境に「負けちゃう」ときもあります。緊張しちゃったりね。平常心が保てなかったり。

ですから、この空間と馴染めるように、そして公演に望む前に、あらためて自分の身体と向かい合うように時間を使いました。

身体と向かい合うことと空間と向かい合うこと、これは他人と向かい合うことに通ずる、演劇の基礎です。基礎はいつでも大事。帰ってこられる場所。遠くへ行くための場所。

で、作品はできたんで、シーンの頭から細かく詰めていきました。

時間堂はいっつも、一回作ってからが勝負です。俳優たちの主体性において出来上がった演劇に、演出家が観た「このアイディアならもっとこうした方が素敵だよなー」とか「ここは隙だから埋めたほうがいいよねー」てことをやっていきます。

私にとって演劇は、私の演出をやってもらうというより、俳優たちが持ってきたものを、より素敵に見せることです。

こういうこと書くと「自分でプランしねーのか」的なこと思う人もいるだろうと思います。それって私に言わせればナンセンスな発想です。

だって、俳優たちが主体性をもって作品作ってれば、演出家は演出家である以上、素敵なアイディアを出しちゃいます。だってそういう生き物だから。そして主体的な俳優たちは、絶対演出家の素敵なアイディアには乗っかってきます。だって自分たちの演劇をもっと素敵にしたいから。

誰がプラン出すとかね、まじでどうでもいいことですよ。現場で作れ。以上。

あ、人のアイディアパクって「自分が思いつきました」とかいうのは言語道断なんで。やめてね。

だから、如何にして「主体的な俳優たちが自由に好き勝手アイディアだして作り込める」て環境を整えるのかが、わたしが演出家の仕事で大事だと思ってること、ですかね。

簡単そうですかね。結構大変です。演出家に甘えたがるからね。俳優は。そして演出家も俳優に甘えたがる。相手に委ねて、やってきてとか、やってこないとか、そういう話になっちゃう。

チーム全員が対等にものづくりするって、なかなか出来ないんですよ。

だから、そういう作品作りが出来ているときは、いい作品になると思います。関わるみんなが「これは自分の作品。自分がいい作品にするのだ」て、考えて行動してくるところは。衝突もあるけど、作品に献身するって目的が共有できてれば、必ずいい作品になる。

そういうチームは、いい作品を生む。

『ローザ』面白いですよ。




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●演出作品 Plays
女性革命家の生涯を、花束で抱きしめる物語
時間堂 最終公演 『ローザ』 [12/21~30] at 十色庵 [赤羽]
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黒澤世莉です。

今日はスチール撮影を入れて通し稽古をしました。

結果、面白かったです。

撮影スタッフの他に、見学の方も3人来てくださって、貴重なご感想もいただきました。ありがとうございました。

演劇は、観てくれている人がいる中でないと、成立しないですからねえ。三人観客がいると、とても公演に近くなります。

はやくたくさんの観客の前で上演したいですね。

とはいえ、演劇なんて終わりはないわけす。言ってみりゃ「ようやっと演出どうこう出来る作品に仕上がってきたな」てことなので。

今の時点でも面白いけど、これがあと10倍、20倍くらい面白くなって、12/21の初日を迎えるわけです。

そのためにあと2日、地道にこつこつ、積み上げようと思います。

ぐっと伸びる仕掛けは、稽古の初めから、劇団をはじめるときから、時間堂をはじめるときから、ずっとあるわけで。そこは信じられるので。

余裕を持って、丁寧に。ひとつひとつの課題や変更を、遊びだと思って楽しくやっていきます。

遊びが一番集中して、一所懸命やりますからね。遊びます。あと2日、遊び倒しまーす。

【ローザおすすめ情報】ご検討中の方、以下が観やすいです。他のステージはご予約お早めにー。
12/22(木) 15:00 國:横山氏
22(木) 20:00 菅:市原氏
23(金) 18:00 國:山下氏
24(土) 14:00 菅:小平氏
25(日) 18:00 國:広田氏




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●演出作品 Plays
女性革命家の生涯を、花束で抱きしめる物語
時間堂 最終公演 『ローザ』 [12/21~30] at 十色庵 [赤羽]
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黒澤世莉です。稽古27回目、公演まであと4日です。

昨日から照明の黒太剛亮さんがいらしって、仕込みが始まりました。今日明かりづくりとテクリハまで終わって、明日はスチール撮影とゲネプロです。

テクリハは、テクニカルリハーサルの略で、場当たりともいいます。明かりとか音とか、スタッフさんと一緒になって、稽古場で作った俳優さんたちと物語を、演劇として仕上げていく作業です。ゲネプロっていうのは、お客さまが入っていない以外は、全部本番と同じようにやる公演のようなリハーサルのことです。

いよいよ、公演モードって感じですねえ。

今回の『ローザ』は、ダブルキャストです。菅野貴夫と國松卓が日替わりで、ドイツ共和国大統領エーベルトを演じます。もう片方は、照明のオペをします。

4年前のツアーでは、最初は照明の工藤雅弘さんがオペをしてくれました。工藤さんがいなくなってからは、私がオペをしました。そこで伝説となる数々のミスを犯し「もうあいつには任せておけぬ」となりました。

ですので、テクリハも、俳優のため、そして二人の照明オペレーターのために、二回やりました。

時間堂は、シンプルな作品作りが多いです。前回の『ゾーヤ・ペーリツのアパート』は、うちとしてはめずらしく歌って踊っててんこ盛りでしたが、そういう方が少ない。前回は俳優さんもぎょうさんいましたし、スタッフさんも東京芸術劇場ということでいっぱいいらっしゃったので、照明のことは照明さん、音響のことは音響さん、舞台のことは舞監さん、に任せっきりでよかったです。そういう意味では、楽させてもらってましたねえ。

『ローザ』は、全部自分たち(もちろん照明やデザインや制作や、力を借りる部分も多いんですが)でやるので、そういう意味での大変さも、またやりがいもあります。4年前も今も。

今回に関しては、前回とは違って自分たちの持ちスタジオなんで「オレたちが一番うまくガンダムを使えるんだ!」的な気持ちもあります。果たしてそう出来るかどうかは別として。

自分たちの持っている力が如実に出ちゃいますねえ。

テクリハをご覧になっていた見学の方が「最後の方でなぜか泣きそうになっちゃいました」ておっしゃってて、それは嬉しかったです。

わけがわからんけど、美しいものになってます。ローザ。

お楽しみに。

最初は美術やイリュージョンについて、いろいろ無茶なことを考えて、劇団員みんなが「このひとまたやってるよ。。。」て冷ややかな目で見られてましたが、ま、なるようなところになった、というか、時間堂らしい素敵さになったなと思います。

これからまだまだ成長期。明日も遊んできます。




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●演出作品 Plays
女性革命家の生涯を、花束で抱きしめる物語
時間堂 最終公演 『ローザ』 [12/21~30] at 十色庵 [赤羽]
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年賀状を描いている劇団員と黒澤世莉です。

『ローザ』稽古も残り5回。この日は照明仕込みがありました。次回はテクニカルリハーサル、そして次々回はスチール撮影です。来週の水曜日、12/21には幕があきますね。楽しみです。

いまとはきっと、ぜんぜん違うものになっているでしょう。

劇団員ロングインタビュー、ヒザイミズキが公開になってます。ヒザイさんは面と向かってわたしに悪口を言います。「俳優として必要とされたいのに余計なこと言ってムカつく」とか「手ぬぐいとか腹巻きとかほんとかぶるんでやめてください」とか言ってますが、窪田優という大きな野生児に「むかつく。でも好きになってしまった」とか言っちゃう可愛い人です。

ロングインタビューvol.5 ヒザイミズキ
http://blog.livedoor.jp/jtc2009/archives/2037968.html

そろそろ演劇の話をしようか。

『ローザ』という作品はヘンな演劇です。ふつうの物語ではないし、ではどんなお話なのかと言うと、一言で言えば破綻しているお話です。幾つかの部品に分かれているのですが、それが強引だし、最終的に統合されているわけではない。

でも、それが日々の稽古の中で、なにかエネルギーを帯びてきているな、て思います。

通し稽古を踏まえて、演出したい部分や、上手くいっていない部分を共有しました。それから、別れている部品を再構成して稽古してみました。最近良くやっている稽古です。

前は「ローザの過去のシーン」をやり、この日は「ローザのモノローグ」を通してみました。

複雑になっている場面を紐解いてシンプルにしてやってみると、もともとそのシーンの持っていた魅力が再発見できたり、俳優たちのフィジカルやハーモナイズで面白くしていた部分が、別のやり方のほうがより作品に力を与えるんじゃないか、て判断されたり。

この作品の要素の一つは「ローザ」という人物の多面性を描くことです。ローザに限らず、人間は色んな側面を持ってますよね。親に対する顔、友人に対する顔、会社に対する顔、恋人に対する顔、パートナーに対する顔、子どもに対する顔、親戚に対する顔、行きつけの店に対する顔。

人間の多面性を、演劇的に表現できれば、とっても面白いなあ、て思います。

最終的に、その場にいない人間が現れたら、それってエキサイティングじゃないですか。そんなエキサイティングな作品に、なるように稽古をしてます。

稽古自体は、じっくりゆっくり進んでます。でも全ての瞬間が楽しい。きっとこの、関わっている連中が楽しんだ分だけ(ひょっとしたら苦しんだ分だけ)、「ローザ」は成長するんだなあ、て思います。

「無駄に思える時間にこそ、人間性の豊かさが現れる」

これは劇中の台詞ですが、そんな作り方をしてます。




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女性革命家の生涯を、花束で抱きしめる物語
時間堂 最終公演 『ローザ』 [12/21~30] at 十色庵 [赤羽]
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黒澤世莉です。

7月に上演した時間堂『ゾーヤ・ペーリツのアパート』の翻訳家、秋月準也さんが受賞したよ。わーい。写真の右から二番目のひとだよ。あとの三人は演助トリオ、左から北村美岬、田中星男、越寛生だよ、みんな元気かな。

洪明花、秋月準也が「第9回小田島雄志・翻訳戯曲賞」を受賞:シアターガイド
http://www.theaterguide.co.jp/theater_news/2016/12/12.php

洪明花さんは面識はありませんが、おめでたいですね。おふたりともおめでとうございます。

最近はまわりに、こういうありがたい賞をいただく方が増えております。

賞は個々人のがんばりで獲ってらっしゃるので、ほんとうに努力が報われてよかったな、て思います。

一方で、そういう人の回りにいることを選んだ自分もなかなか見る目があるなあ、しめしめ、とほくそ笑んでいます。

みんな幸せになってね。努力は報われることってなかなかないから、努力に日が当たることがあるのは、本当にうれしいです。

おめでとうございます。他の多くのみなさんの努力にも、いつか日が差しますように。




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女性革命家の生涯を、花束で抱きしめる物語
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黒澤世莉です。

なかなかご好評いただいてます、時間堂ロングインタビュー。4人目は直江里美ことなおえもん。わたしに忠誠心が高そうに思われがちですが、全否定されてるよ。くわしくは本文で。

ロングインタビューvol.4 直江里美
http://blog.livedoor.jp/jtc2009/archives/2037759.html


さて稽古。
「愚者は賢者から学ばず、賢者は愚者からも学ぶ」みたいなことを言ったのはモンテーニュ先輩らしいです。

わたしには悪い癖があって、バカだなーとか、気に入らんなー、て思った人の発言は全スルーするんですよ。

これは良くない。

今日は、稽古場で色々なことを試したのですが、そのときに出て来る劇団員の意見を聞いていて「無駄なものは一個もないなあ」て思いました。

使える有用なアイディアってのは、一個か二個かもしれない。でもその下に、膨大な使えなかったアイディアが眠ってる、てのがいい作品何だと思います。

作品にもっと良くなりそうな部分があって、そこに対して全員が真摯に考えられてて、実際に口が開けてるってのは、そしてそれが聞けてるってのは、いいことだなと思いました。

いい作品になりますね。

見学の方が「やってる方が楽しそうで、観てる側がお金もらっていいんじゃないか」ておっしゃってました。

それでいいんだと思います。その先に、観客にとってもかけがえのない演劇が生まれる土壌があるんだと思います。なんで、良い感想をいただけたなーって思いました。

ためして、こわして、やってみる。全員の意見を吸って、すくすく育ってます。




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黒澤世莉です。

十色庵に帰ってきました。もう来週は公演だなんて早いものです。

「解散するのにDVD作ってどうすんねん」て意見も出たんですが、求めがあったら答えようじゃないか、てことでDVD作成クラウドファンディングなんてこともはじめました。開始24時間で半額集まったそうです。まじか。ありがとうございます。良かったらチェックだけでもしてみてください。

時間堂の最後を残したい!最終公演『ローザ』DVD制作プロジェクト
https://motion-gallery.net/projects/jikando_rosafinal

さて、稽古が始まる前にたよれるチーム美術が舞台美術を作ってくれました。これで公演と同じような稽古ができますね。

自分たちのスタジオだから出来る、仕込んでからの稽古ってやつです。まあほんとはこの状態で何ヶ月も稽古したいよね。。。

昨日の通し稽古を踏まえて、演出の話を終えたら、別キャストの通し稽古をしようと思ってました。ダブルキャストですからね。出演者たちから、返してから通したほうがいいじゃないか、てご意見が出たので、細かい部分を手直しすることにしました。

『ローザ』はドラマではない部分、パフォーマンスみたいなところがちらほらあるので、そういう部分を煮詰めていきました。フィジカルシアターは段取り一個外すと恥ずかしいしお客さまもサーッと引いていきますからねえ。重ねて何度もやらないとね。

そして、前日の通しを観に来た見学の方に「もうちょっとシュッとさせたほうがいいのでは」と伺った、通称「社会主義物語」と呼ばれる劇中劇中劇(誤植じゃないよ)を煮詰めました。

ふざけたことを真面目に考えるのは、楽しいですね。

やっぱり遊びが一番です。

進みはゆっくりですが、遊び心に満ち満ちている作品は、きっといいものになるんじゃないかなー、て思います。

それだけに、詳細が詰めきれてないところ、基礎の部分のコンクリ打ち、が、しっかりしてくるとなおいいですねー。

アホな遊びは強固な土台に宿る。




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黒澤世莉です。今日も三名の方が見学にいらしってくださって、貴重なご意見を伺えました。ありがとうございました。いただきました松島屋の豆大福、美味しゅうございました。

時間堂『ローザ』まであと10日。あっという間ですねえ。明日からは公演会場の十色庵で、舞台美術や照明を仕込んでの稽古になりますから、今日が最後の外の稽古場でした。

自分たちのスタジオを持って、スタジオを貸し出していて、貸出に人気が出ると、今度は稽古場を外にしないといけなくなる。このへんは痛し痒しですねえ。

これからはレジデントカンパニーがいなくなるので、十色庵、遠慮なくガンガン使ってください。

さて。

通し稽古をしました。『ローザ』は時間堂がよく上演する一幕物ではないです。一つの場面をじっくり見せる人間ドラマ、というより、あちこち吹っ飛ぶ不条理劇です。ですので、一幕物をじっくり煮詰めてつくる作り方とは、また違う手法が必要です。

吹っ飛ぶシーン群の中に、そうはいってもドラマの要素が強いシーンがあります。言ってみればそれらのシーンが『ローザ』の背骨になります。

その背骨を煮詰めるような作業をしました。

やっぱり、人物がただ対話をしているだけじゃなくて、きちんと生活をしている、行動をしているシーンになると、一つ品質が上がります。

俳優はついつい、書いてある台詞を喋ることに一所懸命になってしまいます。けど、台詞を喋る以前に、その空間で生活をしています。その場の人物たちと関わっています。昨日と明日の間に今があり、その延長線上に人生があります。

そういう部分を掘り下げると、演劇って面白くなります。そういう部分の工夫は、どう喋るかとか、どう動くかとか、そんなつまんないことを考えるより、ずっと遊びがいがあります。

一発で正解にたどり着く、なんてことは絶対にない。だからいつも、トライアンドエラー。挑戦すればしただけ、自分がやってて面白い、エキサイティングな演劇として帰ってきます。

というわけで、演劇つくるときにキャラクターを掘り下げるとかシーンを成立させるとか、よく言われることをやるためにはどんなことしたらいいのか、ていう話でした。

そういう、物語の背骨の上で、さらに演劇的に飛躍するお遊びがあるんですけど、通し稽古を見てくださったなんの前知識もない方々が「あ、けっこういいんじゃないスカ」的なリアクションで安心しました。

まだまだ質をあげられると思うので、最後まであちこちいじっていこうと思います。

結果、全然違うものになっても面白いしねー。

びっくりするぐらいアクセス数が伸びてる劇団員ロングインタビュー。菅野貴夫が公開されました。なんで伸びるんだろうか。。。解散する劇団の劇団員て何考えてんだろ、てことに興味があるのかしら。

ロングインタビューvol.3 菅野貴夫
http://blog.livedoor.jp/jtc2009/archives/2037597.html

私と貴夫の関係は、分かりやすくいうとモウリーニョとリカルド・カルバーリョみたいなものです。「何を言っているのか分からねーy」というあなた、ロングインタビューを読めば分かる、かもしれません。




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黒澤世莉です。

前々回の通し稽古を踏まえて、前回からもろもろの修正のフェーズです。21回めの稽古ということで、さぞかし稽古も盛り上がってそうですが、ここに来てシーンの稽古一切なしです。

やーわれながらびっくりしますわ、この展開。でも、コレが一番効率いいし面白くなると思うんだよねー。

問題の多かったオープニングのシーンが、うまくいきそうな光明が出てきました。このへん、ほんとんど俳優たちのアイディアです。

演出なんて、余計なこと喋りたがる生き物なんです。喋って無い方がいいんです。

俳優がバンバンアイディア出して進めていく。その意見を踏まえて俳優同士が試してみる。また意見交換をする。最後に結論めいたものがでる。そこで「どうかな?」て問われて、ニッコリ微笑んで「とてもいいと思うよ」て答える。

そんな演出家像が理想です。

そういうふうに出来たオープニング(いやそれは誇張だが)です。

余計なこと、言いたくなっちゃったり、自分のアイディアじゃないアイディアでいくと、仕事してないように思っちゃいがちだけど。

俳優が出す素敵なアイディアに、乗っかっていけばいいんだと思うな。演出家は。路線が外れたときだけ、軌道修正すればいい。

それは俳優の責任も重くなるけど、その分面白いんじゃないかなー。

見学に来たレディXが「いい稽古をしてるなと思いましたよ」と言ってくださって安心しました。稽古は楽しいです。




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