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一日稽古は充実するよね、の黒澤世莉です。

今日は時間堂に出演してくれたり手伝ってくれたりの原田優理子さん、演出助手してくれたりトークゲストしてくれたりの田中圭介さん、中島陽香さんが稽古場に遊びに来てくれました。ほかにも時間堂ソシオの方が差し入れ持って来てくださったり、賑やかでしたね日曜日。

たくさんのひとが来てくれる稽古場というものは、うれしいものです。たくさんのひとの出入りがある稽古場をつくりたいといつも思っています。

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さて、稽古も半ばの終わりを迎えつつあります。そんな中で、國松バージョンの通し稽古をしました。

演劇をやっていると、突発的な事故がよくあります。命にかかわる大事故から、観客には気づかれないたぐいの小さな事故までさまざまあります。ただ、大なり小なり思いがけない自体に直面するってことは、珍しくはありません。

なにしろ演劇は、なまもの、ですからね。

生である限り、予想もつかない出来事ってのは、起きます。良くも悪くも。

で、公演中、いわゆる本番にそういう突発的な事故が起きたら、本当に大変じゃないですか。いままでも、公演中に突然謎の音楽が流れ出すとか、なってはいけないところで真っ暗になるとか、その他色々なことがありました。

俳優たちには、その前に慣れておいてほしい。どうしたら突発的な事故に慣れられるのか。そして対策が立てられるのか。

それはもう、稽古中に突発的なことが起きるしかないわけです。

で、今日の通し稽古ではそういう突発的な事故が起きました。結論から言えばよかったです。突発的な自体に起きることとか、対処の方法とかが分かったからね。

ただ、もうひとつ、突発的なことが起こった時の演出家としての対処の方法、これは分からないですねえ。

単純に言って「止める」と「続ける」のせめぎ合いなんです、演出家の仕事って。で、どこで止め、どこで流すのか、その判断基準はしっかりしてたほうがいい。

そうはいっても人間ですから判断基準はぶれますよね。今回も、止めるべきか、流すべきか、悩みました。結果的には流しましたが、それが良かったのかどうかは、止めた方の結果が分からない現在となっては、知るすべはありません。

この選択でよかったであろう、と信じるしかないですね。

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時間は遡りますが、この稽古の最初では衣装合わせをしました。

いままでの時間堂の印象とは、ちょっと違う衣裳にしようかなーと思っています。ので、お楽しみにです。

トラブルもあるけど、稽古は日々楽しいなあ。あと半年くらい稽古してたいです。出演者は嫌がるでしょうがね。



____________________おしらせ____________________

●演出作品 Plays
花束で抱きしめるような体験を、あなたのために
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