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黒澤世莉です。タイトルの通りなので、ほかあんまり言うことないです。くわしくは下の公式Webで。

ナショナル・シアター・ライブ
http://www.ntlive.jp/

あと14-16の3日間。東京近郊では、六本木、日本橋、川崎でやってます。

マペットたちがとってもいい演技をします。ガチョウかわいいよガチョウ。

もちろん、人間もいい演技をします。

無駄なことしてないんだよなー。無駄なことしない、てことが、なかなか出来ない。同じNTLでも、作品によっては無駄があるなー、て思うので、そういう意味でも『戦火の馬』はとても良かったです。

第一次世界大戦前夜から、渦中のヨーロッパのお話。ちょうどいま稽古している時間堂『ローザ』と重なる時期です。当時の独仏英の関係が垣間見えるだけでもオレ得です。

モーパッサンとか読んでも思うけど、ドイツ人のインテリは、フランスに攻め込むの、ほんとやなんだろうな。て描かれ方をよくされてて、そういうひと多かったのかしら、て思った。

あとはネタバレになるので、続きを読むから先をどうぞ。

やー、『人と超人』も楽しみだなー。バーナード・ショー観るの初めてだしなー。ショーは死ぬまでにやりたいなー。楽しみだなー。




____________________おしらせ____________________

●演出作品 Plays
花束で抱きしめるような体験を、あなたのために
時間堂 最終公演 『ローザ』 [12/21~30] at 十色庵 [赤羽]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52381543.html


【ご利用受付中】静謐な演劇空間「toiroan 十色庵」
http://toiroan.tumblr.com/


【キャンペーン】黒澤世莉を2万円で売ります【先着5名様】
http://handsomebu.blog.jp/archives/52361098.html

ネタバレ

主人公馬のジョーイが、仔馬から大人になるところで感動。なぜか分からん。他に感動的なシーンはいくらもあるのだが、わたしはそこが一番好きだった。

直感的な感動に、あとづけで論理的な説明をつけだがるのは、演出家の悪い癖だと思う。素直に楽しみゃいいんだよ。けど、少し考えてみよう。

ちょっと、不純な楽しみ方をしているかもしれないな、と思った。あのへんで、馬が大人になるだろうことは、戯曲構造から類推できた。で、期待通りのものを見せてくれた。

期待通りだと、普段は「はいはい」てなりやすいんだけど、今回は感動した。違いは何かというと、期待通りのものが、想像を絶する試行錯誤のもとにつくられていることがすけて見えたからかな、て思った。

だって、あのパペット、ふつーに考えて不可能じゃない。ありえないよ。あんなに動くの。で、動くだけじゃなくて、雄弁だから。なにかパペットについてひっかかるとこ、一切なかったから。そんなことあるかよ神業かよ、どんだけ、稽古してきたんだよ。

そういうことと、お話のよさがリンクして、心が動くということだったのかなと思います。

わたし、人形劇とか仮面劇とか、あまり食指が動かなかったのだけど、これからは観てみようかと思いました。