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時間堂レパートリー改め解散シリーズ第二弾『言祝ぎ』稽古中の黒澤世莉です。この長いタイトルっていうかサブタイトルもすっかり打ち慣れてきました。

11回中2回の稽古を終えました。ヒザイミズキ、直江里美、國松卓と、楽しく稽古しております。面白くなりますよ。

さて、時間堂レパートリー・シアターってのは、十色庵のようなこぢんまりとした空間で、1人から4人くらいの少人数で、60分前後の作品を、繰り返し上演いたしましょう、ていうアイディアでした。演劇つくるのすげー大変で長時間かかる、わりに公演自体はすぐ終わっちゃうからね。一回作ったら長く発表したいってのがあった。

そんなわけで、企画の準備段階から「他の物事と並行してつくる」とか「短期間で作って、長期間の公演をする」とか、あったわけですよ。時間堂の本公演では2ヶ月稽古が基本だから、ぜんぜんコンセプトも何も違う。

で、そういう作り方はしたことがないから、最初は手探りだったわけです。5、6回の稽古で作って「た、たりない」とか「な、なんとかまにあった」とかね。

で、分かったことは新作は時間をかけましょうです。

別に再演は短期間でいいとか、新作だって短期間でつくれるとか、そういうこと言いたかったら言ってください。あくまで2015年から10人ぐらいの俳優たちと、8本くらいの演劇をつくった個人の感想です。

再演は早く仕上がるのは、俳優が1人入れ替わっていても変わりません。なんでかって言うと、演出と俳優たちに「共有(この作品はこんな作品)」があるからですね。

その前提となる、コンテクストのすり合わせも、劇団員同士なので一通り出来てますし。こうなれば、5、6回で公演しても面白く出来ると思います。でもねー、新作5、6回の稽古でつくるってのは、もうやりたくないなー。

仕事なら大喜びでやります。

劇団では、やりたくないね。

そういうことも、やってみたので気づけたことなので、やってみて良かったです。こけつまろびつ、成長するのです。

というわけで、二回稽古して、台詞もばっちり入ってます。台詞入れ稽古、時間堂のは面白いんですよねー。いや、面白いレベルまで持ってこれればなんですけど、明るくやれると「台詞が入っていないがゆえのスリリングな面白さ」がありますんで。

そういうのも遊んでます。観ても楽しい、遊んでも楽しい演劇です。お楽しみにー。

____________________おしらせ____________________

【演出します】時間堂ラスト3公演はこちらです。いまからカレンダーに書き込んでおいてね:『驟雨』[9/10~12]・『言祝ぎ』[10/14,15]・『ローザ』[12/21~30]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52381543.html



【ご利用受付中】静謐な演劇空間「toiroan 十色庵」
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