image
黒澤世莉です。写真は『玄朴と長英』の一コマ。やー、男臭い。

1924〜1925

最近取り組んでいる演劇は、この数字にまつわるものです。なんだか分かりますか?

ぽくぽくぽくぽく、ちーん

正解は、ただいま演出中の作品、真山青果『玄朴と長英』の初出が1924年、ブルガーコフ『ゾーヤ・ペーリツのアパート』の初出が1925年、でした。たまさか、同じような時代の戯曲を上演することになりました。

ってタイトルでまるわかりやんかーい。

『玄朴と長英』は、60分の男くさい二人芝居、幕末の蘭学者の大げんかを描いた歴史劇です。『ゾーヤ・ペーリツのアパート』は、ブラックコメディで、大勢の登場人物が歌っと踊って最後は脱ぐ不条理幻想劇です。

あまりに演劇的な文法が違うので、逆に面白いですね。国境とか文化の違いより、演劇の性質がぜんぜん違う、っていうのが。

それをどっちも「面白いから」って上演しちゃうわたしもイカレポンチだなー、とは思いますね。楽しいですよ、ほんと。どっちも。

『玄朴と長英』は40人入ればパンパンの十色庵、『ゾーヤ・ペーリツのアパート』は200人余裕で入る東京芸術劇場シアターウエスト。『玄朴と長英』はござることばがちょいちょい出る時代劇、『ゾーヤ・ペーリツのアパート』は翻訳調とソ連用語がちょいちょい入る外国演劇。『玄朴と長英』は男の世界、『ゾーヤ・ペーリツのアパート』は娼婦の世界。

どっちも観に来てくださいな。

とくに時間堂や黒澤世莉の演劇を観たことないって方で『ゾーヤ・ペーリツのアパート』4,500円なので、どうしようかなーてお悩みの方。2,000円だったり、無料のカルチベーとチケットがあったりする『玄朴と長英』を試しに観てください。面白かったらもう一本。ね。

時間堂レパートリーシアター
6月17日(金)18日(土)『玄朴と長英』『珍珠奶茶』
at 十色庵

http://handsomebu.blog.jp/archives/52372002.html



【次回本公演】「ゾーヤ・ペーリツのアパート」
2016年7月29日(金)〜31日(日) 東京芸術劇場シアターウエスト
http://jikando.com/nextstage/534-zoykasapartment2016.html


『玄朴と長英』初めて通し稽古して、まあ、通ってよかったな、て感じ。公演まであと4日。明日は『ゾーヤ・ペーリツのアパート』初の通し稽古。こっちは公演まであと46日。

さてはて、どうなることやら。でも、何が起きても、それを次に役立てれば、無駄にはならないのだ。

____________________おしらせ____________________

【キャンペーン】黒澤世莉を2万円で売ります【先着5名様】
http://handsomebu.blog.jp/archives/52361098.html


【演出します】2016年の時間堂は7月の本公演とレパートリーシアターの【12ヶ月連続上演】

時間堂レパートリーシアター
6月17日(金)18日(土)『玄朴と長英』『珍珠奶茶』
at 十色庵

http://handsomebu.blog.jp/archives/52372002.html



【次回本公演】「ゾーヤ・ペーリツのアパート」
2016年7月29日(金)〜31日(日) 東京芸術劇場シアターウエスト
http://handsomebu.blog.jp/archives/52370530.html
【ご利用受付中】静謐な演劇空間「toiroan 十色庵」
http://toiroan.tumblr.com/


【ワークショップ情報】6月
http://handsomebu.blog.jp/archives/52369376.html

【演出家/俳優:参加者募集】ファシリテーターしますよ:ディレクターズワークショップ [大阪][8/15~18]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52374184.html