黒澤世莉です。
敬意を持つとか、そういう精神的なことの前に、大事なことがあります。事実を早く連絡することです。コミュニケーションを密にする、という表現でもいいかもしれません。知らない相手や、顔が見えない相手の場合にこそ、これはとても重要な事になってきます。
2016年はカレー屋さんに潜り込んだり、ほか色々と「今までやってこなかったようなこと」をやっているんですが、その中のひとつで経験したことを書きます。
ある地域に移住してある仕事をする、という案件でした。その地域を元気にしよう、みたいなやつです。自分は雇用される側です。こちらの要望と、クライアントさんの条件に合わない部分があって、ちょっと相談をしました。それでもいいのかな?というような確認をしたら、OKとのことなのでお話を進めました。基本はメールベースで、たまに電話という感じ。資料の郵送もしましたね。
よく知らない地域なので、一度見てみたいという相談メールをしました。これが2月の終わりです。
3月になって、待っていてもなかなか連絡が来ません。年度替わりだったり、先方も忙しいだろうと、気長に待つことにしました。でも連絡がないので、こちらから電話しました。忙しいようなので、来月にしましょう、というようなことになりました。
この時点で、あんまり歓迎されてないのかなあ、ていう気持ちはちょっとありました。
それで、3月も終わるので、こちらからメールを送っても返事がない。4月になって、またメールするも返事がない。この時点で「この案件はなかったことにしたほうが良さそうだな、信頼関係築けないもんな」て思ってました。
でもまあ、メールはすごーく可能性が低いけどトラブルかもしれないし、一本電話してみよう、と思って電話を入れましたね。そうすると先方から「お断り」の報告を受けたわけです。
メール返信ない件については「届いていない」だそうで、サーバの調子がうんぬん言ってましたね。もう一度聞くといつものフォルダじゃないところに来ていたそうです。はあ、そうですか。
一度は電話を切りました。次の日もあんまり気分が良くないので「連絡はしてほしい」て伝えて、二度目の電話を終えました。
この一件で、この地域に対する私の印象はとっても悪くなりました。地域の魅力をアップさせたい企画をやってるはずなのに、本末転倒じゃないですか。それはハッピーじゃないよね。
問題点は一つ。事実を早く連絡すること。これだけです。「検討中です」「今回はご縁がなかったということで」だけでもいいので、早く返事をもらえていれば、こんな気持ちにはならなかったでしょう。少なくとも、何かの機会があれば、行ってみたいと思えたはずです。
メールを一文でもいいから返すこと。それがなかったことが、小さな不信感につながって、最終的には「メールが届いていない」ということばも信じられない関係性になっています。それに、そのへんはもう問題じゃないんですよ。だって3月末に私がメールを送った日よりも前に、すでに他の方で決まってたそうなんですから。
それによって私の機会がどれくらい奪われているのか、考えてほしいなーと思います。そのへんは直接伝えましたが。
もちろん、イレギュラーなお願いを最初にしていた部分はあるので、ある程度仕方なくも思っています。ただ、それなら最初から、イレギュラーな事案は断るべきです。イレギュラーな事案を受け入れるなら、きちんと最後まで面倒を見てほしい。
以上が、わたしがこういうエントリを書くきっかけです。
たとえ「おことわり」の連絡だって、直接先方からしかるべきタイミングで貰えれば「またこの人とは一緒になにかやりたいな」て思えるわけです。そういう経験はあるし。
それが、こちらから何度かコンタクト試みた後に、こちらからの電話で答えるっていうのは、かなりのバッドエンディングですよ。
上記の担当者には、今後その地域を背負う人間として、その地域の窓口として、コミュニケーションを密にしてほしいと思います。
素早く簡潔に正しい情報をくださればいいんです。別に、いっぱい情報がほしい訳じゃないし、正しいビジネスマナーとか、へりくだった姿勢なんかいらないんです。聞いたことに答えてほしい。5分で返せとは言わないから、1日2日で返してほしい。それだけです。
一方でね。
時間堂では、クライアントとして、俳優やスタッフと関わることも多いです。そのなかで、最初の段階で小さなトラブルが起きて、それをうまく解決できず大きな問題になった経験もあります。はじめましての時点で信頼関係が築けないと、ほんとうになにをするにも大変になります。
そしていま「ゾーヤ・ペーリツのアパート」のプロジェクトをまさに立ち上げているところです。同じ失敗を繰り返さないように、早く正確な連絡をしよう。
だから、とてもいい勉強になりました。事実を早く連絡する、実践していきます。
写真は法明寺さくら色のカーペット。
【キャンペーン】黒澤世莉を2万円で売ります【先着5名様】
http://handsomebu.blog.jp/archives/52361098.html
2016年の時間堂は7月の本公演とレパートリーシアターの【12ヶ月連続上演】
【演出します】
時間堂レパートリーシアター
4月15日(金)16日(土)『人の気も知らないで』『ロミオ中止』
at 十色庵
http://handsomebu.blog.jp/archives/52365685.html
時間堂レパートリーシアター
5月13日(金)14日(土)『いちごの沈黙。』他
at 十色庵
【次回本公演】「ゾーヤ・ペーリツのアパート」2016年7月29日(金)〜31日(日) 東京芸術劇場シアターウエスト
【ご利用受付中】静謐な演劇空間「toiroan 十色庵」
http://toiroan.tumblr.com/
【ワークショップ情報】4月
http://handsomebu.blog.jp/archives/52367204.html
敬意を持つとか、そういう精神的なことの前に、大事なことがあります。事実を早く連絡することです。コミュニケーションを密にする、という表現でもいいかもしれません。知らない相手や、顔が見えない相手の場合にこそ、これはとても重要な事になってきます。
2016年はカレー屋さんに潜り込んだり、ほか色々と「今までやってこなかったようなこと」をやっているんですが、その中のひとつで経験したことを書きます。
ある地域に移住してある仕事をする、という案件でした。その地域を元気にしよう、みたいなやつです。自分は雇用される側です。こちらの要望と、クライアントさんの条件に合わない部分があって、ちょっと相談をしました。それでもいいのかな?というような確認をしたら、OKとのことなのでお話を進めました。基本はメールベースで、たまに電話という感じ。資料の郵送もしましたね。
よく知らない地域なので、一度見てみたいという相談メールをしました。これが2月の終わりです。
3月になって、待っていてもなかなか連絡が来ません。年度替わりだったり、先方も忙しいだろうと、気長に待つことにしました。でも連絡がないので、こちらから電話しました。忙しいようなので、来月にしましょう、というようなことになりました。
この時点で、あんまり歓迎されてないのかなあ、ていう気持ちはちょっとありました。
それで、3月も終わるので、こちらからメールを送っても返事がない。4月になって、またメールするも返事がない。この時点で「この案件はなかったことにしたほうが良さそうだな、信頼関係築けないもんな」て思ってました。
でもまあ、メールはすごーく可能性が低いけどトラブルかもしれないし、一本電話してみよう、と思って電話を入れましたね。そうすると先方から「お断り」の報告を受けたわけです。
メール返信ない件については「届いていない」だそうで、サーバの調子がうんぬん言ってましたね。もう一度聞くといつものフォルダじゃないところに来ていたそうです。はあ、そうですか。
一度は電話を切りました。次の日もあんまり気分が良くないので「連絡はしてほしい」て伝えて、二度目の電話を終えました。
この一件で、この地域に対する私の印象はとっても悪くなりました。地域の魅力をアップさせたい企画をやってるはずなのに、本末転倒じゃないですか。それはハッピーじゃないよね。
問題点は一つ。事実を早く連絡すること。これだけです。「検討中です」「今回はご縁がなかったということで」だけでもいいので、早く返事をもらえていれば、こんな気持ちにはならなかったでしょう。少なくとも、何かの機会があれば、行ってみたいと思えたはずです。
メールを一文でもいいから返すこと。それがなかったことが、小さな不信感につながって、最終的には「メールが届いていない」ということばも信じられない関係性になっています。それに、そのへんはもう問題じゃないんですよ。だって3月末に私がメールを送った日よりも前に、すでに他の方で決まってたそうなんですから。
それによって私の機会がどれくらい奪われているのか、考えてほしいなーと思います。そのへんは直接伝えましたが。
もちろん、イレギュラーなお願いを最初にしていた部分はあるので、ある程度仕方なくも思っています。ただ、それなら最初から、イレギュラーな事案は断るべきです。イレギュラーな事案を受け入れるなら、きちんと最後まで面倒を見てほしい。
以上が、わたしがこういうエントリを書くきっかけです。
たとえ「おことわり」の連絡だって、直接先方からしかるべきタイミングで貰えれば「またこの人とは一緒になにかやりたいな」て思えるわけです。そういう経験はあるし。
それが、こちらから何度かコンタクト試みた後に、こちらからの電話で答えるっていうのは、かなりのバッドエンディングですよ。
上記の担当者には、今後その地域を背負う人間として、その地域の窓口として、コミュニケーションを密にしてほしいと思います。
素早く簡潔に正しい情報をくださればいいんです。別に、いっぱい情報がほしい訳じゃないし、正しいビジネスマナーとか、へりくだった姿勢なんかいらないんです。聞いたことに答えてほしい。5分で返せとは言わないから、1日2日で返してほしい。それだけです。
一方でね。
時間堂では、クライアントとして、俳優やスタッフと関わることも多いです。そのなかで、最初の段階で小さなトラブルが起きて、それをうまく解決できず大きな問題になった経験もあります。はじめましての時点で信頼関係が築けないと、ほんとうになにをするにも大変になります。
そしていま「ゾーヤ・ペーリツのアパート」のプロジェクトをまさに立ち上げているところです。同じ失敗を繰り返さないように、早く正確な連絡をしよう。
だから、とてもいい勉強になりました。事実を早く連絡する、実践していきます。
写真は法明寺さくら色のカーペット。
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【キャンペーン】黒澤世莉を2万円で売ります【先着5名様】
http://handsomebu.blog.jp/archives/52361098.html
2016年の時間堂は7月の本公演とレパートリーシアターの【12ヶ月連続上演】
【演出します】
時間堂レパートリーシアター
4月15日(金)16日(土)『人の気も知らないで』『ロミオ中止』
at 十色庵
http://handsomebu.blog.jp/archives/52365685.html
時間堂レパートリーシアター
5月13日(金)14日(土)『いちごの沈黙。』他
at 十色庵
【次回本公演】「ゾーヤ・ペーリツのアパート」2016年7月29日(金)〜31日(日) 東京芸術劇場シアターウエスト
【ご利用受付中】静謐な演劇空間「toiroan 十色庵」
http://toiroan.tumblr.com/
【ワークショップ情報】4月
http://handsomebu.blog.jp/archives/52367204.html