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という題名の文章を書いている黒澤世莉です。写真は岸田國士「ヂアロオグ・プランタニエ」稽古中の直江里美と阿波屋鮎美。アラサーふたりの演じる大正初恋物語、お楽しみに。

近ごろはいままでやってこなかった、あるいはさいきんやっていなかった、新しいことに挑戦してまして、今日もひとつやってきました。何かがみなさまにご報告出来る形になったら、改めてお知らせします。

ちなみに、2万円で黒澤世莉を売る話ではないです。こちらお問い合わせはいただきますが一件も成約しません。いい仕事しますので、お買い求めお待ちしております。最初にご成約だれたの方には、最近のおすすめおやつもつけます

【キャンペーン】黒澤世莉を2万円で売ります【先着5名様】
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あと、これはブログ記事にしてないけどモスクワ取材経費をなんとかして捻出したいのだけどいいアイディアがあったらください。いまんとこクラウドファンディングとかnoteとかLINEスタンプとかってお話を頂いているのですが、問題はわたしにまるで作業時間がないことでしてね。。。これどうすんだ。。。

でも時間堂「ゾーヤ・ペーリツのアパート」上演にあたって、モスクワは観ておきたいのですね。なんならあっちのレパートリーでやってるブルガーコフの演劇一本くらい観たいです。

さて、本題。表題の「演劇」を通して実現したい、わたしの夢ていう短文を、ある機会で書くことになりました。書こうとして気づいたんですが、私にとって「演劇」と「夢」はつながりの悪い言葉でした。問題ない範囲で引用します。

18歳のころに演劇を志して、今年で22年目、わたしは40歳になる。いままで21年間のキャリアの中で、演劇はいつも夢というよりも達成すべき目標だった。「時間堂」という劇団を創立し、劇団員を率いて26回の本公演を主催した。2014年には目標としていた「全国ツアー」と「劇団スタジオ運営」も達成した。北から札幌、仙台、利賀村、横浜、静岡、津、大阪、枝光、福岡の各地で上演をし、数えきれないほどの素晴らしい出会いがあった。東京北端の赤羽にある「十色庵」というスタジオでは、100回以上のワークショップを行い、2016年からは毎月上演を行うレパートリーシアターをスタートさせた。個人としても、演出やワークショップの依頼を切れ目なくいただき、そのたびごとにかけがえのない経験をさせていただいた。

外側から見れば順風満帆な演劇生活といえるだろう。しかし、達成できていない目標もある。「演劇を仕事にする」ということと「客席を満杯にする」ことだ。そして、達成は非常に困難であると思っている。
わたしはいま端的に言って、演劇活動に煮詰まっている。

2015年に愛知県豊橋市で6週間レジデントアーティストとして仕事をした。生まれてからずっと過ごしてきた東京を離れて生活することで、気分転換という言葉以上に爽快で充実した経験をした。

東京で生まれ育ち、その時間の半分以上を演劇とともに過ごしてきた。拠点を変えることで、いまの状況を変えたい。課題を解決するヒントが得られるかもしれないし、新しい目標ができるかもしれない。もちろん東京の人間が他地域へ出掛けて生活する苦労はあるが、どこにいたって苦労はつきものだ。


もうちょっとあるんだけど、今日はここまで。いろいろ仕掛けていることが、実を結んだらいいなあと思います。みなさまにも幸あれかし。

____________________おしらせ____________________

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2016年の時間堂は7月の本公演とレパートリーシアターの【12ヶ月連続上演】

【時間堂ソシオ(共同運営者)募集】時間堂主催公演の全演目がご覧いただけます。ともに文化をつくりましょう。
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【演出します】
時間堂レパートリーシアター【2016.3】 『巨大なウェディング・ケーキ』『ヂアロオグ・プランタニエ』
2016年3月18日(金)・19日(土) at 十色庵
【次回本公演】「ゾーヤ・ペーリツのアパート」2016年7月29日(金)〜31日(日) 東京芸術劇場シアターウエスト

【ご利用受付中】静謐な演劇空間「toiroan 十色庵」
http://toiroan.tumblr.com/


【ワークショップ情報】2月3月
http://handsomebu.blog.jp/archives/52363216.html