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昨日の答えは二匹でした、黒澤世莉です。

最近こそこそひみつで色々やっております。

そのこそこそで出たのが「初見の台本てどうやってやってるの?」という問です。初めて出会ったテキストを声に出すとき、何を意識しているのか、てことですね。結びとしては、何を意識してもいいのだけど、俳優自身が基準を持っていることが大切よね、と思いました。

いろんな話が出たのですが、その過程でずれたことが面白かったです。「声でする演技」まあ、いっちゃえば「作り声でおおげさで、それっぽいけど面白くない演技」をするひとが後を絶たないが、演劇学校ではそういうのどうなってるんだろう、て、A、B、C、Dくらいの演劇学校出身者がいたので、聞いてみました。みんな

「そういう演技指導はされない、むしろ矯正される」

て言ってました。

「じゃ、なんでそういうひとが跡を絶たないんだろう」

て聞いたんですね。そこで衝撃だったのが

「勉強してないひとが多いんじゃないですか」

てことでした。そうか、演技の勉強をしてきたひとは少数派で、勉強しないで演技をしている方が多数はなのか、と。そして後日、おなじ質問をE出身の方に聞いたら

「そういう指導をされた。うまくできなかったけど」

という答えが。ついにいた、そういう指導をされているひと。まあ、それはそれで「演劇学校で教えられている方法論として、それはいかがなのでしょうか」と思うわけですが。

勉強しているひとがほぼいない芸能界なのか、勉強した上で「声でする演技」をするひとが多い芸能界なのか。いまだにそういう演技体が主流だとかは思いませんが、しぶといなあ、と思うのも事実。

さて、明日のワークショップまだ定員余裕あるようで、よかったらおこしください。

____________________おしらせ____________________

黒澤世莉 (時間堂・演出家) のプロフィールはこちら
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演劇ワークショップ講師
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■東京
[演技:オープンクラス]
3月 22日(日) 13:00〜16:00

[演技:中級クラス]
3月 26日(木) 19:00〜22:00

■大阪
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3/30(月)【ご好評に追加開催決定】14:00~17:00 / 19:00〜22:00 at in→dependent theatre 2nd

トークゲスト
(劇)ヤリナゲ『スーサイド・イズ・ペインレス』3月27日(金)19:30終演後トークゲスト
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オーディション
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高校生と創る演劇『赤鬼』出演者&高校生スタッフ募集

新作書きおろし・演出
東京ハートブレイカーズ「スーパーエンタープライズ」
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2015年4月29日(水・祝)〜5月3日(日)
吉祥寺STAR PINE’S CAFE

時間堂がつくった、演劇をみるつくる体験する場所「toiroan 十色庵」リノベーションの記録。気軽に遊びに来て下さい
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