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1月1日はひさびさに映画の日を堪能した黒澤世莉です。正月ヒマで死にそうなら映画でも観やがれ、見るなら「インターステラ―」か「ゴーン・ガール」が面白いよ。

で、今回は「インターステラ―」の話です。

http://wwws.warnerbros.co.jp/interstellar/

「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン監督最新作。ハードSF。3時間弱の長編。
「ダークナイト」の世界が好きな人なら超絶オススメ。簡単には割り切れない問題に直面して苦しむ人間たちの葛藤が、これでもかとてんこ盛りになってます。だから観ろ。以上。

だとあまりに不親切なんで、もうちょっと書きます。

ハードSF部分も充実で、SF大好きっ子はそのへんだけでも面白いんだけど、「SFとか興味ないわ―」て方も、親子の人間ドラマとして楽しめると思います。なんでSF好き、親子物好きには安心してオススメできる。わりときちんと感動させてくれます。が、たんなる家族ものだと判断するのは早計です。

家族ものっぽいシーンがSF的に重要な意味を持ってる。伏線の貼り方が、もう超精巧。職人芸。というわけで、SFと家族ものが高いレベルで融合していて、なおかつ物語として意味があります。家族の愛だけでなく、人間の業や、滅び行く世界とどう対峙していくべきか、という哲学まで踏み込まれて描かれています。小難しくはないのでご安心を。

宇宙船関係の描かれ方がNASAの資料映像っぽいのも、分かってるわノーランさんて気持ちにさせる。ブラント博士の黒板の計算も、意味がある数式になってるらしい。いやはや、そういうとこ、いいよね。最高。

長さは全然気にならない。なんならもっと長くていい。わたしあのシーンの続き観たいもの。

注目キーワードは「かわいい」。なによりアン・ハサウェイがかわいい。これは完全にわたしの趣味の話なんで忘れてください。アン・ハサウェイ以上にマーフがかわいい。じつはお兄ちゃんトムもかわいいけど、やっぱマーフがかわいすぎるので仕方ない。トムは父親を見送るシーンが良かった。マーフのシーンが長いから地味になってるけど、すげえいいと思うんだよね、男の親子の描かれ方。で、それ以上に可愛いのがTARS。TARSかわいいよTARS。ユーモア100パーセントでお願いしたい。CASEもKIPPもかわいいよ、てかKIPPカワイソス。ていうくらい連中にヤラれました。TARSってどんなキャラかって?

知りたきゃ観なさいよ。

というわけで「インターステラ―」のオススメでした。IMAXで見たほうがいいといいますが、わたしは近場の映画館ですませして、それでも十分面白かったです。上映がそろそろ終わりそうなので、お正月休みに見ちゃうのがいいんじゃないかな―。

____________________おしらせ____________________

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