二ヶ月ぶりのブログです、こんにちは。黒澤世莉です。なんでこんなに間が開いてしまうんでしょうかね。忙しかったわけではないです。いや忙しいときもありましたが、まっくす忙しいときに比べりゃどってことねっす。習慣の問題でしょうね、習慣になっていれば書くし、一度サボるとなかなか戻せない、みたいな。

祝福された場所について書きます。
劇場は祝福された場所だなと思います。
俳優にとってはまさにそうでしょう。台本も、演出も、照明音響美術衣裳も、演劇作品のために、つまり俳優たちを素敵にするためにある。「できるだけ暗くしてやろう」とか「嫌われるようにしよう」とか、よほどアバンギャルドじゃない限り思わないわけです。お客さまは、俳優たちがどんな面白い演劇作品を見せてくれるか期待して来ます。「さてはてどれほどのものを見せてくれるのか高みの見物と洒落込もう」みたいな観客は、いないとは言いませんがごく少数でしょう。そんな、誰もが自分に愛を注ぎ、期待をかける場所に出ることは、とても幸福なことだと思うわけです。

だって、日常でそんなことないでしょう。結婚式くらいですよ、その場にいる全員が自分のために愛を注ぎ、期待をかけてくれるのは。仕事とか家庭とか、日常生活はもっともっと大変なものですもの。

というようなことを気づかせてくれたENBUゼミ2012秋夜間コースでした。

DSC_0529「花のゆりかご、星の雨」は2009年に劇団公演のために書き下ろした戯曲です。ENBUゼミで演出しながら2009年のことを思い出し、やっぱりあの5人の出演者と、宮本悠子と武井翔子の2人の演出助手でつくった、あのチームのことは好きだし、今の自分の礎になっているなって思い出しました。

私基本的に忘れぽいので、過去の上演とかあんまり気にならないんですよ。「月並みなはなし」は上演しすぎて記憶がごちゃごちゃになっている部分も正直言ってあります。「花ゆり」を覚えているのは、自分にとって特別なことだったんだろうなと思います。まあ、いままで忘れちゃってたわけなんですけど。

大阪インディペンデントシアターオープンファクトリーでも思いましたけど、初心を思い出させてくれる機会というのは大事です。一人でがんばって思い出そうとしても、思い出せるもんでもないですから。だから、ENBUゼミのみんなが「花ゆり」をやってくれて、いろんなことを思い出させてくれたり、新しく教えてくれたりして、感謝しています。

はじめたばかりの新人じゃないと出せない魅力ってのもあるはずです。そういうもので勝負して、勝負しながら成長していってほしいなと思います。

そういうわけで、本日、祝福されながら開演します。お時間ある方、見に来てみてね。「ローザ」はゴリッゴリの前衛でしたけど、出演者いわく「花ゆり」は「ハートフルコメディー」だそうです。。。恥ずかしい。。。でもそんな感じです、2009年の私は。母になる劇団員と、生まれてくる子供を思って書きました。

公演情報はこちら。

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765047268
ENBUゼミナール2012年秋演劇コース
「花のゆりかご、星の雨」
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=44706
http://ameblo.jp/enbu-12aut/

台本 演出 黒澤世莉(時間堂)

【日時】
2013年5月10日(金)〜12日(日)
5月10日(金)15:00(A) / 19:30(B)
5月11日(土)15:00(A) / 19:30(B)
5月12日(日)13:30(B) / 18:00(A)

【会場】
王子小劇場
東京都北区王子1-14-4 BF1

【チケット】
前売/当日 1,200円
学生 500円(予約のみ)

【出演】
■Aキャスト
井上嵩 上野恭介、阿部紗穂里、本間玲音、向山真以、新菜彩乃、神谷柚里、本多証、小林弘幸

■Bキャスト
小笠原俊輔 上野恭介、齋藤綾香、篠原彩花、横田麻由以、新菜彩乃、真雪、本多証、小林弘幸

【問合せ】
ENBUゼミナール