導入は読みやすさもあって薄い印象。読み進めるとちょっと腑に落ちてくる面白さ。

甘さ控えめのミルフィーユみたいな小説。失楽園を上品にした感じ、失楽園読んだことないけど。違うか、あれはヤンチャしそこなった中年が今バカをやるはなしで、こっちはヤンチャした中年が今を捉え直すはなし。あ、ぜんぜん違うね。重ねて言うと失楽園読んだことないのでイメージで書いてます。

タイトルが甘ったるすぎるなあ。でもタイトルで読んだのでまあそういう意味では成功かしら。原題の「Motljus」は「逆光」とか「レンズ」とかそんなような意味で、そっちの方が内容を深く捉えてる。まあでも、引きは弱いから、この邦題で良かったのかも。

1970年代のまぶしさは、2000年代にはすっかり失われてしまう。自分が産まれた70年代は、もちろんその当時はいろいろ大変なこともあったのだろうけど、希望の時代だったんだな。

前知識なく読んだけど、スゥエーデンの著名な童話作家だそうです。