昨晩は楽しい電話の切りがけにさびしくなってすねて、そのまま切ってしまって、でもあえてメールですねてごめん、とか言うのもうっとうしい気がしてそのまま寝た。

15歳ならともかく、30すぎでは極めてかわいくない。猛省。

他人に優しくする、というのはとても単純なようで難しい。
難しいようで単純なんだろう。

昨日は先輩演出家から、私の演劇を「もてるひとの演劇」と言われた。

「だからそれはそれでいいから、純化させていけばいいんだよ」と。

複雑な気分だが、言葉の意味は分かる。演劇において自分の個性を純化させたり裸の状態で提示することは、勇気のいることだが必要なことだ。言われている意味は分かるが、はいそうですかとスポーンと裸になれるほど勇敢ではないというか、意図は伝わるが具体的にどうしたら個性を出せるのか分からない。

自信がないもてるひとは、すねやすい。
面倒な人間だなあ、私は。

とりあえず、昨日の人にはそのうちかるーく「ごめんなさい」って言おう。