ほぼ週刊ハンサム部

Director Seri Kuroawa's blog / 演出家 黒澤世莉のブログ

June 2016

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興奮している黒澤世莉です。

夜中に犬に起こった奇妙な事件[ナショナル・シアター・ライヴ]
http://www.ntlive.jp/curiousincident.html

観てきました。

もう一回みたい。

わたしもうすれっからしババアみたいになっていて、もう一回観たいなんて滅多に言うことないんですけど。

いやー、最後の最後にやられましたね。そういうことか、と。なんて美しく、華麗で、緻密に作られた作品なんだろう、と。あの台詞が戯曲段階からあったんだとしたら、作家に脱帽という他ない。し、あの台詞が演出発想であったんだとしたら、やっぱり演出家に脱帽です。

基本的には、私の好きな要素がたくさんありました。囲み舞台で舞台美術は無し。ハコを抽象的に使い回す美術、絞り込んだ小道具。そのわりに動物は使う。消え物は使ったり使わなかったり。コンタクトインプロ的要素を多様。息もつかせぬシーンチェンジ。

でもね、そういうことじゃないんですよ。俳優たちが役柄として、一つ一つ丹念に積み上げてきた物語が、最後の最後に集約して弾けるんですよ。本当に気持ちよかったなあ。しかも、あんだけ派手に演出しておいて、そこは俳優二人の地味な、しかし高密度なやり取りでみせるんだぜ。

最高か。

こういうカタルシス、大好き。

この先はネタバレにて。

この肩書も伊達じゃないねえ。みんないい仕事してました。以下引用。
2013年のオリヴィエ賞で作品賞を含む主要7部門(最優秀プレイ賞、最優秀演出賞(マリアンヌ・エリオット)、最優秀主演男優賞(ルーク・トレッダウエイ)、最優秀助演女優賞(ニコラ・ウォーカー)ほか)を独占し、ブロードウェイ公演では第69回トニー賞プレイ部門最優秀作品賞や最優秀演出賞などを受賞した。


わたし、NTLは好きですが、全部が全部を手放しで褒めてるわけじゃないです。あんまり好きじゃない作品もある。でも、これは本当に素敵でした。オススメです。ちなみに、いままでNTLでお気に入りは『欲望という名の電車』、あとNTLじゃないけどジュリー・テイモア『真夏の夜の夢』も良かったね。

ごちゃごちゃ重箱の隅つつけばいくらも言いたいことはあるんだけど、ま、そんなことどうでもいいや、て気分で劇場を後にしました。

7/1まで、シネ・リーブル池袋で19:30からやってます。これはどんとみすいっと。

以下ネタバレ

クリストファーに先生が問いかける最後の台詞。

「みんなの力で演劇になったのよ」

だけどクリストファーにはこの意味が届いていない。彼は自閉症であり天才であるが、他者の助けがないと生きていけないのだということが理解できていないのだ。

父親とのシーンも母親とのシーンも、ほんとうによく出来ている。それらのシーンでクリストファーが決して父親とも母親とも相容れないことを丁寧に描き切っている。そして母親の浮気相手の台詞まで、主題に深く関わっているのだ。

だからこそ、あのラストに説得力も出るのだ。

これは自閉症だとか天才だとか、そういう問題ではなく、人間全体に対する問いかけになっている。私たちは誰もが一人では生きていけないのに、しばしばそれを忘れてしまう。

「演劇をつくるって校長先生が提案してる」とか「カーテンコールの後にやったらどうかしら?」とか、メタ演劇的なこと差し込んでくるな―って思ったら、ドラマの核である「人は一人では生きていけない」ということと「演劇は一人ではできない」ということを、セリフ一つで統合させるなんて。いやあ、ほんと、あの瞬間は「演劇って素晴らしい」て思っちゃった。思わされちゃった。

そう、思い出させてくれて、ありがとうございます。

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02
大きい女性が好きな黒澤世莉です。写真はこいけけいこさんと笹野鈴々音さん。

今日はいったお店で、背の高い女性が猫背になって首が前に出ているさまを見て、悲しくなりました。「またか」と思いました。

背の高い女性は、背の高さコンプレックスからか、猫背になる人がひじょーに多い。

もったいないです。

猫背で美しくなる人は、いません。

背の高い人は背筋を伸ばして、もっと美しくなってください。

ちなみに、背の低い女性も好きです。背の中くらいの女性も好きです。なんなら女性が好きです。

以上、黒澤世莉でした。

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08
黒澤世莉です。演出ノートシリーズも早くも6回目だよ。

【まとめ】黒澤世莉の演出ノート2016【随時更新中】
http://handsomebu.blog.jp/archives/52375688.html

その前に宣伝します。「しばいのまち」という、演劇人のための情報サイトに連載を持たせていただきました。親父の小言です。お時間あったらごらんください。
【連載企画】第1回:若い演劇人へのエールと叱責(時間堂・黒澤世莉)
http://shibainomachi.com/2016/06/28/0042/

さて。

稽古5回目は、音楽の後藤浩明さん、振付の小林真梨恵さんが両方揃われた日でした。

『ゾーヤ・ペーリツのアパート』は、歌って踊るブラックコメディていうキャッチフレーズで売ってます。その名の通り、音楽劇と言っても過言ではないほど、音楽や歌、ダンスが入ってきます。音楽はほぼ生演奏です。ですんで、音楽や振付と緊密なやりとりが必要になってきます。

演出家の仕事の重要な部分に「決断」があると思います。決めて責任を取るのが仕事。ただ、これは逆に言えば、提案や計画はどんどん任せたほうがいい、てことだと思っています。全部自分でアイディア出すって話じゃなくってね。これは俳優に対してもスタッフに対しても、そうだと思っています。

理想論ですが、「作品に献身する」という軸を共有した個々の関係者が、持ち場を越境して対話していく、ていう現場が好きです。

意見が割れたり、場が迷走した時に、リーダーシップを発揮すればいいわけで、普段はなるたけ、人任せにしたほうが、みんないい仕事してくれるんじゃないかな―、て思っています。もちろん、現場によって色々だと思いますけど。

そうは言いますが、わたし、この考え方を共有せずに仕事をして大失敗したこともあります。持ち場を越境したりされたりするのが好きじゃない方もたくさんいらっしゃいますしね。なにが正しいかって言うより、わたしがやりたい仕事の仕方を、最初にきちんと提示しなかったことが問題だったなーて思っています。

そう考えると、結局コミュニケーションをまめに取るみたいなことが大事なんだよね、ていう、すごく当たり前の話になってきます。

そうすれば、多少「何言ってんだろうこいつ」みたいな発言を繰り返しても大目に見てくれます。たぶん。

まあ、今回劇団員から「世莉さん予算書みて打ち合わせしてください」て怒られたのは内緒ですよ。

ちなみに、30回稽古5回目の時点で、すでに全体顔合わせ、スタッフ全体顔合わせとミーティング、衣裳打合せ、音楽振付打合せ、はそれぞれ一度はやってました。公演から50日前の時点で、それくらいは終わらせてる感じです。今回の場合は。

出演者19人をまとめていくことも大変ですが、それと現場に来るスタッフさん、それもたいてい売れっ子で忙しい、と作品づくりの進行を調整するのは、けっこう整理整頓能力の必要な仕事です。で、それは優秀な演助能力がカバーしてくれる感じになってきますね。

次回は演出助手について書いてみたいと思います。ゾーヤ・ペーリツのアパート三銃士の登場です。

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黒澤世莉です。写真は2008年に漬けた梅酒。

2008年には、まだ田端のいわゆる「せり荘」に住んでいて、あそこは広かったから4Lの梅酒の瓶を何瓶も置いておいても困らなかった。だから毎年漬けてた。でも、面倒くさくなって、そして雑司が谷に引っ越して一人暮らしになって、ていう変遷もあって、ここ8年漬けてなかった。

けど、ちょっとした気まぐれで、今年は梅酒を漬けてみた。直接的なきっかけは、この8年前の梅酒の4Lの瓶はずっと流しの下に残っていて、これを小瓶に空ければ、そのまま瓶を使えるし、いま瓶があるスペースに新しく漬けて戻す分には、スペースの問題もないし。

じゃあ、漬けようか、っていうんで漬けてみた。

8年前、2008年は、まだ時間堂に菅野貴夫や鈴木浩司が所属する前で、時期としては『三人姉妹』をやった直後、みたいなとき。4x1hなんかやってたころだね。 http://blog.livedoor.jp/project4x1h/ ということは、この時に翔子とかモンキーとか百花とかに出会ったわけだね。

わたしはまだ30歳になったばっかりで、チェーホフに挑戦するのにもすごい勇気が必要だった。なにしろ、今に比べて、演劇のこともチェーホフのことも全然分かってなかった。いまだって分かってないけど。4x1hの作家たちはみんな出世していったね。中屋敷さんも谷さんも篠田さんも上野さんも。冨士原さんとはその後ワークショップを企画してもらったりもしてる。マキタさんは元気なんだろうか。

8年前の梅酒は、久米仙と南高梅、それにきび砂糖で漬けました。味見したけど、美味しかったです。

8年後は2024年か。わたし47歳。どうなってるんでしょうね。8年前から今は想像できてないもんね。

8年前の私よ、お前は目標だった全国ツアーとスタジオ所有を達成するぞ。よかったな。

8年後の私は、海外ツアーと劇場所有を達成してるんだろうか。

梅酒のみぞ知る、だね。

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黒澤世莉です。写真はロシア勉強会3回目「ロシアNOW」の一コマ。田代紀子さんありがとうございました。

というわけで、演出ノートの5回目は台本の読み方についてです。いままでのまとめはこちら。

【まとめ】黒澤世莉の演出ノート2016【随時更新中】
http://handsomebu.blog.jp/archives/52375688.html

8回4時間のプレ稽古を経て、8時間の稽古を3回消化しました。実は、3回目に振り付け、ムーブメントの小林真梨恵さんの時間があり、これから書く4回目には、音楽の後藤浩明さんの時間があります。

『ゾーヤ・ペーリツのアパート』は音楽劇、のような演劇で、歌って踊るシーンがいくつもあります。いわゆる「演劇のシーン」づくり以外にも、やらなきゃいけないことがたくさんあるわけですね。わー、大変。みんな、がんばってねー。

さて。

そうは言っても、台本の読み方、です。振付や音楽について、あるいはそことのコラボレーションについては、おいおい書きますよ。

まずは軽く勉強会について触れます。

ロシアやソ連のことを学びたい人は、みんなウェルカムなんだぜ [ロシア勉強会で学んじゃおう!]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52371311.html

台本の読み方、ていうと、戯曲の読解法かと思われるかと思うのですが、それは半分あたりで半分はずれです。いま私がお伝えしたいのは、稽古場でどう台本を読むのか、ていうお話。

読解についても時間があれば書きますが、そこはそれだけで新書一冊分いけちゃうからねえ。。。まあ、折を見て。ただひとつ言えるのは、読解の前に、取材を卓さんした方がいいですよ、とはいえます。以前も書きましたが。そういう部分の補完で、勉強会もやってるわけです。

戯曲そのものも大切ですが、戯曲の背景や舞台を知ることも、大きな助けになります。ていうか、必要です。

ロシア勉強会は、実はまだ開催日程が残ってます。7月1日(金)19:30〜21:30に最終回を開催します。はじめて来る人も大歓迎ですよ。文章では記録に残せない、あんなことやこんなことが、聞けるらしい、ですよ。記憶に残しましょう。

で、本題。

演劇の稽古は、台本にはじまり台本に終わる、と言っても過言ではありません。演出家がいなくても、俳優と台本さえあれば稽古は出来ますが、台本がないと稽古も出来ません。

え? 稽古初日に台本がないって?

しらんわ。

じゃ、気を取り直して。稽古初日から台本があるものとします。

「本読み稽古」とか「テーブル稽古」と呼ばれる稽古があります。これはその名の通り、台本をまずはテーブルにおいて読んで見る、みたいな稽古ですね。

これの回数は、場所によって様々なんだと思います。1回読んだら立つところもあるし、時間をかけてじっくり取り組むところもあるでしょう。

私の認識としては、これは予め配布された台本を読み込んできて行うもので、この時から台本を読みだすものではない、です。もちろん、台本の配布が稽古初日、みたいな場合は、そのとき初めましてになるわけですけど。それはまあ、仕方がないにしろ、どんな舞台の作品かは分かっているから、ある程度の取材はできているはず、ですよね。

で、そういうところから、俳優たちが声を出してみることで、はじめて「脳内の相手役ではない、生身の相手役の出方」を体験します。ああ、スリリングですね、稽古初期って。書いててもドキドキします。

はー、こうくるんだーとかね。こうなんだーとかね。

で、こっから先は、色んな読み方があるよね、て話です。演劇ってスタイルが多様だから、たぶん、正解は一つじゃない。だから、自分のベストを持っていった上で、その現場で求められることに柔軟に対応していく、ていうのが、まあ演劇に関わる者すべてがやることなんでしょうね。

いろんな本読みがありますけど、時間堂の場合、劇団でやる時は、一番最初は「台本を持って立って好きに動きながら色を付けずに読む。相手との関係性は取りながら、中身が動いたらそれを声に乗せていく。台詞は明瞭に、句読点ははっきり意識する」て感じでやります。

これのどこが本読みなんじゃい、て思われるかと思います。やりたいことは色々有りますが、もう時間がないので箇条書きにすると、

・本や役を決めつけるのではなく、柔軟に出会う
・可能性を拡げる
・呼吸や滑舌や日々の意識を高めることでしか公演時に結果が出せない
・他人からの影響をなかったコトにしない
・身体の意識を高く保つ


みたいなこと、をやろうとしてるんですね。

わたしの演出の主義ですが、答え合わせはつまらん、と思っています。

全然予測もしていなかったアイディアに、その場にいるもの全員の思いもよらない方向にジャンプする瞬間。いい台本といい俳優には、そういうものがきっとある。そう信じています。

そして、それが演劇の醍醐味で、それを見つけるための、本読みの仕方です。ウチ流のね。

次はたぶん「スタッフとのコラボレート入門」です。たぶん。

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黒澤世莉です。写真は弦巻楽団の舞台美術、の一部。

昨日のブログの続きを書きます。書き足りない気がするので。

どちらを選んでも悔いが残りそうな二択ってあるよね
http://handsomebu.blog.jp/archives/52375802.html

ただ、同じ悔いが残るのでも、自分で決めた場合の方が、他人に流された場合より、全然いいのだと思います。


って書いたんですけど。これは言葉足らずだなって、思ったんです。

ひとつは、自分で決める、というのはつまり、自分の意思を認識している必要があります。でも、結構そういう人は少ないと思っています。

見ていると、あんまりそういうひと、いないなって。自分で決めた「つもり」でも、世間とか、家族とか、隣人とか、あこがれの先輩とか、まあ対象はなんでもいいんですけど、そういうものの価値観を借りてきて判断している、ような事が多い。気がする。

一朝一夕で、自分の意志の認識って出来ないんですよね。いままで他人の価値観にあわせてものを考えてきているクセがあるひとがほとんどです。それを180°転換して「私って本当は何を望んでいるのかしら」なんてことを認識するためには、長い時間がかかる。本気で考えはじめてから、軽く数年、下手すりゃン十年はかかるんじゃないですかね。

だから、自分の意思に気づいてからそれでものを考えるクセをつけた人なら、自分をしっかり持てる可能せは高いと思います。そうでない場合、自分で決めた「つもり」で終わって、結局流されてましたね―、てことに後で気づく、みたいなことになりがちだよねえ、て思います。

ピンチになって自分の意志を発揮しようたってダメ。日常から自分の意志を分かってないと。

もうひとつは、自分の意志に従うことが、自分の得になるとは限らない、てこと。

ライトな例えになっちゃうけど「すげえポテチ食いてえ、コーラもつけようぜ」ていう欲望に負けてしまったとします。その日はまあハッピー。でも、次の日の体重計や、次の週のパンツのぱんぱんさ加減で、アンハッピーになります。

自分の意志ってのは、自分の欲望の赴くままってことじゃないのよね。

でまあ、自分の意志が分かっていることが大前提なんだけど、その上で「自分の目標」とか「自分の家族の目標」とか「自分のチームの目標」てものを捉えて、その中でベストの選択をしないと行けないんだと思うのよね。

自分の意志が分かって初めて、自分の所属するコミュニティの力になれるんだろうなー、なんて今思ってます。

そんな人、ほんとに、少ないんだけど。でも、そんな人、増やさないといけないんだろうな、て思います。

そういやチェーホフに「あなたは全体、自覚的な女なんてものを見たことがあるかい?」みたいな台詞があったなあ。性別にかぎらず、ですよ。

【追記20160629】上記台詞、いま稽古してる『ゾーヤ・ペーリツのアパート』の台詞でした。

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黒澤世莉です。神谷アパートのフォントが好きです。

人生にはたまに、どちらを選んでも悔いが残る選択、というものがあります。

そういうとき、何を基準にしたらいいのか、私にもよく分かりません。

ただ、同じ悔いが残るのでも、自分で決めた場合の方が、他人に流された場合より、全然いいのだと思います。

とりあえずカレー食べます。

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【0730追記】開幕しました。ご来場のみなさまあありがとうございました。

【ネタバレ注意】時間堂『ゾーヤ・ペーリツのアパート』7/29~31東京芸術劇場シアターウエスト:感想まとめ
http://togetter.com/li/1005905

東京芸術劇場シアターウエストは池袋駅から地下通路で直結ですので、雨の日でも紫外線の強い日でも、傘いらずでお越しいただけます。安心ですね。

全ステージ当日券のご用意はあります。当日券10席しかない1,500円のZ席ただし見にくいよ、初日は5枚残ってましたので、節約派は要チェックです。

30土13:30ゲスト:七字英輔氏、玉置玲央氏/18:30、31日12:00ゲスト:秋月準也氏/17:00はお席ございます、とくに30土18:30、31日17:00はセンターブロックの人気のお席が間に合います

ご予約はこちらから、公演の3時間前まで受付中です。
Livepocket[支払方法:カード・コンビニ・携帯キャリア]
http://t.livepocket.jp/t/za201607

時間堂『ゾーヤ・ペーリツのアパート』の演出ノートをはじめます。

これから演出をしたいとか、演劇をしたいとか、そういう方の参考になれば、と思って書きます。が、なにぶん演劇やり過ぎて、初心者の気持ちというものがもはや分からなくなっています。もし分かりにくいことや聞きたいことがあったら、SNSかなにかで聞いてください。参考にします。

2016年の黒澤世莉という、19年間56作品演出してきた演出家が、どんなことを考えて演出しているのか、何を良いと思って、何に困ったり悩んだりしているのか。そういうことを、誰かの迷惑にならない範囲で、素直に書いていければ、と思います。

ここに書いてあることは、何かの正解ではありません。正しい演劇の姿でもありません。演出の常識とか、演劇界の通常とか、そういうことは分かりません。あくまで黒澤世莉という演出家個人の考えですので、その点はご理解ください。

古い記事から新しい記事に向かってならんでいます。

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稽古前の準備ってなにすんの?[演出ノート2016:00]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52374599.html

07
プレ稽古ってなんすか、いらなくないすか?[演出ノート2016:01]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52374891.html

稽古初日なんてぼんやりやりすごせばいいじゃない[演出ノート2016:02]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52375000.html

あたりまえのことを、あたりまえに、できる?[演出ノート2016:03]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52375354.html

基礎稽古とかやらないでしょ、作品つくってんだから[演出ノート2016:04]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52375595.html

台本読みのやり方[演出ノート2016:05]
http://livedoor.blogcms.jp/blog/handsomebu/article/edit?id=52375943

これさえ読めば分かる!演出家とスタッフのつきあい方[演出ノート2016:06]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52376172.html

演劇に音楽って、ほんとにいるの?[演出ノート2016:07]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52376547.html

通し稽古は公演直前までできませんよね?[演出ノート2016:08]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52376576.html

未完成なものを人様にさらしてどうするのさ?[演出ノート2016:09]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52376667.html

演出ノート書きながらじゃ、稽古観られなくない?[演出ノート2016:10]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52377177.html

演出助手ってなにすんの? 雑用?[演出ノート2016:11]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52377443.html

公演初日から2日目にかけて起こることを前倒しする魔法について[演出ノート2016:12]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52377704.html

与えられた振付を行うだけでいいじゃない[演出ノート2016:13]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52377773.html

演出家の仕事は、誰も決めたがらないことを決めること[演出ノート2016:14]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52377966.html

30回の稽古が折り返すときに思っていたこと[演出ノート2016:15]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52378195.html

稽古と休憩の関係[演出ノート2016:16]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52378197.html

宣伝は演出の仕事じゃねーだろう[演出ノート2016:17]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52378198.html

演出家の「待つ」という作業と、「我慢」と「辛抱」の違いについて[演出ノート2016:18]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52378199.html

演出における、率直さの使い方[演出ノート2016:19]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52378200.html

ワガママしてる? 感謝してる? [演出ノート2016:20]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52378202.html

演劇における空間について[演出ノート2016:21]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52378203.html

40にして惑わない?[演出ノート2016:22]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52378853.html

戦ってる?[演出ノート2016:23]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52378987.html

「自由」と「規律」について考える目的 [演出ノート2016:24]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52378955.html

あなたのやりたいことって、何ですか?[演出ノート2016:25]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52379197.html

劇場に入ってからの演出家のすごしかた[演出ノート2016:26]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52379409.html

圧倒的に時間が足りない、小屋入りしてからの予定の乗り越え方 [演出ノート2016:27]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52379495.html

公演初日の演出家に出来ることなんかなにもねえよ [演出ノート2016:28]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52379533.html

幕が開けてからの演出家の仕事 [演出ノート2016:29]
http://handsomebu.blog.jp/archives/52379833.html

初日は楽日のように、楽日は初日のように [演出ノート2016:30]
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黒澤世莉です。写真はヴェジハーブサーガのカレー。1,000円食べ放題、移転一周年記念で、6/26日曜日までやってます。

ヴェジハーブサーガ
http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13102977/


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ほら、こんな看板が。御徒町駅南口からすぐですよ。

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食べ放題なので、大食漢でも満足です。次々にカレーや料理が変わっていくから、のんびり食べることをオススメしますよ。

と、マイルドにカレーの話題を挟みつつ、さて。表題の件です。

わたし、そんなに怒りっぽくないんですけど、たまにカチンときます。

で、あるとき、カチンときて、その時は忙しかったのでスルーしてたんですが、だいぶカチンときてたみたいで、そのあとずっとイライラしてたんですね。

で、次の用事に向かっていて「このイライラは次に会う人は関係ないんだから、我慢しよう」て思ったんですね。

これが失敗でした。

結果として、イライラと関係ないひとに対してスゲー感じ悪い人になっちゃいましたね。反省です。

全然イライラと関係ない人に不快な気分を広げてしまうっていうのは、自分も相手も完全に不利益しかない。これは、自分の中のイライラの量を見誤って、自分がコントロールできると慢心したせいだと思います。ああ、恥ずかしい。ご迷惑をお掛けした方、すみません。(本人にはちょくせつごめんなさい済みです)

さて、この場合どうしたら良かったかって言うと

1.その場で本人に伝える
2.その後本人に伝える
3.関係ないひとに事情を伝えて、優しい目で見てもらう
4.しっかり怒りを封印し、我慢し通す


1.は理想ですが、そこをやり過ごしてしまったことが最大の反省点ですね。2.でも良かったかなと思います。1.2.が選択できない場合、4.で行こうとして大失敗してしまったので、相手との関係によりますけど、3.を選択してもよかったかもしれません。4.は、関係が遠い人だと、けっこううまく取り繕える可能性が高いし、関係が遠い人に3.でいっても「しらんがな」てなるので、そのへんはお互いの関係の見極め、大事になってきますね。し、どのみち2.は必要ですねえ。

どのケースにおいても、当事者同士で対話しておく、てのが一番重要なんですよね。時間の都合とか環境の問題とかで、なかなかそうも出来ない場合もあります。とはいえ、陰口とか無駄な対立は最悪だし、放っておいて後々もっとややこしくなる場合もあるから、なるはやで対話しておくことが大事かなって思います。

黒澤世莉はまだまだ修行が足りん、ていうお話でした。

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黒澤世莉です。写真はレパートリーシアターを観に来てくださった佐藤孝治さん。

『ゾーヤ・ペーリツのアパート』リハーサルは、ほぼ二ヶ月、8時間30回です。最初は週に2、3回、最後は毎日、というリズムです。いままでは2ヶ月3時間60回くらいだったのですが、3時間1コマと捉えると、時間の使い方はだいたい一緒ですね。

最初の三回は、ほぼ以下の進行で行われています。
・最初のミーティング、その日の進行を共有
・ウォーミングアップ、ムーブメント基礎30分から1時間
・シーン:台本読み
・休憩
・ウォーミングアップ:発声やメンテナンス30分
・シーン:台本読み

で、だいたい休憩込みで7時間強でおわらせてるんじゃないかなあ。

いままではメッチャ基礎練習してました。主にリラクゼーションからのリピテーションですね。「リラックスして集中すること」が極めて重要な事だし、リピテーションは時間堂の演劇の基本の「シンプルなやり取り」にいくために一番効率いいですからね。手段として。

で、まあ、今回はリピテーションはほとんどやってません。人数が多すぎて、十色庵じゃ収まんないからです。ムーブメントや歌のレッスンもありますし。そのぶん、プレ稽古なんかでちゃんと取り組めてたんじゃないかな、て思います。

カンパニーの重要な哲学があるなら、それはしっかり共有するべきだと思います。遠回りに感じるかもしれませんが、本番前の大変な時期、基礎を共有しておくこと(あるいは共有しようと務めること)は、最後に効いてくると思います。

今回の時間堂でいえば、「シンプルなやり取り」に関する練習は、足りてないといえば足りてないけど、現実問題には左右されてしまいますからね。その時出来る範囲でのベストを毎回考えていかないといけません。し、達者な人が多いから、大丈夫でしょう、て思ってます。

マイズナーテクニックだけが、練習方法じゃないしね。

まあ、基礎大事つっても漫然と人狼やダンスやっててもしゃーないと思います。台本出来てないからって理由でね。演出家は台本ないとなんにもできないようなもんです。稽古初日にだって遅いくらいです。稽古の1ヶ月前には渡してあげたいですよねえ、台本。

ね、ほしいよね、俳優さんたち。

次回は「稽古4回目:台本読みのやり方」です。

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