「ハンサム部」こと旅する演出家:黒澤世莉blog

Director Seri Kuroawa's blog / 旅する演出家 黒澤世莉のblog

May 2016

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雑司が谷警備隊の抜き打ち調査におののく黒澤世莉です。おちおち掃除もできません。

まあでも、掃除をしてます。一人暮らしってどれくらい掃除するもんですかね。毎日、は無理じゃない。週一、じゃ少ないかな。月一、だと汚いかな。

こういう感覚って人それぞれだと思うんですが、わたし白状しましょう。忙しい時期は月一とか、へたするともっと長くなります、掃除のスパン。

でも、今年に入ってからは、だいたい週一くらいですかねえ。毎日やれよって声も聞こえてきますけど、いや、仕事してる一人暮らしの大人で毎日掃除できてる人なんているのかね。それはそうとうきれい好きじゃないかね。と訴えたいよ。

で、今日書きたいことは「自分のスペースは、自分でつくる」っていう話です。

何度か書いてますが、今年の抱負は「好きなことだけやる」です。で、これを決めた理由の一端には「なんか気分がクサクサする状態をなくす」てのがあります。

わたし、すぐクサクサしちゃうんですよね。「いつも明るく楽しく前向きでハッピー」て、なかなかなれない。でまあ「いつも明るく楽しく前向きでハッピー」は無理として、一緒にいると嫌になるくらいクサクサするのはやめようよ、と。

でまあ、クサクサしなくなる方法、てのはいろいろあると思うんですが、いろいろ省いて結論言っちゃうと、アレです。「自分のスペースは、自分でつくる」てことになります。

結局「自分の心身が望まないことをやってる状況」てのがクサクサの原因なんだと思います。まず、これをなるべく減らす。ゼロにするのはそうとう難しいけど、極力減らす。ブラック企業?辞めちまえ。DV配偶者?別れろ。無理?行政でも友人でも家族でも、意外と頼れるぞ。困ったら一番身近で頭のいい人に相談しよう。

とはいえ、たとえば子育てとか、たとえば経営とか、どうしても減らせないストレス、てのはあると思うんですよね。あるいは、大目標に向かう時の小目標がつらいとか、そういうこともあると思います。

ケースバイケース全部書くのも大変ですけど、やりたいことをやるために、しんどいことを我慢する、てのはありますよ。

で、そのしんどい量は、限界まで減らしたら、あとは認めて諦めて受け入れる。これは解決はしないけど、一番マシになると思います。

ちょっといい方を変えると「コントロール出来ないことは、受け入れる」「コントロールできることは、できるだけマネジメントする」てことになりますかね。まず、この自分で出来ることと出来ないことを分かること、大事。

で、出来ないことは、とにかく認めて受け入れるしかない。だって、天災とかさ、どうしようもないじゃん。泣くなり愚痴るなりを、信頼できる相手にやったらいいです。

で、出来ること、これは出来るだけ自力で整える。この自力で整える、を「自分のスペースは、自分でつくる」て言ってます。目的は「モチベーション上げる」「能力を上げる」「持続性を上げる」「快適である」みたいなことかな。

で、そういう目的を達成するためには、自分のほしい時間・空間・距離・期間などのスペースが必要なんですよ。自分のための時間をつくる、とか、空間をつくる、とかね。

アホみたいなことで言うと、睡眠とか食事の時間ね。ないと死んじゃう。でもこれさえ削るでしょ、ワーカーホリックだったりするひとは。いや、死ぬから。ほんと。やめな。それで能力落として周りに迷惑かけてどうすんだ。謎。不効率。

空間も大事で、創造的な発想とかもだし、効率的論理的思考もだけど、自分の部屋がすっげえゴチャゴチャした状態のときって頭のなかもシッチャカメッチャカになりがちよ。だから、自分のスペースの確保、大事。掃除とかね、しましょう。

で、他に具体的に今年頭からぼくがやってるのは、まず思考の整理です。これは長くなるからまた別にします。思考の整理をすることで、まず自分の習慣をかえないといかんね、てことをしみじみ納得できます。わたしの場合、このしみじみ納得がないと、行動が変えられません。大事。

そして、自分の時間と空間を作ってやろう、て決めたことを以下箇条書きで、

・早寝早起き
・朝ヨガ
・筋トレ
・読書
・掃除洗濯


とりあえずこんなことですかね。

まとめ。

「自分のスペースは、自分でつくる」ためには、習慣を変える必要があって、そのためには「自分はどうしたいのか、どうなりたいのか」ていう思考の整理をして、必要だなーってしみじみ納得することが大事。

その結果何が得られるか。

日常だけじゃなく、仕事なんかでも「自分のスペースは、自分でつくる」のが上手くなる。仕事とかでドカドカ積み上がっちゃっても、あんまりパフォーマンス落とさずいられる。少なくとも、クサクサして他人に迷惑をかけたり自分のパフォーマンス落としたりは、減る。

ゼロにはなんないけどさ、人間だからね。

人間の一日に決断できる量って、決まってるっていいますよね。最近、決断量が自分の限界を越えてて、頭回ってないんですが、まあ、それでも、こういうふうに生活を変えていって、たぶん去年よりは能力上がってる。し、去年より機嫌良くなってる。

ので、興味があったらおすすめします。「自分のスペースは、自分でつくる」。生きやすくなりますよ。


今週末の時間堂レパートリーシアター『いちごの沈黙。』ちょい見せ動画だよ。レパートリーシアターは面白いので、観に来たらいいですよ。今月は不条理コメディです。お待ちしてまーす。
公演情報はこちら。
http://handsomebu.blog.jp/archives/52368620.html

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ほら、窓の下にも雑司が谷警備隊。

明日はあなたのそばにいるかもしれません。

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「もう5月10日だよ」などといい加減なことを言う人に「またまたあ」と返答している黒澤世莉です。

……

現実って、直視したくないよね。

記憶を失うゴールデンウィークでした。「『いちごの沈黙。』稽古」「大阪ワークショップ3クラス」「勉強会:ロシア―演劇の国:村田真一教授」、「時間堂ソシオミーティング」他もろもろとありました。記憶を失うのもむべなるかな、です。

今日は時間堂ソシオミーティング」について書きます。

これを説明するには、まず時間堂ソシオについて説明しないといけません。上記リンクにはこんなことが書いてあります。
うちのよさを理解してくれて、愛してくれて、ていう方を、応援と協力の場に巻き込むことがしたいです。(中略)お金以上に知恵を出してもらったりなにか動いてもらうことをしてもらえないかなと期待していて、その見返りは作品の提供や劇団の継続であると同時に「あの劇団はわしが支えてるんじゃ」という発言が本当になる、正しい意味でのオーナーシップを持ってもらえることだと思います。

ファンクラブ+株主、みたいな感じですかね。

で、その企画のソシオミーティングをしました。ソシオの方々とお話するって場です。何を話したらいいかを決めずに、とりあえず集まれる方で集まってみて「ソシオこれからどうしましょ。時間堂これからどうしましょ」てなお話をいろいろしたわけです。

有益なご意見もいろいろ頂きました。「レパートリーシアターの宣伝は分かりにくいよ」とか「何が問題かはっきりしてないですね」とか。



という素晴らしい結論めいたものも出ました。

でも、まあ、ね。

そういう具体的な解決策もたくさん伺えたんですが。

そういうことより、ソシオのみなさんから、みなさんの言葉で「時間堂に期待すること」を伺えたことが良かったです。

わたし最近は、自分のために演劇やってなくって、ていうか出来なくって。誰かのためにでないとやる気でないという、気難しいモードにはいってまして。

「ソシオのためにつくる」ていうのは、一つの大きなモチベーションです。ほんとうにありがたいことです。お金払って応援してくれる。こういう方々が十何人もいらっしゃるわけです。

時間堂の活動に責任があるな、て、具体的な対象がいると、ほんとに思わされます。

もちろん、味方にも、お客さまにも、責任はあるんだけどね。

最後まで結論出なかったことは「バルサのソシオの目標はリーグやCL制覇だけど、時間堂はなんだろう?」ていうことでした。

強いチームづくり、じゃないよね。作品の評価? 面白いって感想も人それぞれだからなあ。演劇賞取ればいいの? 岸田とか読売とか? そういう次元の問題でもないよねえ。劇場? これもちがうなあ。活動の継続? ただ続けるだけじゃ意味ないもんねえ。

というふうに、スポーツのソシオといきなり違う部分が出て来て困ってしまいました。

劇団のソシオは、劇団とどんな共通の目的を持てばいいのでしょうか。

アイディアがあったらお聞かせください。


今週末の時間堂レパートリーシアター『いちごの沈黙。』ちょい見せ動画だよ。レパートリーシアターは面白いので、観に来たらいいですよ。今月は不条理コメディです。お待ちしてまーす。

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ゴールデンウィークは「『いちごの沈黙。』稽古」「大阪ワークショップ3クラス」「勉強会:ロシア―演劇の国:村田真一教授」「時間堂ソシオミーティング」他もろもろとありまして、あっというまに過ぎ去ろうとしています。

今日は「勉強会:ロシア―演劇の国:村田真一教授」について書きます。写真の真ん中の方だよ。ちなみに左は、6/5の講師の田代紀子さん、右は、時間堂の親戚、中谷弥生さん。

公演するためには、鬼のように取材しないといけないのが演出家です。が、時間は有限ですし「1920年代のモスクワの事情」と「ブルガーコフ」と「ソ連時代の作家」を追うだけでもう死ぬまで読めますからね。

まあいっつも時間がない!みたいなことを言っていますが、ほんと、どこであきらめるかなんですよね、取材は。ほんとはロシアに行きたいし。

toiuwakedde、勉強会ですよ。ここで一気に遅れを取り返そうと言う魂胆です。そして、それは大成功ですよ。

が、書きたいことが多すぎるのに時間は有限なので、手短に。かつ箇条書き。

・ロシア/ソビエト連邦って言う国は『断絶』が多い。タタールのくびき、とか。

・ロシア人にとっては「10年は時間じゃない」

・悠久の景色が基本。ごみごみした都会に来ると元気がなくなる

・平均寿命が短い

・むかーし貴族の定年は35歳だった

・ブルガーコフはゴーゴリの系譜。1955年に再発見されって、むしろ新しい作家


村田さんのおはなしは面白かったし、貴重な映像資料もみせていただけました。

ゾーヤやってて分からないこととか、疑問に思ったことがたくさん聞けて良かったです。

ロシア勉強会は、公演に関係してない方々にも開かれてる、一般公開イベントです。ロシアに興味がある方々、来ちゃって下ください。

どうせ勉強するなら、みんなでやりましょう。

第3回:ロシアNOW
講師 田代紀子氏(文化交流コーディネーター/日露演劇会議専務理事)
日時 2016年6月5日(日)14:00〜16:00

第4回:タイトル未定 ソ連時代のモスクワ在住経験談など
講師 浅井利春氏(日本・ウラジオストク協会事務局長)
日時 2016年7月1日(金)19:30〜21:30

【各回共通】
会場 :十色庵(東京都北区神谷2−48−16 カミヤホワイトハウスB1)
参加費: 一般 1,000円/回 日露演劇会議会員および学生 500円/回(要証明)
申込方法:以下の要領でEメールにてお申し込みください。

申込先 info@jikando.com
件名 ロシア勉強会参加
本文
【1】参加希望回(第2回・第3回・第4回)
【2】お名前(ふりがな)
【3】電話番号(当日ご連絡がつく番号)
【4】メールアドレス
【5】申込区分(一般・会員・学生)

主催・製作企画:合同会社時間堂
共催 日露演劇会議


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プチ怒涛、黒澤世莉です。

ゴールデンウィークは「『いちごの沈黙。』稽古」「大阪ワークショップ3クラス」「勉強会:ロシア―演劇の国:村田真一教授」「時間堂ソシオミーティング」他もろもろとありまして、あっというまに過ぎ去ろうとしています。

今日は「大阪ワークショップ3クラス」について書きますね。

時間堂で全国ツアーをするようになって、ほんとうに色んな地域でワークショップをさせていただくようになりました。中でも大阪ではコンスタントに活動を続けられてます。

その理由は、出会いです。現地でワークショップを企画してくださって、広報してくださるtocotocoしょうとくりぃむ https://www.facebook.com/tocosyou のおふたりと、徳田博丸さんがいるからです。

いくら大阪が大きな街だからって、東京から毎回講師を呼ぶことにはリスクだってあるはずです。それを厭わず、継続してくださることには大きな感謝があります。

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毎回新しい出会いもあるのですが、大阪ではいよいよ、アドバンストクラスという、複数回来てくださっている方への上級クラスと、大阪での作品制作を見据えたクラスを開催できました。

大阪チームのすごいところは、毎回満員にしてくださることですね。熱意と行動力があるんだと思います。そして結果を出してくださる。だから、いつも来てくださる方も生まれる。好循環がありますね。

大阪に行く度に顔を合わせる方がいます。うれしいことです。

次は8月に行きます。再会を楽しみにしています。もちろん、新しい出会いも。

ところで。

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穂積凛太朗といううちの劇団員は某社の会社員なので、福岡に転勤しました。そこでも、時間堂の公演に関わった方と出会っているそうです。

なんだかそういう、時間堂や演劇を通じて関わった方々が、思いもよらない形で距離を超えて出会うということが、たまらなくうれしいです。

演劇をやっている意味とか意義とか、よくわからなくなりますが、謎に出会うみたいなことがおこせるのは、素直によいなと思いました。

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ドラマ演劇がとくいな黒澤世莉です。

「おさんぽ演劇」ていうジャンルがあります。あんまりわたし得意じゃないんですよね、屋外イベント型演劇って。なんで、そういうのやってる北村美岬さんに「なんかやって」と丸投げましました。

「えっ、マジか」

みたいな反応でしたけど、無事に催すことになりましたので、お知らせします。本人からのごあいさつはこちら。

最近、気になってることはなんですか?
なんだかわかんないけど気になってしまう、
あれとか、これとか、それとかは、
どうして気になってしまうのだろう。
それは、じつは、どこかで会ったことがあるから
かも、しれません。

「気になるもの」を、おさんぽしながら探してみませんか。
街を通じて、あなたや、わたしや、あの人と出会うワークショップです。


場所は十色庵のある赤羽駅から遠いと評判の十色庵だからこそ、おさんぽ演劇の余地があるのではないか、と思っております。

私もワークショッププロデューサー・記録担当で参加しますよ。楽しみです。よろしくお願いします。

北村美岬のおさんぽ演劇ワークショップ
●日時:2016年5月15日(日)13:00~15:00
●会費:500円
●会場:十色庵
東京都北区神谷2‐48‐16 カミヤホワイトハウスB1
*JR各線赤羽駅から徒歩約12分・東京メトロ南北線志茂駅から徒歩約10分

*時間堂の地図男・菅野貴夫のよく分かる道案内
赤羽編はこちら http://blog.livedoor.jp/jtc2009/archives/1929503.html
志茂編はこちら http://blog.livedoor.jp/jtc2009/archives/1929491.html

●申込:info@jikando.comまで、タイトルを「おさんぽ演劇」として、「お名前」「人数」を書いて、メールください。

たくさん歩くので、
歩きやすい靴と、飲み物、帽子などあるとよいと思います。

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五体投地でお待ちしていまーす。

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黒澤世莉です。

行きたかった旧ヤム鐡道、行ってきました。

旧ヤム鐵道
http://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27084538/

美味しかったです。スパイスカレーは大阪いいですね。やっぱり。量が少なめですが、私にはちょうどいいです。1,000円弱。

立地が大阪駅の地下なので、とても便利。夜遅くまでやってますので、大阪にお立ち寄りの際にはオススメのカレーです。でもちょっと並ぶかも。18:30頃いって4人並んでました。

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かわいい。

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大阪についたよ黒澤世莉です。車窓から観た富士山。おかげさまでお天気に恵まれてます。

さて、えらそうに人様に助言や説教や提言などをしたためている当ブログでございますが、執筆者黒澤世莉はそりゃさぞかし偉いんだろうと思われている方もいらっしゃるかと存じます。

いないか、そんなひとは。まあ、いい、続ける。

偉くないです。正確には、自分のことはままなりません。

お金のことを話しだすとややこしいので、そういう話が聞きたい人はこっち読んでください。今日書くのは、自分の頭と心のはなしです。

コーチやファシリテーターという仕事には、いくつかの価値があると思います。その一つは客観性を担保するてことなんですよね。

どんなに人間的に、つまり情緒的に論理的にも倫理的にも優れた人物だって、自分と自分にまつわることには、どうしたって客観性をもてません。たとえば、お医者さんって自分の家族の手術は執刀しませんよね。冷静な判断がしにくいということだと思います。

コーチやファシリテーターが、本人が気づいていないことに、客観的に気づいて、冷静に伝える。本人には受け入れがたい感覚とか、当然あるんですけどね、でも、目的の共有があれば聞けるわけです。それは本人の成長とか、プロジェクトの成功とか、場合は色いろあると思いますが、とにかく同じ方向を目指していれば、耳が痛くても聞ける。

ひとりで自問自答してるとね、なかなかこうはいかないよね、てはなしです。

わたし個人の最近の話で言えば、時間堂という自分の劇団の次の本公演「ゾーヤ・ペーリツのアパート」の顔合わせがあったんですが、その前の何日かはさっぱり思考がまとまりませんでした。

で、顔合わせ自体は大成功というか、なかなかいいスタートを切れたと思っています。終わってから気づいたのは、「わたしすげープレッシャーだったんだな―」てことです。

それゆえ、気もそぞろだったわけですね、その前に。

もちろん、それだけが理由じゃなかったんですけど。終わってから頭痛無くなったりとか、身体にまで影響出とるやんけ、て感じでした。

でまあ言いたいことは、プレッシャーを感じた時はそれを認めることだ、みたいなことを書きましたが、実際自分がそれをやっていて、有効だとは思います。ただ、全部が解決できるわけじゃない。それはもっぱら、自分を認めることをやろうとしているがまだ未達成だってのが大きいかとは思います。

そもそも自分を認めるが達成できたら、それは悟りの境地なのでは、とも思うが。

いつも自分が書いている「準備が大事」「スタートが肝心」みたいな枠組みに、自分が囚われているわけですねえ。

準備はいくらやっても、いつもやりのこしたことがあるような気がします。日々の雑事に追われたり、集中できない時間が長かったりね。一つの事に集中して取り組めてるわけではないし、他にも締め切りあるし。

みたいな言い訳をしない環境をつくるてのが、最近の目標ですね。それに向けて、色々新しいことをしています。

来年くらいには、その環境をやる。

それはそれとして、やっぱり自分を認めるてのは、なかなか長い道のりですね。認めたところで、それが得られない場合もあるし。

それでも、自分の心身を無視した状態で生きているよりは、大分ハッピーだよな―、と思ったりしています。まだまだ未熟だけどねえ。

さて、大阪ワークショップ、がんばってきまーす。

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友だちとピクニックをした黒澤世莉です。

20年来のお付き合いとなると、小さなお友だちがたくさん増えましたねえ。会社でバリバリやってるやつから、フリーでこつこつやってるやつ、なにやってるんだかわかんないやつと、安心するメンバーです。そして、上の子達が小学1年生で何人も揃ってるってのが、とってもいいですね。

親戚づきあいが希薄な都会で「わけのわからん大人のグループに幼なじみがいる」てのは、得難い経験になると思います。コミュニケーションの基本は「わけのわからんやつと多く関わること」でしか育まれませんからね。

さて、そこで絵描きな友だちから「保護者会超緊張するんだけどどうしたらいい?」と聞かれましたので、演劇の専門家として華麗にお答えしましょう。

大変ですよね、保護者会。おつきあいもありますし。変なこと言ってバカだと思われると、子どもにまで影響ありそうですもんね。分かります。そりゃ緊張もしますよ。

では、いきますよ。



あきらめて緊張していることを認める



これがいちばんマシです。



いや、マジで。



人間だれでも緊張します。人前で何か話す時はなおさらです。「私緊張しないわ」て言う方もたまーにいますが、だいたい緊張していることにも気づいていない場合が多いかなと思います。

どんな人間だって、緊張はするんです。ただ、緊張をある程度コントロールはできます。量を減らすというか。緊張している中でも、なんとかやれるというか。

緊張をコントロールするためには、緊張をしてることを認めないとですよね。でないとコントロールするって発想になりません。

認めた上で、深呼吸をする、はっきり喋る、ゆっくり喋る、相手を見る。

このうちの一つ、ないし二つができれば上等だと思います。全部出来たら、緊張してようがしてなかろうが、問題なく伝わってますよ、あなたの発言。

後もう一つコツを伝えるとしたら、自分の緊張にばっかり向かい合わないほうが楽ですね。認めたら、何を伝えるか、とか、だれに伝えるか、とかに意識を向けましょう。自分のことばっかり考えてる状態って、だいたい居心地良くないので、あんまり自分を助けてくれません。

客観的に緊張していることを認めたら、あとは「大きい声出すぞ」とか「これを伝えるぞ」とか、そういう「相手のいること」に対して、具体的にがんばったほうが楽だと思いますよ。はい。

間違っても「相手にどう思われるんだろう」とか「きっと気分を害しているだろう」とか、思いませんように。大丈夫です。たいしてあなたの話聞いてませんから。

緊張はしますよ―私も。明日はその失敗談でも書こうかな。つうか失敗していいんですって。人間失敗するもんだからねー。

じゃ、大阪行ってきます。

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【20160506追記】募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

【20160504追記】女性の募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。土日、夜間の枠も増やしました。

佐藤孝治さんから伺って、黒澤世莉が紹介してますよ。わたしも行ってきます。写真は16年前の孝治さん(左)と慎弥マン。

佐藤孝治さんは、王子小劇場の発起人で、先日も王子小劇場ネーミングライツを花まる学習会に販売したことで話題になってましたね。

孝治さんとは長い付き合いでいまだにお風呂に行く仲で、でまあいろいろ喋ってる中で「演劇人のみなさまにご協力いただけないだろうか」てことで、ご案内することになりましたよ。

ちなみに佐藤孝治さんはjobwebの会長です。IT企業の会長やで。六本木やで。最近はトヨタ自動車とも組んでブイブイいわしてます。とくに学生のみんなは佐藤孝治ゼミに入るべき。これは命令ね。
http://www.jobweb.jp/

つーわけで、興味があったらどうぞってことで。お小遣い稼ぎのご案内です。

お申し込みフォーム
http://goo.gl/forms/BX1cNNrOcb
18歳から50歳の男女【20160504追記】女性の募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
・謝礼:3000円*交通費別途支給(最大1500円)
・期間:5/10~31のどこか1日
・応募〆切:5/9月

専門知識は不要で1時間弱で終了します。世界的テクノロジー企業の音声研究にご協力の程よろしくお願いします。
やってみてもいいかなという方は申し込みフォームにご記入おねがいします。追って日程調整させていただきます。お返事は5/9以降、企業の担当者の方からメールがあります。


質問などTw/Fbにて、コメントやメッセージを頂ければ、分かる範囲でお答えします。
Tw https://twitter.com/serikurosawa

よろしくお願いします。

ちなみに写真の右側は、以前紹介したビスコッティ屋を起業した慎弥マンこと山本慎弥さん。イケメン。美味しいビスコッティは十色庵でも販売してますが、webからも注文できますよ。母の日の贈り物にいいと思います。美味しいよ。

イタリア伝統焼き菓子『ビスコッティ』専門店 ビナーシェ
http://www.binasce.com/

まあ、この辺の長い付き合いのひとたちは、またちょくちょく当ブログでご紹介したいと思います。ひとには恵まれた人生ですから、好人物(きちがい)いっぱいいますよ。

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ユハさんとプレ稽古にきた面々と。めずらしく写ってますね、黒澤世莉です。

演劇って楽しいですね。20年やってもそう思います。いまだに新しい発見がありますからね。長くやるってのもいいものです。

20年もやってると、楽しいことばかりでもないわけです。

2016年は、根本から自分の生き方を考え直しています。2016年の目標は「楽しいことだけやる」と決めています。

これが結構難しい。生きてると楽しいことばかりでもないわけです。

でも、ここで難しいとか思ってしまうのが、実は罠なんじゃないかな、て思ったりもします。

人間は、無意識のうちに勝手な「枠組み」を自分にはめていきます。たとえば「わたしはブスだからかわいいはずがない」とか、「オレは頭いいんだから間違えるはずがない」とか、「みんなやってるんだから私もやらないといけない」とか、「飲食店の店員なんだから愛想よくハキハキしてろよ」とか、「あいつはオレのこと嫌いだから絶対攻撃してきてるに違いない」とか、色々ね。

無意識で「枠組み」を作って、自分で自分をそこにはめ込んで、世界を見ている。自分できちんと考えているようで、無意識の「枠組み」に支配されて、「枠組み」にそって反射してるだけになってる。よく使われる言葉で言えば、バイアスがかかるって言い方でもいい。

ある程度は仕方がないことだと思います。人間は「枠組み」作ったほうが楽なんです。自分の頭で考えて判断する、決断するって、とっても疲れるから。いちど出来上がった「枠組み」にそって反射してれば、それで世界と折り合ってれば、楽ちんだからね。

でも、「枠組み」だけに頼って生きてると、実はリスクが大きい。だってその「枠組み」が、全然間違ってることも多いからね。愛されてるのに嫌われてると思い込んだり、向いてないのに才能あると思い込んだり、いいアイディアなのに嫌いなやつだから無視したり。そういうことは誰にでも心当たるんじゃないかな。

さらに、自分の心身を無視する「枠組み」も多いですからね。もう限界なのに、まだ頑張れると思い込んだり。こういうひとはマジで鬱になったり過労死したりします。気をつけて。

でまあ、じゃあどうしたらいいか、ていうと、この「枠組み」疑ったり取り払ったりするのが芸術活動だったりもするんだろうね。芸術を作るとか、受け取るとかね。

それはそうなんだけど、一方で芸術活動するひとたちも「枠組み」に囚われてる場合もある。ていうか、人間誰しも「枠組み」に支配されている部分はある、多かれ少なかれね。

「枠組み」に支配されている自分の面積を少なくしていく営みが、そのまま芸術家としての成長なんだと思う。「自分を知る」とか、「他人を知る」とか、そういうことね。自分のバイアスをかけずに、ありのままの自分や相手と向かい合えるか。

できてる人はだいたい好人物(きちがい)です。

でね。

この「枠組み」を取っ払えたとしてね。

なんで演劇やってんの? それやりたくてやってんの?

ていうことを、自問自答している日々です。

自分にも。自分の周囲の演劇人にも。

「枠組み」を取り去るための簡単なアドバイスを最後に書いておきますね。これがいいかどうか分かりません。1月からはじめたことなんで。でも、去年よりはいい感じになってるので、誰かの参考になれば。

自分に対するこだわりを捨てること。いままでやってきたこと、出会ってきたことにしがみつかない。もっとてきとーでいいし、生きてるだけで丸儲けなんだから。

まわりを落ち着いて観察して、世界はあるがままにあるだけだって認めること。世界は別にあなたを不幸にするほど、あなたにこだわってないから。

そんで、人生はチョロいって信じることかな。難しく考えればいくらでも難しく考えられるけど、三食食って寝て死ぬことは変わりませんので。

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先日のエントリ「いま演劇をやっていて悩む、芸術とお金の事情」がスマッシュヒットしたおかげで、ただいま演劇カテゴリの2位になってます、ハンサム部。ありがとうございます。リンクはこちら。
http://handsomebu.blog.jp/archives/52370447.html

情熱があるなら、それが仕事なら、ライフワークなら、やめたらおかしくなっちゃうなら、やればいいとおもう。

不幸になるならやめたらいいよ。

____________________おしらせ____________________

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