ほぼ週刊ハンサム部

Director Seri Kuroawa's blog / 演出家 黒澤世莉のブログ

October 2015

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ひさびさに全員揃ってうれしい黒澤世莉です。ほうぼうで涙が流れる健全な稽古場です。

高校生と創る演劇「赤鬼」、去年の「転校生」のチームから聞くには聞いていましたが、高校生の都合でなかなか揃わないよと。実際出演者が全員揃うと、それだけで「ああ、しあわせ」と演出チームの顔がほころぶくらいです。まあ仕方がない、修学旅行や模試は行っていただかないとね。あくまで本業は学業です。

そういう環境にいると、16人全員が揃って演劇が出来るっていうのは、とってもありがたいことなんだなあ、って実感します。ふつうに演劇つくってると「全員いて当たり前」になっちゃうからね。

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いま、ここに、ひとが集まるって、奇跡なんだろうな。

それをなんとなく受け取ってしまっているけれど、かけがえの無いものなんだろうと思います。失ってから気付くたぐいのものです。失ってから気付くのはダメージでかいので、いまのうちに自覚できて良かったです。

16歳のころ、自分がこれだけがんばれたかっていうと、ちょっと無理だった気もします。だから、いまの彼らといっしょに演劇をつくっていると、えらいな、と思います。16歳のころ、私はもっと自意識過剰で人の話を聞かず、鼻持ちならないのは全部自信の無さの裏返し、みたいな高校生だったんじゃないかしら。

高校生のころ、こんな16人に入れたら、えらいハッピーだな、とは今の自分だから思うのであって、当時の自分がその価値を理解できたかっていうと、自信ないです。

だから「赤鬼」に関わる高校生すべてに、尊敬の念を抱いています。

この16人にしか出来ない、この16人になら出来ること。
それが観られたら、この公演は成功する。
それを支えるために、全てのスタッフはいる。

楽しみだなあ。

01
今日も中部ビューティーカレッジのみなさんが来てくだいましたよ。通し稽古がえっらい時間伸びててびっくりしたりしたけど、演劇づくりはいろんな紆余曲折があるもんです。

来週のいまごろは公演準備中だっ。今日も粛々と、やるべきことを楽しんでやります。

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そろそろ「赤鬼」稽古のことばっかりでみさなん飽きてらっしゃるんじゃないかしら、と思っていたところ、深津さんから「世莉さんのブログを読んで友人が『高校生がんばってるみたいだから行くわ』て予約してくれました」とのご報告を受けたので気を良くしている黒澤世莉です。

稽古の後に、中部ビューティーデザインカレッジのみなさまから、ヘヤメイク指導が入りましたよ。地元のつながり、大事。公演中も、自分たちで出来るようになってもらえるよう教えていただきました。ありがとうございます。

03
稽古途中の一コマ。

この稽古の前の日に、キャラメルボックス「水平線の歩き方」がとよはし芸術劇場PLATでやっていました。それを観ていた出演者がたくさんいたので、稽古の最初は観たお芝居の感想から始まりました。

個人的な話ですが、豊橋来てから初めて観た演劇が「水平線の歩き方」でした。アルカンパニー「父よ!」もやってたのですが、稽古とまるっきりかぶっていて見られなかったのです。残念。

ところで、PLATは主催公演が高校生以下1,000円で観られるんですね。東京だと、演劇観ても「すげえっ」て思うものもあれば「ああ、しんどいわ」みたいな作品もたくさんあって、何を観るかを選ぶのが難しいんですが、PLATは厳選された演目が掛かっているので、そういう意味では東京で演劇観るより安心して質の高いものと出会えるんですよね。以下PLAT過去上演作一例。
キャラメルボックス「水平線の歩き方」
アルカンパニー「父よ!」
佐々木蔵之介「マクベス」
ハイバイ「ヒッキー・カンクーントルネード」
松竹大歌舞伎
マームとジプシー「COCOON」
グループる・ばる「蜜柑とユウウツ〜茨木のり子異聞〜」
パルコ・プロデュース「海をゆく者」
てがみ座第「汽水域」
さいたまゴールド・シアター「鴉よ、おれたちは弾丸をこめる」

なによこの演目、気が狂っている。しかも、高校生以下1,000円。東京じゃそうはいかないです。観ない理由がない。保護者にお願いしてお小遣い貰ってでも観るべし。

閑話休題。

「水平線の歩き方」を題材に、いろいろな対話ができました。プロフェッショナルに見習うべき点、吸収できる部分はたくさんあって、具体的な参考になる作品が見られたことは本当に良かったです。例えば「無駄な動きをしない」とか「緩急をつける」と、言葉で言うのと、実例として俳優の行動や発話を観るのとでは、納得の度合いが違います。

そして、たくさんの学びから「プライチになるためには、それを越えるんだよ」という話になりました。

さて、その反応はどうだったのかというと、それは秘密にしておきます。答えは劇場でお見せできるのではないでしょうか。

そんな話のさなかに「いまは大人のつくってくれた部分が素敵なのであって、自分個人としては満足の行く演技が出来ていない。自分がいなくてもいい気がする」という発言がありました。その率直さはとてもチーム全体に良いなと思いました。風通しがよい組織になりますからね。変に我慢せずに率直でいることは利点が多いです。

はっきり書いておきますが、今回の16人の出演者、高校生スタッフ、OGスタッフ含めて、要らない存在はいません。たしかに個々人に出来ないことはたくさんあるでしょうが、その分、他の人には出来ない、そのひとになら出来ることが必ずあります。このチームに出来ないことはたくさんありますが、このチームにしか出来ない、このチームになら出来ることも必ずあります。

16人が今の自分の魅力を最大限舞台上で表現できたとき、プライチという目標は、目標ではなくなるのかもしれません。

少なくとも、黒澤世莉と小林真梨恵と直江里美は、プライチを信じて、そのために行動しています。痛快じゃないですか、高校生が上記演目を軽々と越えていったとしたら。そんなのワクワクするに決まってる。もはやワクワクしかない。失うものなんてなんにもないんだぜ。

楽しんだもんがちですよ、演劇は。PLAYなんですから。

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日々の稽古や演出が記録されていく「ジャーナリズム」。なぜ分野になってしまったのか謎タイトルだが、愛とか汗とか執着とか、色んな物が染み付いている稽古場の財産でございます。

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静謐な演劇空間「toiroan 十色庵」一般貸出スタート
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05
音具を操る出演者の背中と黒澤世莉です。

「赤鬼」は、もとはといえば野田秀樹さんが4人芝居として書かれた台本です。日本で上演して、その後ロンドン、タイ、韓国で上演しました。もとが4人芝居なんですけど、タイバージョンは大人数が出ていて、今回の16人の出演者でつくる「赤鬼」は、タイバージョンに似ています。

ところが、台本はおどろくほど変わっておらず、ほぼ4人芝居のバージョンと同じです。で、当たり前ですが、4人で上演する場合と、16人で上演する場合では、演劇としての面白さが違ってきます。4人ならば、たくさんの登場人物を4人で入れ替わり立ち代わり演じる面白さがあります。16人ならば、世界をかたちづくる村人や、外の世界から来た赤鬼の表現をダイナミックに作り込めます。良し悪しではなく、違うよって話ですね。

で、大人数が出ている良さを、出来るだけ伸ばしていきたいなと思っています。公演が差し迫った中、大人数が出ているシーンの、動きや場所などの「段取り」は決まっています。やーこれだけで大忙しよね。舞台上で演じる以外の段取りもあるしね。たいへん。よく覚えた。偉い。でも、その先に行かないと、観客に「す、すげーっ」て言わせられない。

「段取り」に息吹を吹き込む作業にいまは取り組んでいます。

人数が少ないシーンて、台詞が多いから、なんとなく喋ってれば間が埋まるんですよね(なんとなくじゃだめだけど)。でも、人数が多いシーンや、動きだけで表現するシーンって、どうやって「その場にいる」ことができるのか分かりにくい。台詞がないと「おやすみ」になっちゃいがちです。ただ立ってるだけ、座ってるだけ、ぼんやり、みたいな。当たり前ですが、場面に出ているからにはそれ相応の目的がその人物にはあって、それをやってないと意味が分からない場面になってしまいます。

台本に書かれている、自分の台詞以外の情報から、その場面で適切な振る舞いを選択し、決断し、実行できるか。これが上手なひとはいい意味で「芝居が上手い人」ってことになります。し、できたほうが演劇って面白くなります。だって自分で考えたことを自由にやっていいんだもん、作品にそぐってさえいれば。しかも、舞台上にいる全員がコレをやっていると、世界が豊かに大きく膨らんでいきます。

で「その場にいる」ってことをやろうとするときに大事なことが「わがままにやる」ことなんですね。大人数でいる時ほど、他人任せにしないで、自分からどんどん発信して、自分からどんどん決断していく。受け身になって待ってしまったり、勇気がなくて踏み出せなかったり、そんな時間はもったいない。周りをよく見ながら「わがままにやる」。協調性とは、人任せにすることではなく、自分で責任を取る最高の個人プレーの連続のことです。

ただし作品に献身している場合に限る。たんに身勝手なプレーはイエローカードね。

残り少なくなったとはいえ、まだ稽古はあるんです。なるたけチャレンジして失敗して、もっといいものにしましょう。守っていたらプライチなんてできません。成長あるのみ。

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去年の高校生と創る演劇「転校生」演出、アマヤドリ主宰広田淳一さんが、東京から遊びに来てくれました。「転校生」出演者、この企画のOGのさくらさんとなっちゃんも来てくれたよ。「赤鬼」チームのみんなもしあわせそうで、わたしも嬉しかったです。


広田さんと、さくらさんとなっちゃんが出演してくれた動画日記。

愛されている企画ですよ、高校生と創る演劇。OGが来たり、東京からプロが何人も来たり、愛がなかったらそんなこと起きないですもん。関われて幸せです。

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稽古後に円陣を組む高校生のみなさまと黒澤世莉です。豊橋滞在も6週間のうち5週目に入り、35回の稽古のうち、25回を終えました。いよいよ公演が見えてきましたね。とはいえこの日もみっちり基礎練習1時間強やってからシーンをやりましたよと。

「6週間はけっこう長いよなー」って思ってたんですが、そんなのウソだ。あっという間じゃないか。演出チームでは「時間泥棒がいる」とまことしやかに囁かれています。

ま、本音を言えば演劇づくりをやっていて、時間が足りなくなることなんて当たり前ですからね。しゅくしゅくと、残りの時間を以下に効果的に使うか、最小の時間で最大の成果を上げるか、そんなことを考えています。

大人はそれでいいかもしれませんが、高校生たちはそういう加減分かりませんからね。ウヒャーってなると思うんですけども、あせっていいことは一個もないです。残り時間はどうがんばっても増えないので、目の前の時間を活かしていってくれればいいなと思います。過ぎ去った時間を悔いている時間はないんだぜ。今を生きるんだぜ。

とはいえ、過ぎ去った時間を振り返るのもたまにはいいと思います。5月のワークショップオーディション、8月のワークショップ、9月からの稽古の最初の事を、ノートをめくりながら思い返してみる。これは2つの意味で意義深いことです。

ひとつは、8月からの2ヶ月でどれくらいがんばったか、その具体的な成果として何が成長しているかが分かること。

例えばビューティーレッスンで言えば、最初はまったく支えられなかった身体が、しっかりと支えられるようになったり。体重を記録していたら、増減がはっきり分かるでしょうし、記録していなくても、裸で鏡の前に立てば、身体の変化、姿勢の変化に気付くでしょう。気づかなかったら写真観たらいいです。3ヶ月前と輪郭も顔つきも違います。意識できていなかった呼吸が意識できるようになっていたり。台本や登場人物に対する理解も、最初とは比べ物にならないくらい深まっているはずです。

当たり前のことですが、台詞も段取りも音具の使い方も衣裳の着こなしも髪型もメイクも、4週間前にはさっぱりだったものが、いまは当たり前に出来るようになっている。これは結構すごいことだし、自分や仲間をほめてもいい部分だと思います。

がんばってるよ、出演者も高校生スタッフも。えらい。

ノートを見ながら道のりを振り返るもうひとつの利点は、いま欠けている部分、出来ていない部分を、素敵な部分に伸ばしていくヒントが得られることです。

わたしも演出チームも市来さんも、あんまり違うことは言っていないです。ところが、同じことを何度も伝えられている。ということは、重要な部分でまだ成長の余地が残っているということです。出来ているつもりで出来ていない、やっていないことがけっこうある。

気づいていないなら、まだ成長の余地がある部分に気づいてほしい。気づいているなら、そのヒントを過去のやりとりから探してほしい。自分が言われたことだけじゃなく、他の誰かが言ったり言われたりしたことにも、たくさんヒントがあるはずです。

演出チームがみなさんに執拗に基礎訓練をしてもらうのは、時間がない中でも無理やり時間をとってやっているのは、それ相応の意図や意義、目的があるからです。それがシーンの中と上手く結び付けられていない。それでもったいない時間がたくさんある。ということは、上手くいっていない部分と基礎練習を結びつけることができれば、「赤鬼」はまだまだ劇的に良くるということです。

そして、前に言われた時はよく分からなかったことも、今振り返ってみると「なるほど、コレのことを言っているのか」と気づいたりすることがたくさんあります。これをアハ体験といいます。

一緒に過ごした4日間のWSと25回の稽古は伊達じゃないんです。

きっと過去の自分が今の自分を助けてくれると思いますよ。たくさんアハアハしてください。

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10/28水19:00にキャラメルボックス「水平線の歩き方」があるので、みなさん豊橋入りされてました。東京ハートブレイカーズ「スーパーエンタープライズ」でお世話になった仲村和生プロデューサーと小多田直樹さんがいらっしゃってたので、ごはんを食べましたよ。小多田さんは筋肉質なので、筋肉大好き直江が大喜びで触っていました。小多田さんすいません。

というわけで豊橋のみなさま「水平線の歩き方」という面白い演劇が本日穂の国とよはし芸術劇場PLATでありますので、ぜひ御覧ください。わたしも観に行きまーす。
http://www.caramelbox.com/stage/halftime2015/greeting.html


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4回めの通し稽古に向けて、チームで立てた目標と黒澤世莉です。

公演初日まで2週間を切ったこの日、スタッフさんがほぼ全員集まる通し稽古がありました。予め入っていた音響:市来邦比古さん、衣裳:及川千春さんに加えて、舞台美術:原田愛さんそして、満を持して照明:榊美香さんが豊橋入り。演出チームが困っているところは「ここは美香さんの素敵な照明でなんとかしてもらおっ」という無理難題になっていてごめんなさい。もちろんPLAT技術部:鈴木輝さん、平野景彩さんも一緒。加藤仲葉さんはじめ制作チームも観てくださってます。アーンド、出演者のご学友ご家族など関係者も来てくださって、4週間の総決算を発表するのにふさわしい環境でしたね。

通し稽古が終わり、見てくださったみなさまのありがたいご感想をたくさんいただきました。ほとんどがお褒めの言葉でありがたかったですね。とくに出演者のみんなは、普段演出チームから「え、もっとできるでしょ?」という扱いを受けているので、素直な評価はしっかり響いてるし、自信になると思います。

舞台に立つには自信、とっても大事ですから。自信があれば、下手でも素敵に見えたりするんです。不思議です。

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稽古後に音具の扱いを伝える市来さん。おじいちゃんと孫たち。

枠組みが褒められたなあ

て思ったんですね。いまのところ、野田秀樹さんの「赤鬼」を、黒澤世莉の演出、小林真梨恵のムーブメント、及川千春の衣裳、原田愛の美術、市来邦比古の音、が素敵だね、と。出演者はオマケとは言わないまでも、そのなかでがんばってたね、と。

われわれスタッフチームはそんなの全然本意じゃないです。プロなんで、仕事ができて当たり前です。わたしたちはお皿なので、その上のケーキを褒めてほしい。美しい演劇の枠組みの上で、それを忘れさせるくらい思い切り良く生き抜く俳優たちと彼らが運ぶ物語が、観客の中に直接に届いてほしい。

わたしにとってよい演出とは「演出が良かったとか悪かったとか、言われない演出」ですから。

というわけで、残り2週間、お皿は出来たので、いよいよケーキ本体を美味しくしますよと。演出の枠組みは出来たので、俳優の密度を濃くしていく時間です。フリーザ様で言うと最初の変身を終えたくらいですから。ワンピースで言うと新世界入ったくらいですから。まだまだここからもうふた化けはしますよ、最低でもね。楽しみだなあ。

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及川さんの仕事グッズ。プロの仕事グッズってなんでかっこいいんでしょうかね。

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黒澤世莉です。翌日のスタッフ総見に備えて、音響の市来さんに加え、衣裳の及川千春さんも合流してくださいました。ドラクエみたいにひとが増えていくよ。

演劇は、台本と俳優だけで出来るものではないです。明かりや音や飾り付けや服や、いろんな要素で出来ています。なんで、稽古といっても演技のことばかりでなく、演劇作品全体に関わることをひとつひとつやっていくのです。衣裳を着たり楽器から音を出したりね。

及川さんにはヘアメイクの相談にも乗っていただいてます。さらに、豊橋にある中部ビューティデザインカレッジの学生さんのご協力も得て、この日は朝から衣裳とヘアメイクをつくっていきました。

中部ビューティーデザインカレッジ
http://www.cbdc.jp/

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アドバイスに基づいて、髪型をつくるものども。わちゃっとしてるね。自分たちでつくって、見てもらって、アドバイスをもらって、それを自分でつくれるようにしていきます。

作品づくりとしても助かりますし、高校生が進路を決めた地元の先輩と関わる機会って言う意味でも、いい時間だなーと思いました。ビューティのみなさまありがとうございました。

その後はシーンの稽古をゴリゴリ進めていきましたよと。

稽古の後に、演出のイメージを直接伝えるため、髪を切る出演者たちと長谷川さんのうちに行きました。幸運なことに、出演者の長谷川恭加さんのご実家が理容室なのです。ユナイテッド・シネマ豊橋の近くですね。豊橋で髪を切るならぜひヘアーサロン長谷川にどうぞ。攻め目のオーダーでもやってくれますよ。



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これは使用前の髪の毛です。その後、長谷川さんのご両親のおかげで、10倍かっこよくなりました。某男子を観た稽古場のおねーさまがたが「あんなイケメンいたっけ」て言っていたのは秘密です。公演を楽しみにお待ちください。

いってみれば社会科見学だと思うんですよね。演劇のプロの仕事を体験するだけじゃなくて、理容師の職場体験もできているという。いい企画だなーPLATの高校生と創る演劇。他の公共劇場もやったらいいです。

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黒澤世莉です。円陣を組む出演者とスタッフ。

よく「自主性を持て」て言いますけど、言われて持てるもんでもないのが自主性です。主体性と言ってもいい。「わたしはコレが欲しいんだ」という目標や野心があって、はじめて「そのために具体的な行動をするぞ」となっていくわけです。

で「どうやらひとりで考えていてもイマイチうまいこといかないぞ」てなって「こりゃ意見言ったり、ちゃんと聞いたり、協力してもらったほうが早いわ」てなると、できてくると思うんですよね、円陣とか。短い全体ミーティングとか。

自然とそうなるってことは、見込みがあるってことだと思います。一方で、そこからがスタートなのも事実です。人から言われてやることと、「わたし、コレが欲しい」をやることと、見ていたらすぐに分かりますからね。

高校生チームに、円陣とか話し合いとか自主練習が生まれてきたのは「出来ない」ことが分かってきたからです。最初のうちは「出来ない」ことが分かってなかったです。言われていることが理解できないところから、理解はできたけどやれないになって、やってはみたけどできないになって、はじめて「あ、出来ないや、こりゃ練習しなきゃ」てなります。



今回のムーブメント小林真梨恵さんのこのTweetが大好きなんですけど、笑えるけど真理です。出来ないことは練習すれば出来るようになる。

時間は限られています。全部をやることはできません。一方で、公演まであと2週間、やれることはきっとあるはずです。そして「出来ない」を「出来る」に変えるヒントは、8月のワークショップから今日の稽古まで、わたしも真梨恵も直江もたくさん手渡してきています。

や〜、伸び盛り伸び盛り。ここまでも成長してますが、ここからは成長が加速するところですからね。よく食べてよく寝て、元気に練習しましょう。

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この日は東京から、演劇集団円で活躍されている相馬一貴さんが遊びに来てくださって「ひとのために芝居をしてください」という名言を残していかれました。いいこと言うなあ。で、差し入れを貪るヤングたち。

今日はスタッフ総見アンド関係者限定公開稽古。公演に向けて「人に観られている」ということにも慣れていきます。どんな通し稽古になるのか、いまから楽しみです。

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最後の取材がありましたよ、黒澤世莉です。番組が楽しみだなあ。「編集の都合で黒澤さんがきびしいひとになってます」だそうです。お楽しみに。

稽古前に、真梨恵に身体の使い方を聞いたり、スケジュールを確認したり、音具を試したりしています。

日曜日の通し稽古に向けて、音響の市来邦比古さんがふたたび合流してくださいました。心強い。出演者に「あなたがたが生まれる前から演劇をしていますがー」て言ったあとに市来さんを見て「市来さんは私が生まれる前から演劇をされてます」となりました。三代で創る演劇「赤鬼」でございます。

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匍匐前進の練習中。なんでこんなことやってるのかって言うのは、公演を見れば分かります。分かるかな?分かんないだろうなあ。

20回も稽古を重ねると、バラバラの高校から集まったバラバラの学年のひとたちも、チームとして仲良くなってきます。前回の「転校生」に出演したひとたちと、今の「赤鬼」ではじめて関わるひとたちが、それぞれで固まることもなくなってきました。「仲良き事は美しき哉」バイ武者小路実篤。

と、実篤は言ってますけども。

一人ひとりが野心を持ったほうがいいです。

あの役を奪ってやる

とか、そういう野心ね。たとえば誰かの役を奪おうとするなら、その役をよく見るだろうし、覚えるだろうし。それ以前に自分の役を完璧にやらないと「は、何言ってんの?」て話になりますし。もちろん簡単に奪われるような仲間じゃないでしょうから、いまのひと以上にがんばらないと届かないでしょうし。たとえば出演者に何かしらのトラブルがあって、出演者が変わる可能性だってゼロじゃない。

協力プレイて言うのは、個の力が最大化されたとき、はじめて力強くなるんだと思います。一人ひとりがこの場の一番を目指す、そのための行動をすることが、個の力を伸ばすことになります。

何が起こるか分からないんですから。準備をじゅうじゅう怠らず、チャンスが来たときすぐに行動できる野心、あるといいと思います。

てな話をした後に「野生と勘違いしてたー」て話を小耳に挟んでずっこけましたよ。WildnessじゃなくてAmbitionね。頼むよ。

毎日愉快な稽古場です。

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黒澤世莉です。稽古初日からひとつのスタジオで稽古できる「赤鬼」ですが、この時期にこの時期に舞台美術が仕込まれました。

すげえぞPLAT、高校生と創る演劇。もう東京で演劇できなくなるわ。

今回の演出だと、出演者と舞台美術が密接に関わり合いますので、ぜひみなさま毎日したしくおつきあいください。

というわけで、この日の稽古も舞台美術との親交を深めているうちに終わっていきました。

ゆっくり進んでいる稽古ですが、全力でやってゆっくりであれば、おちついて受け入れてやっていきましょう。

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静岡みやげの「こっこ」を食べるみなさま。甘いもの食べてがんばれ。

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「レ・ミゼラブル」より「ダークナイト」とり「プラダを着た悪魔」の黒澤世莉です。

マイ・インターン
http://wwws.warnerbros.co.jp/myintern/

面白かったよ。アン・ハサウェイかわいいとかデニーロさん好々爺すぎてビビるとかあるけど、お話がしっかりしていて安心して身を委ねていられましたとさ。あとアン・ハサウェイかわいい。

デ・ニーロさんの懐からいつ銃が出てくるかとドキドキしましたが、当たり前のように出て来ませんでした。

真面目な話をすると、軽い気持ちで楽しめるエンターテイメントとしてしっかり作られているし、奥行きもきちんとあるお話だと思います。そうは言っても善意の人々ばかり出てくるので、さすがにできすぎだろー、て思わないでもないですが、ま、心の疲れたひとにはちょうどいいんじゃないでしょうか。ただしあの旦那は万死に値します。

だれにでもオススメできる映画ですね。

あとアン・ハサウェイかわいい。

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ユナイテッド・シネマ豊橋の近所にある、謎の城。結婚式場、とか?

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