「ハンサム部」こと旅する演出家:黒澤世莉blog

Director Seri Kuroawa's blog / 旅する演出家 黒澤世莉のblog

January 2013

24

公演Tシャツを選ぶ原田優理子さん

時間堂「テヘランでロリータを読む」初日開けました。
お客さまが立ち会ってくださって、演劇が生まれました。
ありがとうございました。

オープニングレセプションも、みなさまのおかげで盛り上がりました。
ありがとうございました。

Togetterでいただいた感想をまとめております。良かったら読んでね。
http://togetter.com/li/441581

時間堂「テヘランでロリータを読む」1/20(日)13:00/18:00公演。
13:00は遠割、東京23区外から外から来た方2500円、18:00近割は23区内在住のかた2500円です。
公演情報はこちら
http://blog.livedoor.jp/handsomebu/archives/52153007.html

1月2日。
朝ごはんを食べて、ムサビにいろいろ話を聞く。まず絨毯屋は「私の友達を名乗る人はいっぱいいるけどね、バーザールは交渉したらいきなり半額とかになるでしょ、変だよ。私ならエンケラーブ通りからヴァリーイェアスル通りを北に入ったところにある10件くらいのカーペット屋から選ぶね」だそうです。ちょうどその辺に行くつもりだったので、冷やかしてみるか。
このときはまだ、我が身にイラン最大の危機が訪れるとは、まだ知る由もなかった。

だんだん分かってきたこととしては、テヘランは北の山側が新市街で、南が旧市街なのね、ていうこと。東京の山の手と下町みたいなものか。で、下町にはコーヒーショップと言われるいわゆる喫茶店はほぼ無いので、山の手に行かねばならない。テヘラン大学のあるエンケラーブ通りあたりが、本屋が多く開けた地域のようだ。昨日ムハマドさんといったチボシというコーヒーショップも、エンケラーブ通りからカールガー通りを北に行くとある。とある知人に聞いた、劇場があるという話のダーネシジュー公園もエンケラーブ通り沿い。なので、そのへんを歩いてみる。

ホテルを出て、初めてのバス。テヘランはバスが全部ペルシャ語だし、バス停も微妙なのでハードル高い。ホテル前はいつも歩いているし毎日感じを見ていたし、何より目的地に行ったことがあるので、こんなかな、と思って乗ってみる。男性、後ろは女性。子どもが乗ってて可愛かった。イランの子どもは可愛い。エマームホメイニー広場到着。バスやタクシーは、なんとか広場とかいうと話が通りやすい。ていうか、だいたい広場と広場の間を移動している気がする。

そこから乗り合いタクシーで、ていうかテヘランのタクシーは基本乗合なんだけど、フェデロウシー通りを北上して、エンケラーブ通りとの交差点、フェルドウシー広場まで乗せてもらう。ちなみに、バスは2,000リアル5円、タクシーは5,000リアル14円、メトロはバスと同じくらい。テヘランの公共交通はとにかく安い。物価はなんでも安いけど。500のペットボトルの水5,000リアル、サンドイッチ30,000リアル、ケバブ丼60,000リアル160円、博物館は1~30,000リアル、コーヒーショップのコーヒー50,000リアルくらい、レストランの食事200,000リアル560円くらい。大体の目安ね。

エンケラーブ通りやフェルドウシー通りをそぞろ歩くと、おしゃれな洋服屋やコーヒーショップがいくつか見つかる。ひとの身なりもホテルのあるアミール・キャビール通りよりパリっとする。あちこちいいところをひやかして、ダーネシジュー公園到着。イランは庭園の国だけあって、公園はどこも美しい。劇場発見、ただペルシャ語だらけで何時に何が公演しているのかはさっぱりわからない。

公園からヴァリーイェアスル通りに入って、そろそろお昼にしようかと思いお店を物色するが、若者の街らしくピザ屋とかサンドイッチ屋ばっかり。イランでビザもねえだろうと思って、フラフラ歩いて、ターレガニー通りを西に行って、ようやっと地元っぽいキャバーブ屋に入る。英語は一切通じないけど、身振り手振りで注文。美味しかったです。

それから、ムハマドに教えてもらった現代美術センターへ行く。ここも美しい公園の中にあって、感じの良いミュージアムショップと、オープンカフェがあって賑わっていた。英語はほとんど通じないけど。劇場もあると利いていたので聞いてみると、今日明日はクローズらしい。残念だ。

テヘランのオシャレっぽいカフェでは、コーヒーにチョコレートがついてきて、かつ無料のWi-Fiが飛んでいることが多い。ここのパラダイスカフェもそうだった。テヘランで初めて見た、タバコを吸ってる女性、ガーデンパーティーをするオシャレピーポー達、そんな場所。

そこから、ムハマドに教えてもらった監獄博物館に行こうとする。ここまでは歩ける範囲だったんだけど、監獄博物館はちょっと遠いし、周囲にめぼしい駅や広場もない。タクシーを拾おうとすると、普通の車がするする寄って来て乗れよというので、ホイホイ乗り込む。地図を見せて行くよ行くよと車を走らせる。イラン男性は身体に触れ合うことが多いので、やたら触れてくるけど郷に入れば郷に従えだなと行儀良くする。だんだんエスカレートしてきたので、あ、これは文化の違いじゃなくて性的嗜好の違いだなと分かり、貞操の危機を感じる。そんなに派手な行為はなかったけど、気分良くないもんだね。痴漢される気持ちが少し分かった。

場所には無事送り届けてくれて、気分的には命からがら車から転げ降りて、実際はふつうに車を降りて、監獄博物館へ。ここはすごく良かった。10年前まで監獄として使われていた施設で、2ヶ月前にオープンしたとのこと。案内の男性も非常に親切で、帰りのタクシーを拾って交渉までしてくれた。一般囚と政治囚に別れていて、政治囚のほうが過酷な環境だった様子。当時に思いを馳せると恐ろしい。1978の革命時の監獄のビデオ、政治犯が開放されているシーンがあって、今のテヘランでは観られない、ショールをかぶっていない女性がたくさん出ていて、複雑な気分になった。外ではサッカーに興じる若者たち、内部は一部改装されて謎のアーティスティックな空間にリノベーションされていたりして、そのズレも趣深い。案内の男性もサッカー好きで、鹿島アントラーズを知っていた。なぜだ。

ちょっと街から遠いので、タクシーを拾ってもらってエンケラーブ広場まで行く。「テヘランでロリータを読む」の登場人物たちも歩いたであろう、本屋街通りを歩く。英語版のジェイン・エアを見つける。通りのコーヒーショップでコーヒーを飲んで、街をそぞろ歩く。

地下鉄でホテルに帰り、就寝。

1月1日。日本ではお正月ですが、ここイランでは平日。社会の仕組みが根本的に違います。
バーザールに行く。どの国に行っても市場は好きで、真っ先に行きたい場所。バーザールって言葉はペルシャ語由来だそうですよ。ゴザールって言葉もあるよペルシャ語。奥が深い。

テヘランのバーザールは活気があって、人も多けりゃ台車も多く、道は基本的にみんな機嫌よく融通していくんだけど、虫の居所が悪い人がいると怒鳴られる。ていうか怒鳴られた。

うろうろ物色していると話しかけてくるイラン人がいる。基本的にイラン人はよく話しかけてくるんだけど、みんな男の人。女性から話しかけられることは、私の経験ではない。で、そのムスタファさんが、テヘランのバザールは世界一だイスタンブールが二番目だとか、20万件の店があって100万人が働いてるとかいう。数字はうろ覚え。でまあ、絨毯屋だから絨毯見せるとかいうのでホイホイついていく。ホテルのムサビは友達だとかお前は友達だから安くするとか言って、いろいろ見せてくれるので、ふんふん言いながら聞いて、どのみち今日は考えるから欲しくなったら明日電話するよと行って別れる。

テヘランのバーザールはほんとデカすぎて、一日じゃとても見切れないことが良く分かった。しかも業種ごとに固まってるので、他の種類のものがほしい時はすげえ移動しないといけない。たとえば、文房具や玩具がえんえん続いている時に、野菜がほしい人はどうにもならない。地元の人は知っててスイスイするんだろうけど、初めての人は彷徨うね。でも、だからこそ面白いし、また行きたいと思った。

一度ホテルに戻って部屋を変えてもらう。もともとシャワー付きのシングルで予約していたところ、シャワー無しだったので、変えてもうことにした。そしたらまだ準備できてないよっていうので、昼寝して待ってると、日本人だよっていうので挨拶する。私が泊まった部屋に入りたいかもしれないみたいな話だった。

無事部屋を変えてもらう。シャワー付きシングルが空いてないので、ツインでシングルと同じ値段でいいよというので、ありがたくその申し出を受ける。ムサビさんはホントいいひと。

支度して、昨日ムサビさんがおすすめしてた宝石博物館に行く。それほど興味ないんだけど、言われたところに行ってみるかという気持ちと、博物館とか行けばポストカードが手に入るんじゃなかろうか、という気持ちで行く。バーザールにあるかと思えば、文房具屋にも封筒はあれどハガキは無かった。いやあるのかもしれないけど、見つけられなかった。今回の応援基金の方に出す絵葉書を手に入れるというのは、最重要ミッションである。

博物館自体はササッと見て、無事見つけたカードセットをご購入。これで最重要ミッションクリア。もういっこ、テヘランのカフェテリア的場所では、紅茶を頼むと葉っぱで淹れた本格的なのが出てくるけど、コーヒーを頼むとコーヒーミックスと言われる、インスタントのやつとお湯が出てくる。豆で淹れたコーヒーは、本格的なコーヒーショップに行かないと飲めない。

その後、絨毯博物館とテヘラン現代美術館にも行く。メトロから、初めてのバイクタクシーに乗ったり、初めての乗り合いタクシーに乗ったり、ちょっとづつテヘランに慣れていく。現代美術館はプロパガンダ色が強い作品が多いのが印象的。あと日本人の作品もあった。

夕方、友人に紹介してもらった、テヘラン在住映像作家のムハマドさんと、エンゲラーブ広場近くのカフェで会う。色々話を聞いて、お家まで連れて行ってもらって、さまざまなおすすめスポットと、たくさんの映像、音楽データをいただく。ムハマドさんと話せたことは本当に大きな収穫でした。

ホテルに帰って、2テヘラン2日目は終了。

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意外と早くに目が覚める。時差ボケとも言う。

ホテルは朝食付なので、朝ごはんを食べる。ナンとチーズとジャムと紅茶。
イランの新年は3月21日のノウルーズと言って、12月31日は別に普通の日。特に何の盛り上がりもなし。

ムサビさんというホテルの人が何かと良くしてくれる。イランリアルをまったく所持していなくて水さえ買えない状態だったのだけど、お金を貸してくれた。というわけでお金を両替する言葉まず第一の目的になった。

新しい街に来たとき、まず歩いてみたいと思う。自分の体で地図を拡げていきたい。なので、ある意味目的はなんでもいいのだ。

新しい街は、とにかく分からない。知ってる街なら、あっちに行けば何があるなとか、こっちに行けばかにがあるなとか、あるいはありそうだとか、そういうことが分かる。知らない街は何がわからないのかさえ分からない。なので、まず版図を拡げるべくして、自分の足で歩く。

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ホテルの周辺はどうやら自動車部品街みたい。テヘランはどうやら、ひとつの業種が集まって営業する傾向があるようだ。日本でいうと秋葉原電気街とか、日暮里繊維街みたいな感じなのかね。

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10分くらい歩くと、テヘランでも大きなイマームホメイニー広場に辿り着く。ここから通りを登って行くと、今度は金融街になる。銀行の本店もあれば、両替商もたくさんある、目的地は両替商。ムサビいわく11:30過ぎのレートが良いって言うんで、それまでぶらぶら街でも見てようと思ったら、リサーチしてたらそんな時間になったので、いちばんレートが良いところで換金。1ドル323,000リアル、350ドル両替したので、11,305,000リアルになりました。1000万以上の金持ちにはなかなかなれないので、気分が良い。50万リアル紙幣とかあって、所持も容易でした。

屋台で買い食いなどしつつホテルに戻って、仮眠をとって、そういえば昨日の送迎できたムサビの兄弟が、今日はイランリーグの試合があるって言ってたなと思って、調べたら17時キックオフだった。サッカーは19時とかにキックオフだよねという思い込みは良くないね。他のゲームなんて12時とかキックオフだったよ。
で、慌てて調べて行ってみる。電車で行けそうなので、先ほど買っておいたスイカ的ICカードを駆使して電車を乗り継ぎ、スタジアムのある駅にたどり着く。思ったより時間がかかって、キックオフから1時間が経過していた。まあ後半戦が見られればいいか。

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が、何時まで経ってもたどり着かない。地図観た感じ、すぐ着きそうなのに、なかなか着かない。途中バスターミナルに迷い込んで怒られたりしつつ、結局駅から30分かかってスタジアム到着。これ、書くと短いけどわりかし辛いわ。

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最後の1分間を見て、首位のチーム、エスタコバルだっけ、ホームの青いユニフォームのチームが快勝したようで、良かったですね。

その後なんとなく流れに乗って、まあ流れに乗れば帰れるだろうと高をくくっていたら、駐車場に出てしまって大弱り。結局遠回りしてまた駅に戻ることに。郊外の面白くもない眺めを、でもまあこれも経験だと噛み締める。

駅でアミールくんと友達の2人組の若者に話しかけられて、英語でおしゃべり。アミールくん途中で降りちゃって、コミュニケーション出来ない二人が取り残される。そしたら英語が出来る人が仲介してくれたりした。

というわけで、この日はひたすらお散歩をしたよ。

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ばんごはんのサンドイッチ。SUBWAYの2倍で100円。

総括としては、イラン人は良い人です。

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お久しぶりのローザ三人娘

正直に言って、正念場にいる。いつもいつでも勝負してるけど、ここはまさに正念場。

簡単にいえば、技術と愛の問題なんだらうけど、簡単に割り切れる問題ならばそもそも正念場などと唸ったりしない。

作品が良くなるための一手を、いつも考えている。これからも考え続けるだろう。過去は振り返らない、未来も予想しない、そういう余計なものはそっと脇においておく。

いま、いま、いまの一手を、考え続けている。

とんでもなく美味しい料理ができたとして、それを明日も作れるのか問題。同じレシピで料理を作っても、素材が腐っていれば美味しくならないのだ。素材が新鮮であるようにするのは誰の仕事か。
美味しくできるんだから、美味しくしないともったいないじゃない。レシピも素材もシェフも美味しくなるやつなんだからさ。

権力者にとっては、お金も命もいらないひとが一番怖いのだ、とイラン料理屋ダルビッシュの主人は言っていた。そういうひとがアーティストで、そういうひとだけが乗っている舞台は、さぞかしエキサイティングだろうと思う。

アーティストでありたい。アーティストの集団を束ねたい。

答えは明日出る。
怖い時ほど笑顔で歩け、命短し恋せよ乙女、迷い篭らずすがれよ若人

時間堂「テヘランでロリータを読む」明日開幕。公演情報はこちら
http://blog.livedoor.jp/handsomebu/archives/52153007.html

イランではネット規制で書けなかった滞在記を、これから「テヘランでロリータを読む」公演初日に合わせて、毎日アップしていこうと思います。写真は後追いになっちゃうけど、良かったら読んでくださいな。

ネット規制が日常的っていうだけで、日本とは違う生活があるんだな、と思いました。

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はじめにお詫びしたいのが、Facebookのファンページで書くつもりが、イラン国内の規制により接続できないことです。ブログさえも書けません、なぜライブドアまでブロックされるのかしら。Facebookの個人ページはHootsuite経由で行けるかもしれないので、こちらに書かせてください。写真もたくさん撮っていますが、アップロードするには回線が遅いので、まずテキストをのせます。

イラン時間12月31日00:05、予定通りテヘランのエマーム・ホメイニー国際空港に到着。成田からモスクワを経由して、16時間の空の旅は滞り無かった。

今回の取材旅行で最大かつ最初の難関は、イラン入国ビザの取得ができるかどうか。今回はテヘランの空港で、いわゆるアバイラブルビザの取得をする計画だった。様々なweb上の情報を調べると、多分大丈夫だけどたまにダメかも、みたいな感じ。
まず、ビザと書いてあるカウンターが閉まっていた。出鼻をくじかれる。先に到着していた人が係員を呼び出して、無事オープン。自分以外にも6人前後の人がビザを申請する。髭のおじさんが仏頂面で応対。パスポートを預けて用紙をもらって、必要事項を記入して渡す。そのまま20分経過。超ビビってドキドキする、もしもらえなかったらどうしよう。図体の大きいおじさんが出てきて、名前を呼ばれる。英語で「旅行の目的は」と聞かれ「観光です」と答える。他の人も質問されたりして、ロシア語のおばさんが英語で突っ込まれて、英語でうまく返答できず、ロシア語を話せる他の人に助けを求めて通訳してもらったりする。
それからさらに10分待って、無事おそらくその場にいる全員がビザを取得できた。50ユーロと言われて、銀行の窓口の眼鏡のおじさんに、ドルしか無いんですけど、と言ったらその日のレートで68ドル支払うことに。最初の髭のおじさんに支払い証書を渡すと、ビザ付きのパスポートが帰ってきて、最後に一言「さよなら」とにっこりした。

初めて来た国の空港に深夜到着はしたくなかったけど、スケジュールの都合で致し方なかった。ホテルに空港への送迎を頼んでいたけど、返事がなく不安に思っていた。けど、無事ゲートに「Mr.Seri」の紙を持ったおじさんが。テヘランの市街まで、50分くらいのドライブ。途中話しながらハンドルを手放してフラフラ運転するとか、それがテヘランスタンダードか分からないけど、初めての街と初めてのイラン人にときめいて楽しく過ごす。

ホテルに到着するともはや2時近くになっていた。滞りなく鍵を受け取り、104号室に。シャワー付きを予約していたけど、シャワー無しじゃないか。でも、夜遅いし明日でいいや。Wi-Fiのパスワードを聞いて、そのまま就寝。

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お世話になった下駄箱

ミニシアター1010に小屋入りしました。いつもなら朝から劇場に行って準備しないといけないところを、今回の舞台監督の礒貝さん松本さん、照明の工藤さんのおかげで、俳優と演出家は朝、稽古の時間をとれました。
今日の稽古ができたことは本当に本当に、作品にとって大きな助けにになりました。この支えを、結果で表したいと思います。


演劇は多くの人が関わって、はじめてお客さまの前にお届け出来るものです。
なにより劇作家オノマリコ、企画段階から相談している味方のみなさまや、デザインの立花さん、プリンティングディレクターの青山さん、撮影の松本さん$堂、宣伝お手伝いの方々や掲載してくれたシアターガイド、印刷でお世話になる王子小劇場、稽古場たちとくににしすがも創造舎、演出助手の松岡さん、衣裳の及川さん、ワークインプログレスに来てくださる、みなさん、トークゲストのみなさん。


そして劇団員、Tシャツに一枚一枚ちょうちょのアップリケを着けてくれる雨森スウ、プロデューサーとして全部の屋台骨となっている大森晴香。


その支えてくださっている多くの人への感謝を改たに、明日の公演のための準備、場当たりとテクニカル・リハーサルも行いたいと思います。


その瞬間を楽しめている人が一番美しい。そんな2時間にします。

時間堂「テヘランでロリータを読む」公演初日まで後2日。公演情報はこちら
http://blog.livedoor.jp/handsomebu/archives/52153007.html

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テヘラン、ダーネシジュー公園内の劇場

素敵な作品を作ることだけ考えてる。
といいたいけど、実際にはそんなことはなくて、作品のことだけを考えてられなかったりする。
そういうものだと受け入れて、出来る事を全部やって、人の手をたくさん借りて、素敵な作品を作る。

戦争は万全の状況で出来るわけないんだから、どんな環境であれ生き残るのが大事、みたいな。
あ、そんな環境が悪いってことじゃなくて、むしろ環境は恵まれていて、なんだろ、あるもの全部使って、自分にないことも受け入れて、いいもの作ろうってこと。

時間堂「テヘランでロリータを読む」公演も間もなく、あと3日、1月19日土曜日に初日を迎えるよ。明日は小屋入りです。公演情報はこちら。
http://blog.livedoor.jp/handsomebu/archives/52153007.html

あけましておめでとうございます。1月14日にこういう事いうと笑われそうですが、成人の日だしいいじゃない。今年の抱負。

隣人愛


私はもっと人間を愛するほうが為になりそうだぞ、と思う。
演劇を愛する気持ちはずっと持っている。けれど、対象のないものではなくて、血肉のある人間を、もっとままならないものを愛するというか、苦労するというか、付き合うというか、関わるというか、することで、もっと良い感じになる気がする。

「テヘランでロリータを読む日本人」応援基金、という企画があって、本当にたくさんのご支援ありがとうございました。きちんとご報告します。遅くなっていてすみません。

時間堂「テヘランでロリータを読む」公演も間もなく、あと5日、1月19日土曜日には初日を迎えます。
公演情報はこちら。
http://blog.livedoor.jp/handsomebu/archives/52153007.html

面白い演劇には興味が無くって、立ち上がれないような体験をしてほしいなと思います、自分が演劇を作るときには。お楽しみに。

応援基金のことも、公演のことも、もうちょっと書きますけど、いまひとまずはこれで。

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