ハンサム部ブログ

Director Seri Kuroawa's blog / 演出家 黒澤世莉のブログ

March 2012

年度末ですね。黒澤世莉です。東京も桜が開花したとか。春ですね。黒澤世莉です。

今年の抱負は
「泥臭く生きる」
です。

まず、いまさら2012年の抱負とか言われてもって、思いますよね。分かります。私も思いますもん。でもねえ、書きたくなっちゃったんだから、書かせてあげてよ、ええ、ええ、私に。
上記も1月半ばくらいに書いたんですけどね、なんかもう2012年だか2012年度だか分からないですけども。

いい区切りなので書きました。

あ、2012年の抱負です。こっそりこういう気持ちで生きてました。

年度末に感慨深いことがある生活ではないんですけどね。世間様の流れに乗ってみたよ。

最近は、仙台に行ったり静岡に行ったり「ローザ」台本かいたり稽古が始まったり顔合わせしたり、ワークショップしたり打ち合わせしたりしてます。そうじて楽しいです。

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「ウォーキングARC>T 06 黒澤世莉と歩くと」無事終了しました。3日間15時間のプログラムは無事全部終了しました。
最後のショーイング、最高。
いいもん観ました。ありがとう。
超多忙の中支えてくださった原西忠佑さんはじめARC>Tスタッフのみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました。

今回はARC>T(あるくと)の企画でタイトルも上記のタイトルなので、「私が歩くと」という専用のプログラムを開発して持っていったのですが、これが参加者の演劇力によってとてもいい時間を産んでくれました。本当に観ていて楽しい、面白い時間だったなあ。

これからもちょくちょく仙台に通います。どうぞよろしくお願いします。

写真集。トップは24日の秘密の会合@AReT。いいお店だった。仙台と東京横浜九州と、いろんな地域の人が混ざった素敵な夜。

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24日朝は、前夜の雪がこんもりしてたよ10-BOXと、雪を見て浮かれるヒザイミズキ。

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お昼ごはんを買いに、杜の市場に来た一同。左から直江ヒザイ菅野、そして今回お世話になったARC>T原西忠佑さん。俳優としてもそうとう愉快でした。

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で、その戦利品。杜の市場はマジでヤバイです。縁側とか、未知の領域のうまさでした。

仙台に来ています。「舞台芸術専門講座ウォーキングARC>T」というイベントで、3日間のワークショップをするためです。
ブログ過去記事だよ。

2012年3月23日金曜日は、夜半から雪が降って来ました。ARC>Tの原西さんは「今シーズン一番降ったかも」と言ってました。
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雪の10-BOX、と直江。暗いけど。

初日はとってもたくさんの方に来ていただいて、たいへん盛り上がりましたよ。楽しかったです。ありがとうございます。
2日目3日目は、初日からの連続受講者でやりますので、より深く濃く、演劇で遊んでいけたらと思います。楽しみ。

今日は懇親会を開いて頂きましたよ。芋煮鍋、なんと事務局長鈴木拓さんの手作りっ。仙台なのに山形風、ごめんわたし正直山形風の方が好きだから嬉しかったです宮城を裏切ってごめんなさいっ。でもARC>Tは東北の団体なので、細かいことは許してくれるはず。
貴重な出会いがたくさんあります、東京から来た方もいらしって、なんとなんとです。ほんとに。

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拓さん謹製鍋と、しぶやさん

今日はクラスが始まる前、午前中に仙台入りして、散歩したり、メディアテークの展示を見たり、おすすめされていた喫茶ホルンでカレーとコーヒーをいただいたりしました。メディアテークの展示、なまなましくて見る価値がありました。施設やコンセプトも、オチャレだったり開けていたりして好感度たかしです。ホルンは、ご飯で食べる南インドっぽいカレーが出てきました。美味しい。コーヒーもストレートのブラジルをいただいたのですが、個性もあるしバランスもいいし、美味しかったです。噂に違わぬいい店でした。
午前中は晴れ間も見えたんですよ、それがこんな大雪になるとはねえ。でも、春遠からじです。

本当に仙台、ARC>T10-BOX、素晴らしいです。つながる力がありますし、それはすごいことだと思います。ので、不精なワタクシメもその日のうちにブログを書いた次第です。

仙台で3月23日から25日まで、ワークショップをやることになりました。

色々考えたんですけど、結局いつもやってることをやろう、と思ったので、基本的にはいつも東京でやってることをやります。ここ1年で、いろんな地域の人と出会って、「異文化」と「交換」ていうのが、すごく面白いな、と思っていますので、たくさんの背景を持ったひとたちと、お互いの持ってるものをやりとりできれば、充実した時間になるだろうと思ってます。単純に、泊まりこみで演劇やるのとか、すっげー楽しいので、もうぜひ来ちゃってください。東北の友人知人への転送も大歓迎です。

仙台で会いましょう。

http://arct.jp/walking/index.html
以下webから転載です。

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Street 6 黒澤世莉と歩くと。。。

はじめまして。東京で演出家をしている黒澤世莉と申します。
ご縁があってARC>Tでワークショップができて、とてもうれしいです。
「多地域から集まったひとびとが交換する面白さ」が味わえる、ARC>Tならではの凸凹した集まりが出来るんじゃないかしら。
でも、特別なことはしません。いつも東京で、俳優たちと真剣勝負をしている内容を展開します。
東北と言わずいっそ全国からのご参加をお待ちしてます。

時間堂 黒澤世莉

ガイド:黒澤世莉(時間堂)
アシスタント:菅野貴夫(時間堂)
ナビゲーター:原西忠佑

●Aトラック
全日程を通して行われるプログラム。
日時:3月23日(金)18:30〜21:30
   3月24日(土)13:00〜19:00
   3月25日(日)13:00〜19:00

●Bトラック
イントロダクションとして「共通言語」を獲得する時間。
1回のみでも参加出来るプログラム。
日時:3月23日(金)18:30〜21:30

会場:せんだい演劇工房10-BOX 別館 能-BOX
場代:一般2,000円 学割1,000円 あるくと券1,500po(各回)
募集人数:15名程度 ※申込人数が多数の場合は抽選
お申込み:こちらのフォームからお申し込みください。
【応募締切:2012年3月16日(金)】

□参加条件
東北で舞台表現に携わる、または志す16歳以上の男女。
Aトラックは全日程参加可能な方。
※23日はAトラック、Bトラックの同時開催となります。
※主に実演家向けの内容になると思いますが、スタッフの方でも参加可能です。

■黒澤世莉 プロフィール
佐藤佐吉賞優秀作品賞、演出賞受賞。スタニスラフスキーとサンフォードマイズナーを学び、時間堂として活動を開始。劇団の他「王子小劇場プロデュース」「劇団朋友」等の演出も手がける。「俳優の魅力を活かすシンプルな演劇」が一番面白いと考えて、俳優と観客の間に生まれ、瞬間瞬間移ろうものを濃密に描き出す。指導者としても新国立劇場演劇研修所や円演劇研究所、俳優指導者アソシエーションなどで活動中。

ぎゃひー、もう一週間たったのー。
KATO企画「あの日、あの雨」が3月11日に終わって、今日はもう18日ですよ。あっというまの一週間でしたわねえ。クイックプレイバックマイ一週間。

日本演出者協会「三好十郎を読む」の、パネルディスカッションに参加してきました。
ひさびさに佐々木さんと話せて楽しかったなー。オレの知り合いインテリ四天王か七人の侍にランクインされるインテリゲンツィアで、バカ。

趣向「三月十一日の夜のはなし / わたしのお父さん」の通し稽古にパジャマでお邪魔してきた。
パジャマは来ていませんでした嘘でした。
「決して共有できない物語を、いかに手を伸ばして共有していくか。それが問題だ」という確信を得られた時間。観に行って良かった。面白いから観に行ったらいいよ。公演情報はこちら。
http://ow.ly/9IvdP

スミカ「囁く夜と飴玉のいくつか」、菅間馬鈴薯堂「春待草」、とよねん作演出「清水の次郎長」観てきた。
スミカは観に行った女子(一部男子も)が腰が砕けたようになっていた。いけない飴玉のような作品です。大切におもてなしされた感のある演劇公演を観たければどうぞどうぞ。
http://sumikasumika.seesaa.net/

菅間さんは、ファンタジーオブジャパニーズトラディショナルライフ。あいかわらずのしみったれパンク。いいかんじでした。とよねんはがんばっていた。

スミカと趣向はいい役者揃ってて、いいなーと思った。

アゴラで某新プログラムの研究会に参加。
教育プログラムの作成って超クリエイティブで楽しい。仕事だけど楽しいよ。

時間堂「ローザ」初稿を受けて、台本協力オノマリコさんと二稿に向けての会議。色々方向が見えた、ような気がする、といいなあという願望がある、のでがんばります。
KATO企画があってすこし寝かせてから再度読みなおしたんだけど、「ローザ」初稿、面白いよ。なんだこれ面白いじゃん。でもアラもあちこち目立つし、伸ばしきれてない伸びしろが多いので、もっと面白くしてやろうと思います。

資料探しで、古本屋に引き寄せられる。いい掘り出し物もあり、予算の都合で断念するものもあり。ジーンベネディティのスタニスラフスキーの本が渋谷で会ってアレが欲しい。近所の古本屋にあったチェーホフ全集はあえなく嫁に出てしまったようで悔しい。アーサー・ミラー全集の歯抜けをそろそろなんとかしたいが、そもそも貸してる奴に返して欲しいよ。

秋口に某所で某発表会をアレする打合せをしたり。これで結構なスケジュールになったぞ私ゃ、という感じです。台本選びがなー。男3~6、女4~8、総勢7~14の現代劇で、60分から90分のいい戯曲があったら教えてください。

おかげさまで黒澤世莉2012年は売り切れました。2013年はまだまだ販売中ですので、

絶賛お仕事募集中
演出 / 俳優指導 おまかせください。info@jikando.comまでお気軽にお問い合わせお待ちしております。

KATO企画「あの日、あの雨」のことをちょこちょこ。
2日間だけの公演でしたが、初日マチネに劇作家村井志摩子さんがサプライズご来場されました。主宰の加藤さんもびっくりするやら感激するやら大パニック。来ていただけて、ありがたいお褒めの言葉まで頂いて、ありがたかったです。

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左から、芝原弘、加藤素子、わたくし、村井志摩子さん、横山大地、石井舞

まいまいa.k.a石井舞のことを書く。

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アース君とまいまい

はじめて観たのは、王子小劇場でやったスマートボールだったかなー。遠藤瑠奈と深谷恵梨香と三姉妹をやったやつ。あれでいい俳優さんだなーと思って、それからもう5,6年経っちゃったけどね。はじめての現場となりました。

今回はピアノ弾くわフライヤーのイラスト書くわ運営アドバイスするわ、八面六臂の大活躍だったです。けど、そういうのどうでもよくて、俳優の能力だけでいいと思ってます。

余談ですが、「あの日、あの雨」本編で大活躍だったアース君(ビニール製)は、石井家で20年間封印されていた逸品です。

今回の現場は関係が平行で良いなって思った。
劇団員と客演とか、スタッフと俳優とかで溝が生まれることが多い。それは仕方が無いと諦めることも出来る。私は階級差があるより平行な関係の集団のほうで演劇づくりがやりたい。
それをやるためには、劇団員が不在の集団にするか、少人数の企画にするか、が手っ取り早いんだろう。今回はその両方の条件を満たしている。大人数の劇団公演で、平行関係を築けるかが課題ね。

たとえば、目の前に洗い物があったとして、それをやるかやらないかっていうのは、立場でなく自主性でいいと思うのね。これはオレの仕事じゃないっていうは、もちろんあっていいんだけど、その線引きが断絶につながると面白くないわけで。

洗い物しろとかってことじゃなくて、自分にできる作品への献身が何なのか、その結果としての関係性は何が最善なのかって判断の話かな。
分不相応とか、引っ込み思案とか、消極性とか、奢りとか、余計なプライドとか、縦割り主義とか、決め打ちとか、そういうのを排除したい。
議論も行動も、職域関係なく、対等に、敬意と自信を持って関係を繋ぎつつ、どんどん新しいことに挑戦して失敗をしていく。そういうのがいい。

平行な関係と、余裕と遊びのあるクリエイションと、課題をやり切る厳しさと。そういうのがいい。

なんてことを考えた現場でした。すっごいひさびさに、楽しいなーってことが多い時間だったなー。おととし夏のスミカくらいかな、楽しいなーってのしか無い、みたいなのは。他は闘争であったよ。
やってるほうが楽しい事が、作品の善し悪しにつながるわけでもないっていうのが、また演劇の趣深いところでね。今回はどうだったのか、それはお客さまにご判断いただければと思います。

Twitter上での感想をまとめましたので、お時間あったらご覧下さい。
http://togetter.com/li/271899

加藤さんは「この活動をつづけたい」とおっしゃっていたので、もしつづいたら、その時はお楽しみに。では、5月の時間堂「ローザ」まで、しばしお別れを。

おまけ
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たなりん&かおりん。オシャレ舞監&照明。おしゃれなことは正義です。幻のバンドを結成しましたが、登壇の機会なく千秋楽を終えました。

KATO企画「あの日、あの雨」おかげさまで無事終演いたしました。
たくさんのお運び、ありがとうございました。会えて良かったです。
関係者のみなさま、お疲れ様でした。また一緒に仕事しましょう。

「フィクションはノンフィクションに勝てるか」ということを考えています。
2部「つなみ」朗読の彼の立ち姿の素晴らしさを見たからです。その濃密な存在感と、充実した生命力は、ひとつひとつの言葉や、言葉のないただ立っている時間に満ちていました。

出演者の芝原弘さんは、東日本大震災で大きな被害のあった、石巻の出身です。彼が「つなみ」に収録されている、現地の高校生の作文を読む。
朗読は作りこまれた演劇ではないかもしれませんが、立派に演劇の一種です。だから、この時間も一緒の演劇ではあるでしょう。しかし、ノンフィクション、虚構とは言い切れない。

私は完全に虚構の物語を演劇化して、これと同じ充実を図ることが出来るのかという問に、可能だと答えます。けれど極めて困難であると思います。

忘れられない瞬間、というのが、自分の演劇作品群にはあります。たとえば「三人姉妹」でのリハーサル中、玉置玲央のソリョーヌイと原田優理子のイリーナの告白のシーン。同じく「三人姉妹」のラスト、イリーナと雨森スウのオーリガ、境宏子のマーシャのシーン。「いそうろう」上演のラスト、百花亜希と大川翔子の紙吹雪。「廃墟」の舌戦を食い入る様に見つめる観客たち。などなど。

芝原さんがただつったってる姿に、お客さまが反応する。彼の背景を知っている人なんてたいしていないんですよ。そこはコンテクストの共有があったわけじゃない。でも、伝わっているわけです、身体ひとつ立っていることで、ただことではないぞということが。ただ一人が文脈無く立っているだけで充実していて、観客がそれを敏感に受け取る、というのは、時間堂でやる黒澤世莉の演劇の目標。の尻尾を掴んだのがノンフィクションの梃子があれば、っていうのが不満でもありますし、そりゃそうかとも思います。

当然、芝原さんにいいもん見せてもらったわけですが、それを支えた石井舞さん、加藤素子さん、横山大地さんの存在も不可欠だったわけです。その関係性があって、ああいう射出が起きるわけですから。あーいいもん見たな。よかったわ。

ああいう立ち方をフィクションでもやりたいものです。

【更新】20110318 どえらい誤植を修正しました。最後がノンフィクションになってたとかありえない。意味反対じゃん。。。

さいたまゴールド・シアターの加藤素子さんとは、時間堂のワークショップで出会いました。それから何年かたって、こうして一緒にお仕事できるのはうれしいことです。

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KATO企画 第一回公演
「あの日、あの雨」

2012年3月
10日(土)14:30/18:30
11日(日)13:30/17:30
※開場は開演の40分前です。

@Perfoming Gallery&Cafe 絵空箱

全席自由 2500円(ワンドリンク付き)

前売開始 2012年2月1日(水)
チケット申し込み カルテットオンライン
http://www.quartet-online.net/ticket/kato-kikaku

作:村井志摩子
演出:黒澤世莉(時間堂)

出演:
石井舞 
加藤素子(さいたまゴールド・シアター)
芝原弘(黒色綺譚カナリア派) 
横山大地[ギター](虹艶Bunny)

問い合わせ KATO企画
katokikaku_anohi@yahoo.co.jp

チケット売り上げの一部を、チェルノブイリ子ども基金・未来の福島子ども基金に寄付いたします。


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 2011年6月3日、非戦を選ぶ演劇人の会有志の方々が催されたチャリティーリーディング「それゆけ安全マン!?〜レントゲン・チェルノブイリ・フクシマ〜」を見て、3月11日の震災後、何もできない自分の無力さを思っていた私の体の中で何かが動き始めました。一人で悩んでいるより、公演を通して何かを発信することができるなら、被災地の支援に繋がるかもしれないと思い、その日からこの公演に向けて手探りの歩みが始まりました。
 震災後一年、改めて亡くなられた方々のご冥福を祈り、被災地への思いを忘れずに、復興を祈り続ける大切さを心に刻みたいと思います。

代表 加藤素子


*村井志摩子 作「あの日、あの雨」
――チェコでピアノの演奏会を開いた春子は、1986年4月26日、ミンスクに降った雨と一人の少女の話を聞く。そしてそれは、1945年8月6日、広島に降った黒い雨と母の話へとつながっていく。

*朗読「つなみ」 
被災地のこども80人の作文集より
 朗読・ギター演奏「黙礼」(和合亮一 詩)より

東京は雨。明日、日付変わって本日3月10日(土)14:30に、KATO企画「あの日、あの雨」江戸川橋 絵空箱にて、公演がはじまります。

雨のお話をするときは、雨も悪くないなと思います。ただ冷たい雨はご遠慮願いたいと本音もちらほら。

「東日本大震災があって、寄付や物資の援助だけでなく、なにか行動できないだろうか」という思いは、多くの人にあると思います。「あの日、あの雨」は、加藤素子さんが主催されてます。加藤さんはリタイアされてからさいたまゴールド・シアターで演劇をはじめられました。何年か前の時間堂のワークショップに来ていただいて出会いまして、今回のお話をいただきました。この公演には加藤さんの「なにかできないか」という思いがぎゅっと結実した作品です。

もちろん演劇公演なんか主催するのは、加藤さんにとって初めての経験です。ご苦労も多いと思います。だいたい60歳すぎて新しい事を始めようなんて、すごい体力、好奇心だなあとあっけに取られます。自分に置き換えて考えると、それなりに社会的な地位や立場もあるなか、まったく素人として子供たちより若い世代の人間と関わる、ことを積極的に出来るか、あやしいもんです。だから、すごいなあと思います。

「あの日、あの雨」はほぼモノローグドラマなのですが、今回の公演は前半は表題作の上演、後半は朗読とライブ、という構成になってます。これも全部加藤さんが考えたことです。相談しながらやりたいことを全部詰め込んだ公演です。後半は、横山大地さんという、ナイスガイなギタリストを迎えます。彼のギターソロと、「つなみ」という冊子の小学生の作文の朗読、「黙礼」という和合亮一さんの詩の朗読、最後は歌で終わります。

「つなみ」は、とにかく読んでほしい文集ですので、ご紹介しておきます。声に出すことで、一層深く潜り込めるところもあるんだな、と思いました。


やりたいことぶっ混みすぎて、休憩込み90分の予定が、100分になってますが、いいと思います。やりたいことやれるのが自分のカンパニーのいいところ、加藤さんのやりたいことはぜんぶやりゃいいです。

出演者の話をしましょう。芝原弘[のブログ]さんと、石井舞[のブログ]さん。お二人は昨年の3月11日のとき、共演者として稽古中だったそうです。それから1年、いまこうして共演しているのも、趣深いものがありますね。

芝原さんは小ネタが面白いです。ネタそのものが爆笑、みたいなことじゃなくって、そのネタにいたる思い切りの良さが気持ちいい。
芝原さんのブログは、ぜひ読んでほしいです。理由は読んでいただけば分かると思います。

舞さんは突発形です。ぐるぐるしてる時間が長いんですが、ある時「ガッ」と掴むと急に光る。
モノローグドラマって一人芝居みたいなもので、俳優の負荷が大きいのですが、楽しそうにやってる二人はほんとに頼もしいし、こっちも見てて楽しいです。
舞さんはピアノも弾きます。役柄もピアニストですから。開演前にミニコンサートもやりますので、時間があったらお早めに起こしくださると、大変お得かと思います。

今日ゲネプロがあったのですが、堀奈津美さんが来てくださいました。とてもありがたいご感想をいただけて、座組一同で胴上げしました。「伝わるんだな」ということと「伝わって良かった」て思いで胴上げしました。胴上げは嘘ですが、感想は本当です。

私はといえば、Amazing GraceをMORNING GLORYと言い間違え続けるなど、健忘症も甚だしいですが、心強い参加者に囲まれて、楽しくやっております。

当日券もあるので、気が向いたらお越しください。たぶん明日も雨ですが、雨の日に見るにはいい演目だと思います。お待ちしております。

追伸
むかいの大衆居酒屋「すみれ」はいい店でした。

パネラーとして。13日(火)19:30の公演の終演後に参加しますので、お知らせだよ。
三好十郎は昨年「廃墟」の演出をして、そのご縁で呼んでいただきました。ひさびさに佐々木さんと絡めてうれしいです。

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日本の近代戯曲研修セミナーin東京「三好十郎戯曲を読む!」
http://kindai.ant2.net/

2012年3月13日(火)19:30〜
『おさの音』(1942年)
演出/講師 貝山武久
演出助手 小林拓生
出演 池田ヒトシ 内田里美 神本十兵衛
秋葉舞滝子 井上カオリ  瓜生正美 加藤士代子 黒川逸郎 中村哮夫

2012年3月14日(水)19:30〜
『女体』(1948年)
演出/講師 深寅芥
演出助手 青井陽治
出演 清水那保 下山マリナ(世田谷シルク)

ご予約
https://ticket.corich.jp/apply/34156/

シンポジウム
20:30(予定)〜「三好十郎戯曲を演出すること 機廖.僖優蕁次ヽ山武久 黒澤世莉 他(交渉中)
20:30(予定)〜「三好十郎戯曲を演出すること 供廖.僖優蕁次/柴匈 他(交渉中)
※ シンポジウムの開始時間は変更になる場合があります。

パネラーは決まり次第、告知いたしますので、お問い合わせください。

場所
下北沢 「劇」小劇場
〒155-0031
東京都世田谷区北沢2-6-6

スタッフ
総合プロデューサー 佐々木治己
制作担当 大竹宏枝
照明 三枝淳
音響 筧良太
宣伝美術 前嶋のの

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