「ハンサム部」こと旅する演出家:黒澤世莉blog

Director Seri Kuroawa's blog / 旅する演出家 黒澤世莉のblog

June 2011

6月30日に発表とか言っていたのはこれでした。

時間堂webで見られるよ。携帯の方はブログでどうぞ。

撮影はmaoさんにお願いしました。素敵な写真をありがとうございます。maoさんブログもよろしくね。

そういうわけで、時間堂に寺沢優(窪田優改め、「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」息吹役)、直江里美、ヒザイミズキが入りました。よろしくねん。

そして、星野奈穂子が退団しました。ホコ、いままでありがとう。

時間堂は7人体制になりました。みなさま、どうぞよろしくお願いします。

東京は毎日暑いですが、私はクラーラーも扇風機もない生活ですが、意外と平気なもんです。シャワーさえあればなんとかなる。

ami produce「巨大なウェディング・ケーキ」先週末無事終演しました。ご来場のみなさま、ありがとうございました。誘ってくださった主宰、石黒亜実さんに感謝です。なんだかんだボビさんとは出会って15年くらいして初めて仕事しました。ナガトミさんとセンガさんの音楽かっこ良かった。楽しい現場でした。

俳優指導者アソシエーションと、アゴラワークショップファシリテーター研究会の総会みたいなものが一日にある日があって、なんだか色々なことを考えてしまった。演劇とか俳優とか教育とか、もっと素朴な人間そのものについてとか。

明日時間堂webで楽しい発表があるよ。わーいわーい。

リネンのシャツとビルケンのサンダルがほしい。あとダイソンはさすがに高すぎるから、プラスマイナス0の扇風機がほしい。

演出しますよ。谷川俊太郎さんのラジオドラマを、朗読劇に仕立てます。
60分弱のかわいらしい小品です。大人の女性のための、あま苦いお酒のような作品です。新宿の白いギャラリーで待ってます。

な、な、なんと、の、ひみつですけど、アノご本人がいらっしゃるとか、いらっしゃらないとか。ひええぇぇぇぇえええええ。

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ami produce 朗読劇「巨大なウェディング・ケーキ」

ラジオドラマとして執筆された本作を朗読と音楽のスタイルで上演!

作:谷川俊太郎
演出:黒澤世莉(時間堂)
出演:山本佳希 石黒亜実
音楽:ナガトミリュウスケ センガタロウ(sunao)  

日時
2011年6月23日(木)〜26日(日)
平日19:30 土日14:00,18:00開演(受付・開場は30分前)

場所
新宿眼科画廊 http://www.gankagarou.com/
JR新宿駅 徒歩10分 地下鉄新宿三丁目駅 徒歩7分
〒160-0022 新宿区新宿5-18-11  TEL: 03-5285-8822

料金
前売/当日2000円 (日時指定・全席自由) 
CoRichチケット http://ticket.corich.jp/apply/26920/003/


問い合わせ
オフィス・REN 03-5829-8031(平日12〜18時)

329424122
いま上演中の「巨大なウエディング・ケーキ」の作家で、詩人の谷川俊太郎さんとごはんを食べました。今日の公演を観に来ていただきました。

アリーが紹介してくれました。色々お話できて果報者です。特に、生前の岸田國士氏や神西清氏のお話に大興奮。演劇オタクの面目躍如です。「岸田さんの写真あげようか」なんて言ってくださって、えええほんとですかあああとかもう意識不明でした。

ちなみに食事処はネパールカレー屋さんでした。

そんなわけで谷川さんも来てくださった「巨大なウエディング・ケーキ」、明日は当日券あるようです。日曜日はまだ予約もできるよ。http://ticket.corich.jp/apply/26920/003/

明日もがんばります。

そうだ、ナガトミリュウスケさんとセンガタロウさんの劇中演奏、横向きで音質悪いけど、動画アップしたよ。かっこいいんだ。

おかげさまで初日は完売御礼、当日券は若干枚出るそうです「巨大なウエディング・ケーキ」
ありがたやありがたやです。みなさま、ありがとうございます。
明日以降のご予約はこちらからどうぞ。→http://ticket.corich.jp/apply/26920/003/

大人による、大人のための朗読劇になりました。谷川俊太郎さんのとぼけた、ちょっと毒のあるテキストと、カッコイイ生演奏と合わせて、巨大になりすぎた「あれ」に翻弄されるひとびとをお楽しみください。

新宿眼科画廊は、ゴールデン街や花園神社を抜けた先にあるよ。そういえばゴールデン街の友達のたきざわまさかずさんとらえるさんが二人展やってるので、観に行ったらいいと思う。ギャラリーバーcollors、ゴールデン街G2通りだよ。

18日(土)に、日帰りで静岡に行ってきたよ。「ふじのくに世界演劇祭2011

今年は311の影響で海外演目の変更が相次ぎ、大変そう。で、演目が二転三転する中で、心の師匠ピーター・ブルックさんの演目が来日することになって、それはもう行かなければいけないので、もろもろ都合をつけて駆けつけた次第。

この演劇祭は東京からの無料バスも運行しくれてて、とてもありがたい。

で、「WHY WHY」と、宮城聰さん演出の「天守物語」を観てきたよ。行ってよかったよ。

帰りは新幹線。新幹線て楽しいよね。

なんだかいろいろな人に会えたし、風土は元気そうだったし、行ってよかったです。あとフェスティバルバーのスリランカカレーが美味しかった。カレーバカの私からしてもかなり高レベルであった。おすすめ。

上り坂ぽつりぽつりとペダル踏む

雨に濡れて帰る。火照った頭には丁度いい。

覚えておく。

書かなければいけない言葉がたくさんあるのに、泥がつまって筆が進まない。だからブログを、日記のようなものを書いて、はずみをつけてみる。

去年から目の前に公演が押し迫っていたので、上演台本以外を読むのが難しかった。この5月の趣向「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」が終わって、ようやっと一区切り付いたので、いまは読みたかった本を、それも長くて読みきれないような小説を読んでいる。6月にも朗読劇の演出があるので、その資料も読みながら。

なんの利害もない読書というのは幸福なものだよ。
「カラマーゾフの兄弟」と「終戦のローレライ」を読んだ。福井晴敏とか、読みそうにないでしょう。結構好きなんです。ほかにも梶井基次郎とか、掌編をいくつか読んだ。
もっと漬物石みたいな本を読む。「失われた時を求めて」を読もう。進められた、カズオ・イシグロと堀江敏幸とアレクサンドリア四重奏と京極堂を読もう。

小説欲が一段落したら、未読の戯曲を読み倒そう。10月のキコの演出まで、この夏は読書をしまくろう。

あと、夏は全国を回りたい。出来れば行った地域でワークショップをしたい。地域の皆様、わたし8月いっぱい全国を回りたいので、機会があったら呼んでください。飛んでいきます。

さて、泥が抜けた気もしないが、書くべきものを書かなくては。



アリョーシャ可愛いよアリョーシャ

ミーチャ可愛いよミーチャ

コーリャ可愛いよコーリャ

イワンもちつけ

あ、終わっちゃった

世紀の傑作と呼ばれるよねえ。面白いもの。チェーホフと近い世界観なのに、あっちは全然言わない、こっちは全部言っちゃう、て真逆さが楽しかった。
青空文庫と全集と新潮文庫とごちゃごちゃに読んだので、訳がまちまちだったけど、そんなに気にならなかった。新訳は全然読んでない。
「カラマーゾフの兄弟」の感想でした。

ワークショップやりますよ。来たれ若人および人生の先輩。楽しいよ。

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俳優のための演技:オープンクラス 2011年6月
●日時
2011年6月
19日(日)9:15~12:15
20日(月)18:15~21:15
30日(木)18:15~21:15

定員 12名、先着順にて〆切
参加費 3,000円/1回
備考 1回からご参加いただけます。

●概要
俳優に必要な能力ってなんでしょう。「大きな声ではっきり喋る」「台詞を歌うように伝える」「切れ味のいい身体で舞台を駆け巡る」そういうことが必要な場合は、お勧めしません。

時間堂では「そこに居て、目の前の相手ときちんと関わる」ことが俳優の基本だと考えています。頭で考えることや、どう台詞を言うか、なんてことはその次の事。そんなの当たり前のことでしょうか。当たり前のことをしっかりやるというのは、なかなか難しいことです。

このクラスでは、まず身体を使います。自分の身体を意識して、深い呼吸をします。相手の呼吸を感じて、相手の身体を意識します。言葉にすると簡単そうでも、やってみると難しい。演劇はそんなことの連続です。

一度体験してみてください。一度で俳優として上達する約束はできません。全然合わないと思われるかもしれません。

しかし、私たちが大切にしているものを身体で感じていただいて、少しでも役立つものを手に入れてもらえれば嬉しいです。時間堂では、このWSの内容を、出演者一同とひたすら繰り返してきているのです。

怖くないですよ。楽しい演劇の時間がモットーです。

*2011年12月公演のオーディションも兼ねての開催となります。出演をお願いする方にはこちらからご連絡差し上げます

●講師 黒澤世莉
演出家。佐藤佐吉賞優秀作品賞、演出賞受賞。スタニスラフスキーとサンフォードマイズナーを学ぶ。新国立劇場演劇研修所や円演劇研究所などで、指導者としても活動。

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