「ハンサム部」こと旅する演出家:黒澤世莉blog

Director Seri Kuroawa's blog / 旅する演出家 黒澤世莉のblog

May 2011

表題は「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」中に出てくるジェーン・オースティンの著書。未読。

冷静で論理的、にみせかけてしまうのが、見栄っ張りの悪いクセ。これを矯正して、自分の根っこに正直にあろうと努力中。なかなか難しい。

単に感情ダダもれでは意味が無いだろうと。しかし、踏みにじる覚悟はいる。

雨の日は読書がはかどる。久々に台本から解放されて、ドストエフスキー読んでる。楽しい。西田幾多郎も読んでみたけど、私の知力ではちんぷんかんぷん。

趣向「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」(以下Q体)、おかげさまで無事終演しました。
ご来場くださったお客さま、出演者の9人、スタッフの皆様、KAATのみなさま、そして主宰、脚本のオノマリコさん、どうもありがとうございました。

私はQ体に関われて幸せものです。

以下、演出ノートや雑感。ネタバレもあります。

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趣向「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」おかげさまで、23日に無事終演しました。

Ustreamで5/22 18:30の公演を期間限定配信中です。よかったら御覧ください。
http://www.ustream.tv/recorded/14882627

頂いたご感想をまとめてみました。こちらも良かったらどうぞ。
togetter http://togetter.com/li/137107

本日中にはワンダーランドで初日レビューも出るみたい。

うれしい感想をたくさんいただいて、それは素直に嬉しいです。
でも私はもっと先に行きたかったので、くやしいです。

演出ノート準備中。ちょっとまってね。

昨日は新宿眼科画廊に6月の朗読劇の下見に行きました。谷川俊太郎さんの作品を演出、ご本人も居らっしゃるそうです。うっわわああああ。

今日は王子で働きつつ、時間堂の公演企画書を書いて提出しないといけないんですが、できるかな。できるかな。さてはてふふー。

光の作家、オノマリコの作品を演出します。
はっきり言っておきますが、びっくりするくらい面白い演劇作品です。時間堂の作品が水の魅力だとしたら、趣向は光の演劇の魅力が詰まっています。見逃すとくやしいいいいのは、お互いのことなので、いまから予定を立ててお金を貯めて、観に来てください。


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趣向「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」

戯曲 オノマ リコ(趣向) / 演出 黒澤世莉(時間堂)

出演 
岩井晶子 上村正子(さいたまゴールド・シアター) 菊池美里 
窪田優 熊川ふみ
(範宙遊泳) サキヒナタ 
清水久美子 辻村優子 米沢絵美



会場 KAAT(神奈川芸術劇場)大スタジオ 
231-0023 神奈川県横浜市中区山下町281  http://www.kaat.jp/
みなとみらい線 日本大通り駅 3番出口より徒歩5分
JR根岸線 関内駅より徒歩15分


期間 2011年5月21日(土)〜23日(月)
21日(土)18:30−
22日(日)13:30−/18:30−
23日(月)13:30−


あらすじ
とある大学。毎年毎年、多くの女子学生が入学してくる。

ある学生は希望を持っている。これから始まる日々を心待ちにしている。
ある学生は失望している。いまここにいることに失望している。
彼女は思っている。「これから始まる日々は、ちがう」。

彼女たちに時間が流れる。
歴史を数学を哲学を文学を、学ぶ間に時間が流れる。

その時間、彼女たちが歩きまわった校舎のなかに体育館がある。
彼女たちのうちの何人かが体操をし、球技をした、やわらかな光のはいる体育館。

体育館は壊される。そう決まっている。
計画されている。

彼女たちのうちの何人かはそれを知っている。
何人かはそれを知らない。
ほんとうにわずかだが何人かは体育館に入ったこともない。

彼女たちのうちの一人はとてもとてもその場所が好きで、

彼女は何かをしようと考えて、考えて、考えて、いる。


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初日、拍手が鳴り止まなくて、ありがたかった。

神様、ありがとう。ごめんなさい。

今日もやるぜ。

趣向「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」

本日13:30【当日券若干有】KAAT大スタジオ。18:30は当日券有。23(日)13:30は予約残席僅か。つべこべ言わずに観たらいい。
http://ow.ly/4ZZ80

その看板を掲げているなら、起きた事態の責任をとるのが職業人というものだ。

優しさとか遠慮とか、いらない。目の前の作品に全力を尽くさない人間は、看板を下ろして帰ればいい。

お店に来る人は、働き手の事情や都合なんか関係なく、素敵なモノがあるかどうかしか気にしない。

素敵なモノを生み出すためには、全力を尽くさなければいけない。
けど、問題は全力かどうかじゃなくて、素敵さに貢献できているかどうか。

そもそも自分が関わっているモノが素敵かどうかさえ判断できない人間を、憎む。

素敵さが分からないなら、せめて限界までやってもらわないと、怒る。

いま私にはどうあっても提供したい素敵なモノがあるから、どんな手段を使ってでも達成しようと思うよ。

明日が来るなんて思い込みは捨てて、今日を生きる。

明日が来るかどうかなんて分からない。

今日を生きて、もしも明日が来たらそれは今日になって、また今日を生きる。

初演を観たことが自慢になる作品が、年に数本ある。いま作ってるのはそんな芝居。そういう作品に、あと何本出会えるだろうか。

いよいよ今週末21日(土)18:30横浜KAAT大スタジオにて開幕。

趣向「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」

すでに公開稽古にて、傑作との評価をいただいている上演台本を公開してます。
http://shukoushuko.blog48.fc2.com/blog-entry-122.html

本日18日(水)19:00から、公開通し稽古を配信予定です。ギグルTVポンちゃんの協力ですありがとう。
http://www.ustream.tv/channel/seri-live

Ustreamでは、本作品のキャストシャッフル版リーディングも配信してます。公演、台本、リーディング、どこから食べても美味しいよ。

つれづれですよ。破綻はたーん。バババのバタイユ。

ブログをお留守にしていたようですが、演劇の熱い話を
http://blog.livedoor.jp/jtc2009/archives/cat_42566.html
にちびちび書いてたりしてますよ。お時間あったらご一読あれ。

5月13日、十三日の金曜日に二件、熱い熱いおはなしをしたよ。
生き方を考え直す。人間変える。
ああ、くやしいくやしいくやしい。

趣向「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」の現場はぐつぐつする。イメージがあってそれに到達できる予感もあるのにそれを飛び越えられない。見えているゴールテープの前ですごい遠回りしてる感じ。でも前に進めばいつかテープは切れるから、日々足を前にだしていく。

楽しいことは楽じゃないね。

オープニングとエンディングで無闇に鳥肌がたつんだよ。いいでしょ。

オノマリコはすごいね。すごい作家だよ。

もっともっと血を流す。献血したほうがいいんじゃないかっていうくらい血を流す。ほかに持ち物はないからねえ。明日死んで悔いが残らないようにする。

「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」は、黒澤世莉史上一番すっごい演劇になるんだよ。そのために血を流せ地を流せ、黒澤世莉。

あちこちで「半端ない、やばい」と吹聴している「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」ですが、言ってもどうってことないんでしょ

ていう向きの方に朗報、無料公開通し稽古、ワークインプログレスをやります。台本をまるっと上演しますので、私が狼少年なのかどうか、観に来てね。

ていうかふつうに面白いと思います、今回は。10席限定なので、すぐ満席になっちゃうと思う。

****以下http://shukoushuko.blog48.fc2.com/blog-entry-106.htmlより転載

オノマリコです。こんにちは。
最近はよく稽古をしています。
気がつけば稽古場は動物園のようです。演出の黒澤世莉さんは飼育係のようです。
そんな稽古場ですが、よろしかったら見にこられませんか?
ワークインプログレス、開催します。

「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」W.I.P
●日時
2011年4月30日(土)19:00〜
2011年5月7日(土)19:00〜
2011年5月13日(金)19:00〜
2011年5月16日(月)19:00〜
2011年5月17日(火)19:00〜
2011年5月18日(水)19:00〜

各10名様(定員に達したら予約終了となります。)

●場所
森下スタジオ
〒135−0004 東京都江東区森下3−5−6
東京メトロ 森下駅徒歩5分

●ご予約
shukou2010@gmail.com(お名前、日時、人数をお知らせください)
入場無料です。

☆ワークインプログレス(W.I.P)とは?
ワークインプログレスとは製作途中の作品を公開する試験公演のことです。
作品の創作過程を一般に公開し、さまざまなご意見をいただいくことによって、
作り手の人間は外からの視点を取り入れたり、自らを確認したりできます。
より高い品質の作品をつくるための、成果発表会のようなものです。

★「Q体」ワークインについて
W.I.Pの楽しみ方はいろいろです。
4月30日や、5月7日の早めのW.I.Pでは、まだ作ったり、壊したり、演出が身体に慣れていなかったり、
ぶつかりあいながら進んでいる「Q体」をお見せすることになると思います。
お見苦しいところもあるかもしれませんが、この時期に創作過程を見ていただけることはありがたいです。
あとこの時期にみると、本公演では「こうなったのか!」と、変化を楽しんでいただけます。
5月16日からはもう本公演と変わらないような水準のものがお見せできると思います。
創作過程に興味がある方はもちろん、
21日からの本公演が時間の都合で見られないという方もふるってご予約ください。

オノマリコ

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